トナラーの心理・特徴

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みなさん、こんにちは。

今回はトナラーの心理について見ていきます。と言っても、前々回や前回の内容の復習も兼ねています。

今回の内容を理解していただくと、トナラーについて労をねぎらいやすくなります。つまりそれだけ「相手への敬意など」が作用して、トナラーがいてもイライラしにくくなります

それでは、今回もよろしくお願いします。

トナラーの分類

トナラーの心理を見ていく前に、まずはトナラーのタイプを見ていきます。

トナラーは以下のタイプに分類されます。下のものほど悪意があり、労をねぎらいにくくなります。

・無意識トナラー(多)
自分ではまったく気づいていない。悪気はない。

・依存型トナラー(少)
誰かと一緒にいたい、安心したいという気持ちが強い。

・支配型トナラー(ごく稀)
他人のスペースに「入り込む」ことで心理的優位に立とうとするタイプ。

世間一般にイメージする「トナラー」は1つ目の無意識タイプです。実際に見かけるトナラーもこのタイプの人が多いです。依存型や支配型のトナラーもいることを考えれば、無意識タイプのトナラーがいても相対的に労をねぎらいやすくなると思います。

トナラーの主な心理

トナラーには以下のような心理があるそうです。

安心感・一体感を求める心理

他人のそばにいることで、無意識に「ここは安全な場所だ」と感じることがあります。他人の近くにいることで「孤独感の緩和」や「安心感」を得ようとする。特に一人でいるのが苦手な人に多く見られがちです。
また、自分がどこにいていいか分からないとき、人のそばを「正解」と感じる傾向があります。つまり、無意識のうちに「人がいる場所=人気・快適」と思い込んでいることがあります。

無意識の習慣・行動パターン

特に強い意図があるわけではなく、「いつも通り」、「なんとなく」で隣に来る人もいます

例えば電車で隣に来る人は、端の席が自分のいつもの席、指定席のようなものだと思っている可能性があります(電車に乗りまくっている僕の経験を踏まえても、そのような人が多いです)。

同調傾向(人と同じことを好む)

他人が選んだ場所を「良い場所、正しい選択」と捉える心理があります

これは「同調傾向」と呼ばれるもので、自分で選ぶよりも「他人が選んだ場所」に従いたい心理を言います。選挙でも「この政党が勢いがある」と話題になると、支持政党がない人はその政党に投票することが多いです。

また、「誰かがそこにいる=安全・快適」と思いやすいです。この場合、快適さよりも「人がいるかどうか」だけで場所を選ぶ傾向があります。例えばラーメン屋やカフェなどでも空いていても行列ができている店のほうを選びやすいことってありますよね?

コミュニケーション願望

前回の記事でも中高年は「寂しいから」という理由を述べたと思いますが、それです。

他人の近くにいくことで、無意識に誰かと関わるチャンスを求めていることもあります。もちろん明確な声かけなどはしませんが、擬似的にコミュニケーションを図っている気分になれるのです。

ただ、これはやられているほう(特に女性)からすると、残念ながら気持ち悪いだけです。

境界感覚の希薄さ

前回の記事でも中高年は感覚が衰えてきていることの述べたと思いますが、それのことです。

元々の性格か、加齢による衰えにより、トナラーの中には他人との「距離感」を把握するのが苦手な人もいます。こういう人は自分の行動が相手にどう影響するかを考えていないことが多いです。

トナラー行動が気になる理由(受け手側)

ここからはオマケ的なものです。

そんな心理から人の隣にすぐ来てしまうトナラーは、相手からはどう思われているのか説明します。

トナラーによる行動は、相手(受け手)からすると「なぜわざわざ隣に?」という違和感があります。これは以下のような理由によります。

プライバシーの侵害感

まずはこれですよね。適度な距離を保つことが一般的なマナーとされている文化では、距離を詰められると不快に感じやすいです。特に今回のサムネ画像のように、中高年がパーソナルスペースを侵食してくると若い女性には不快に感じられやすいです。

自分のパーソナルスペースへの侵入

特に静かな場所や空いている環境では、隣に人が来ることで心理的圧迫感を受けやすいです。

トナラーのようにパーソナルスペースの感覚が弱い(パーソナルスペースが狭い)と、「距離を取る」ことの意味を理解できません。そうなると、自分の「トナラー」としての行動が他人に不快感を与えていると気づかない場合も大いにあります。

日本では「他人と一定の距離を保つこと」が暗黙のマナーとされやすい文化があります。そうなるとトナラーの行動が目立ち、違和感を覚えやすいとも言われています。逆に、密集が普通の環境(都市部の電車など)では感覚が麻痺している場合もあります。

今回はトナラーの心理について見ていきました。

「トナラー」は必ずしも悪意があるわけではありませんが、無意識的に他人のパーソナルスペースを侵害していることが多いため、違和感やストレスを感じさせやすい存在です。逆に言えば、パーソナルスペースへの配慮や空間選びのマナーを意識するだけで、改善されることも多いです。

今回もありがとうございました。