ホークアイとAIでプロ野球がつまらなくなる③

メンタル
  1. ホーム
  2. メンタル
  3. ホークアイとAIでプロ野球がつまらなくなる③

みなさん、こんにちは。

前回はホークアイとAIなどのIT技術によってプロ野球がつまらなくなることについて、予想される反論をチャットGPTが客観的に論じてくれました。

今回もその続きになります。

それでは、今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像も、2両編成なのに後ろ1両が回送になる車両です。

ビジター球場ならどうするんだ?

ホークアイの映像はあくまで自球団の本拠地(ホーム球場)でしか集められません

そして、プロ野球は半分の試合を相手の本拠地で行います。このようなビジターの球場ではデータを取れないという意見もあると思います。

しかし、ビジター球場でも一応は可能です。ただし、ホーム球場に比べると制約は多いです

まず、球場での公式な撮影にはルールがあります。試合中の自分のチーム向け公式映像や球団カメラならOKです(ここが重要)。そして一般観客がスマホやビデオカメラで撮影するのもOKです。
形式上は「あくまで個人利用」となっていて、サインやプレー傾向を分析する目的での映像収集は禁止されています。一応、発覚するとペナルティや処分の対象になる可能性があります。

しかし、これは暗黙の了解でどこの球団もやっています。1球団を違反だからと締め上げてしまうと、他球団もやっていることをバラされてしまい、大問題になりかねません。サイン盗みのことをどの球団も腫れ物に触るような扱いにしているのと同じです。1球団で出てきて集中的に叩くと他球団にも飛び火します。

また、ビジターチームでも先ほど見たように試合中の自分のチーム向け公式映像は使えますから、これを蓄積したデータやAIとリンクさせることで、試合中にも次の球種の予測ができます

毎回打てるから不自然だろ?

また、サインパターンや選手の癖が丸裸ということを言うと必ず出てくる意見が「サインパターンや癖、球種・コースがわかるなら毎回打てるから打率がものすごく上がるはず」というものです。

確かに、プロ野球選手は球種やコースがわかれば5割くらいの確率で打てるというデータがあります。
しかし、野球ゲームではないのですから、毎打席でそれをやってしまうと打率がものすごく高くなってしまい、他球団から疑われたり余計な対策を取られたりしてしまいます

そのため、ここぞの場面でしか使いません。例えばチャンスの場面や、負けられない試合の場面で使います。
優勝チームはチャンスに強い打者が多く、ここぞの試合はほとんど勝っていますが、これはこのようなカラクリがあるためです。

もちろん、サインパターンなどの伝達をしなくても打者個人の力で相手投手を打てるときもあります。序盤で打っているときはそのパターンです
逆に相手の投手が実力的に抜けている場合や苦手な投手の場合は、球種やコースがわかっても打てません

これにより、結局は打率は2割5分から3割強に落ち着くようになっています。

伝え方ですが、「チームのITスタッフがベンチの監督・コーチに言う→監督・コーチがサインで1・3塁コーチに伝える→1・3塁コーチが球種やコースをサインで伝える」で打者には十分に伝わります。もちろんこれは1球ごとに行っています。

選手が誰かバラすだろ?

あと、「そんな分析をしていたら、移籍した選手がいたらバラされてしまうだろ」という反論も出てきそうですね。

ご安心ください。選手はサインパターンや癖の分析や解析にはノータッチです。ただその結果を自チームの作戦上のサインとして指示されるだけです。先ほども述べたように1・3塁コーチからのサインが来て、それに従っているだけです。

そのため、選手に「お前の球団、サインパターンや癖を解読しているだろ?」と問い詰めても本当に知りません
もちろんそれは現役を引退しても同じです。そのような専門の部署に再就職しない限りはデータ解析の実態など知る由もありません。

もちろんこれは、選手に100%プレーに集中させたいという思惑もあります

よく考えてみてください。仮にデータ解析の実態を選手に話してしまったら、どこかでその話が外部に漏れます。そうなると他球団にも警戒されてしまいますし、マスコミに漏れたら報道を見たファンからの選手や球団に対するイメージダウンも避けられません。

なお、監督やコーチは球団との契約には企業秘密を外部に公表しないことが含まれています。診断士の仕事にもよくある守秘義務条項ですね。そのため、仮にIT技術のことを外部に漏らしたら損害賠償の可能性がありますし、他球団も含めて二度と監督やコーチとして呼ばれることはなくなります

マスコミが黙っちゃいないだろ?

「こんなIT技術を使って優勝するくらいなら、マスコミも取り上げるだろ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

まず、マスコミにとってプロ野球はスポーツでは最大の顧客(スポンサー)です。そんなプロ野球に不都合なことを報道するわけがありません。「これは報道するな」と言われたら従いますし、言われなくても忖度して報道しません

というのも、IT技術を駆使していることはプロ野球の球団(特に優勝チーム)にとってはあまり知られたくないのです。もちろんIT企業を親会社にもつ球団ならば多少はオープンにしますが、その場合でも深い内容までは報道してほしくないはずです。

また、テレビの視聴者、新聞の読者の多くはここまで深くIT技術を使っていることを知りません。いまだにサイン盗みは選手がジェスチャーで伝えていると思っているくらいですから。そんな視聴者や読者に合った報道をするなら、「IT技術を使っている」というファンが白けるような話はしないほうが得策です。あくまで「中小企業診断士としての見方」は個人で使うものであって、他人に言うものではありません。

今回は予想される反論について見ていきました。

今回もありがとうございました。