相談したのに・・・

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みなさん、こんにちは。

今回は先輩に相談をしたのに落ち込む結果になってしまうことについて見ていきます。

それでは、今回もよろしくお願いします。

どんなケース?

みなさんも先輩や上司などに対し、キャリアのことやわからないことなどでせっかく相談したのに、かえってモヤモヤすることや落ち込むことを言われたことはありませんか?

「人を頼るのはよくないですよ」とか「それって意味ないですよ」とか「そんなのもわからないのか」などですね。

せっかく相談しているのに、「それはよくない」とか「意味がない」とか「やめておけ」と突っぱねられたら、相談したほうからするとモヤモヤしますよね。「お前はわかっていない」とか「そんなことだからお前はダメなんだ」などと言われたら、相談したほうは落ち込みますよね。

また、ドヤ顔で厳しさを話す人もいますよね。「そんな甘くない。俺はそう思ってこれまでやってきた」とかですね。

さらに、「自分で考えてみてください」と逆に指示する人もいますよね。まるで会社の上司のように。

相談した側からすると、そんな回答をしてもらうために相談したのではないですよね。相談したのに落ち込むって、単なる自爆で意味ないですからね。一度そういうことをされてしまうと、「また変なことを言われるのではないか」と思って相談しにくくなります。

しかし、先輩としてはこのようなことをしてしまうことがあります。みなさんも後輩や友人に(新人診断士の方も受験生相手に)そのようなことをしてしまった覚えがあるかもしれません。

ちなみに、相談に対して「自分で考えてみてください」と指示をする方に思い出していただきたいのが、診断士には上司と部下の関係性はないということです。そのため、「自分で考えろ」は回答に使うことはないと思っていいと思います。

相手が相談してきた意図を汲む

相手の意図を読み取れなかったら2次試験やコンサルティングでもダメなように、相談をされた場合でも相談者の気持ちに寄り添った回答が求められます。

上記のような、相手がモヤモヤしたり落ち込んでしまったりする回答をしている方は、2次試験やコンサルティングで言うと相手の意向を踏まえずにただ自分が思ったことを回答しているのと同じです。これでは2次試験は合格できませんし、コンサルティングも失敗します。

相談されたときこそ、相手の思いを想像し、その思いに沿った回答をすることが求められます。相手の想いを想像した結果、落ち込ませてもいいから真剣に回答したほうがいいと思ったとき、はじめて落ち込ませてもいい回答ができるのです。

相手をやる気にさせることを優先する

今、「落ち込ませてもいいから真剣に回答したほうがいいと思ったとき」と述べましたが、僕の経験上そのケースは少ないです。
僕は受験メンタルトレーナーとしてこれまで多くの受験生の相談に応じてきました。仕事でのコンサルティングもそうですね。
また、相談と言えば僕はカウンセラーの資格も持っています。

その経験から言えることとして、相手は具体的な回答内容よりも、背中を押してくれる、やる気にさせてくれることを望んでいることが多いです。特に若い世代になるほどその傾向は強くなります。

そのため、回答内容よりも相手がやる気になることを優先するほうがいいと思います。

例えばこんな感じ

例えば後輩が「こんなキャリアプランを考えたのですが、アドバイスいただけますか?」と相談してきたとします。
その場合、後輩としては自分なりに精一杯考えてきています。そのため、これ以上高度なことを言っても未体験のことなのでピンと来ません。つまり、ここで具体的な回答内容を出しても意味がないのです。

そして、そんな状況で「穴だらけだな」とか「もっと具体的に書け」と回答されても、実感がわかないので相手はモヤモヤするだけです。相手からすると一生懸命考えてきた努力にケチをつけられた感じがして、モヤモヤします。そして、「具体的に書けとか言われても、それがわからないから聞いてるんじゃねーかよ」となってしまいます。
ましてや、せっかく精一杯考えてきたキャリアプランに対して「これじゃ甘い」とか「こんなプランじゃ意味がない」と言われたら、かえって落ち込んでしまいます。それよりも、穴があっても抽象的でもいいから、「すごいじゃないですか」と言ってあげたほうが相手のやる気につながり、今後のキャリアプランを考える効率性が高まります。

受験生相手でもそうです。試験直前なのに問題集をロクに解けないとして、「お前、このままだと落ちるぞ」なんて回答は受験生は聞きたくないです。「それがわかっているからこうやって相談しているんだろ?」と思ってしまいます。
相談をしたのに落ち込む結果になることは避けないといけません。問題集がロクに解けなくても「ここから一気にスパートをかければ大丈夫」とか「まだ間に合うからがんばろう!」と前向きな声をかけてやる気にさせることが重要です。

現実や真実より大事なことがある

「前向きな声をかけてやる気にさせることが重要」と言うと、必ず「現実をわからせたほうがいい」とか「嘘をつくのは良くない」と主張される方がいます。

そういう方は相手の気持ちを考えることや相手をやる気にさせることが苦手なことが多いです。普段の仕事でも、上司や先輩としてあまり慕われていないことが想像できます。

先ほどの受験生の例なら、その「現実、真実」をわからせてやる気を失い、受験を諦めたり問題集を解くペースが落ちたりしたら意味がありません。
それよりも、現実や真実はわからなくても、やる気になって問題集を解くペースを上げるほうが受験生にとっては意味のあることになります。

もちろん、現実や真実から目を背けていてもいけないので、やる気にさせることに加え、相手が現実的にやれる範囲のことをアドバイスするといいです。
ここでポイントなのが「相手が現実的にやれる範囲のこと」です。先ほどの「もっと具体的に」のような、実感がわかないようなことを言っても意味がありません。実感がわき、かつ取り組みやすいハードルが低いことを言うのがいいです。

相談してきた相手の思いを創造し、その思いを汲み、どんな回答をするほうが相談者にとってベストか(ベターか)を判断できる人が、後輩や仲間から親しまれる人と言えます。

相談をされたら、お礼を言うことも大切です。「相談してくれてありがとうございます」など、お礼を言うことで、さらに親しまれるようになります。また、仮に相手をモヤモヤさせたり落ち込ませたりしたとしても、お礼を言っているならまだ救いがあります。

相手からダメ出しを望む場合

もちろん、中には現実や真実をもとにダメ出しをされたほうがやる気になるという方もいます。
そういう方は相談をした際に自分から「ダメ出しをしてもいい」と言ってきます。相談をしているときにどこかのタイミングで「俺、ダメ出しとかそういうの得意なので」と言ってきます。

その場合のみ、現実や真実の観点からダメ出しをしてOKとなります。

こちらから相談者に「ダメ出しをしてもいいですか?」と聞いても意味はありません。相談者は「はい」と言うに決まっているからです。ダメ出しをして落ち込む人でも「はい」と答えてしまいます。

今回は相談されたのにモヤモヤさせたり落ち込ませたりしてしまうことについて見ていきました。

まとめますと、相談されたらまずは相談者の思いを創造し、思いを汲みます。そして、基本的には相談に対しては回答内容よりも相手がやる気になること(やる気を失わないこと)を重視してポジティブに返します。
しかし、深刻な相談で、相手が「ダメ出しをしてもいい」と言ってきた場合のみ、真剣に回答します
。

これにより、相手が望む回答ができ、先輩として慕われることにつながります。

今回もありがとうございました。