背景の事情を考慮する

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みなさん、こんにちは。

今回は「相手への敬意など」の1つである、「背景の事情を考慮する」を見ていきます。

怒られたり八つ当たりした場合、確かにイラっとします。しかし、相手にも事情があるのかもしれません。例えば仕事が立て込んでいてイライラしていたとか、他人に不快なことをされてイラついていたいうことはよくあります

これができるようになると精神的余裕や器の大きさにもつながりますので、強気の解釈・姿勢と同じくらい重要なスキルと言えます

それでは、よろしくお願いします。

背景の事情を考慮する

不快なことが起きたとき、「もしかしたら相手には何らかの事情があったのかもしれない」と思い、背景にある事情を想像することで、相手の労をねぎらいやすくなり、相手を許しやすくなります

もちろん、この想像した内容は実際の本人の事情と合っていなくてもOKですし、強引なものでも非現実的なことでも構いません。要はネガティブ思考が抑えられ、自分が納得できるものなら何でもOKです。

例えば出張帰りで疲れている新幹線の中でうるさい外国人のグループや酒盛りのおじさん軍団がいるとしましょう。

普通に捉えると「おいおい、こっちは疲れて寝たいのにうるさいなぁ」と不快に思うでしょう。

この場合、「この外国人グループは休暇を楽しむためにわざわざ日本に来てくれたんだな」とか「酒盛りをしているおじさん軍団も俺と同じく大事な仕事をしてきて気分を晴らしたいんだろう。もしかしたら大きな契約を結べて祝杯をあげたいのかもしれないし、逆に大失敗をして今日は飲まなきゃやっていられないのかもしれないな」と思うことで、相手の労をねぎらい、相手のことを許しやすくなり、多少は不快な気分が緩和します。これが「背景の事情を考慮」です。

もしかしたら、怒ってきた相手は締め切りに追われている、仕事が立て込んでいるなどで八つ当たりしている可能性があります。つい数時間前に上司に理不尽なことで怒られたのかもしれません。ひょっとすると、会社をリストラされた直後なのかもしれません

この記事が投稿される3月だと繁忙期ですからね。いろいろ仕事が立て込んでいると、メンタルが疲弊してしまい、ちょっとしたことで不快になってしまいます。実際、繁忙期はメンタルヘルスの不調が出やすい時期ですし、過酷な労働環境や生活のリズムの乱れなどが原因で、心身の不調をきたす可能性があると言われています。

こういう背景の事情を考慮し、相手を許してあげましょう。これが「器の大きさ」にもなり、精神的余裕を鍛えることにもなります

冷たい言い方をされたとしたら、相手は何か切羽詰まった状況にあるのかもしれないです

管理可能性を意識する

背景の事情を考慮することで意識していかないといけないのが、自分にとっての管理可能性を考えることです。これは全体的・中長期的視点とも関わってきます。

例えば先ほどの例。相手の仕事の締め切りが迫っていることや仕事が立て込んでいること、相手が上司に理不尽なことを言われたり、リストラされたりしたことは、こちらには管理不能ですよね。そういうものに悩んでしまうのは馬鹿馬鹿しいです。

特にメンタルが弱い方やHSPの方(いわゆる、繊細さん)に多く見られるのが、自分には管理不能なことに悩んでしまうことです。例えば翌日の上司の機嫌や野球の贔屓チームの勝敗などのことで悩んだり不安になったりします。診断士試験なら1次試験や2次試験の難易度のことで深く悩んでしまいます。

ですが、それは自意識過剰、予期不安(実際には起こらない不安)です。管理不能なことがもたらすことは自分には管理不能です。それなら、管理不能なことにこだわるのはやめましょう自分が管理不能なことは無視しましょう。そして自分ができることに焦点を合わせましょう

5つの解釈をしてみる

ここまで、「強気・ポジティブ・楽しい」の3つの解釈と、「適当力」、「背景の事情を考慮」を入れた5つのスキルを扱ってきました。解釈の基本は「強気・ポジティブ・楽しい」の3つですが、ここに適当力(ほどほど力)と背景の事情を考慮することを加えると、大抵の不快なことは片付きます

例:パワハラやモラハラを言われた場合

例えば「お前はこの仕事に向いていない」とか「お前、ウザいんだよ」など、パワハラやモラハラのようなことを言われたとしましょう

この場合、特にメンタルが弱い方やHSPの方は自分のすべてが否定されたように感じてしまいます。もちろん、言ってきた相手にも明らかに非はあります。しかし、ここで相手を責めたり相手の悪口を言ったりするのではなく、5つのスキルで解釈して乗り切ってみましょう。

  • 強気:そんなのたった1人の意見だ。なぜそれに左右されなきゃいけない?馬鹿馬鹿しいわ!
  • ポジティブ:「この仕事」以外の仕事は向いている。この人はたまたま相性が悪いだけ(加点主義や「小さな1勝」の余地を入れてもOKです)
  • 楽しい:さっさとこの仕事やこの人は切り捨てて次の楽しめる仕事や人に会いに行こう!
  • 適当力:こう言ったこの人も今頃はもう呑気にしているだろう。それならこっちも気にするのは馬鹿馬鹿しい
  • 背景の事情:もしかしたら相手自身も仕事が向いてないと思っているのかもしれない。それでそのコンプレックスを僕にぶつけているのかもしれない

今回は5つの解釈をしましたが、実際のところはこのうちの2つくらいの解釈ができるとスッキリします。

いかがでしょうか。もちろんこの解釈が「正解」である必要はありません。最初にも言いましたが、この解釈によって自分のネガティブ思考が押さえられ、納得できればどんなことを考えたってOKです

今回までのスキルがあると、大抵の嫌なことは片付きます。そして、診断士として「ポジティブ・楽しい」ができるようになります

次回は「尊重」についてみていきます。今回もありがとうございました。