みなさん、こんにちは。
前回まではトナラーのことについて見ていきました。トナラーは基本的には中高年に多いのですが、若者に全くいないわけではありません。
今回は若者版のトナラーを見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします・
若者版トナラー
「若者版」とついていますが、トナラーということで、電車やトイレで周囲が空いているのに自分の隣に来る、他の列が空いているのになぜか自分のすぐ後ろに並ぶようなことをします。
若者版トナラーは大抵の場合(9割くらい)男性です。女性はなかなかいません。
そしてイヤホンで音楽を聞いている、スマホゲームをしているなど、自分の世界にどっぷりハマっています。これが最大の特徴です。
そのため、周囲の様子が見えません。「見えない」というより、「見ようとしない」という言い方のほうが正しいかもしれません。
自分だけの世界にどっぷりハマっていて、パーソナルスペースの概念が消えています。そのため、トナラーとして周囲の人のパーソナルスペースを侵食して不快にさせやすいのです。
あと、これは偏見かもしれませんが、チャラい人が該当しやすい印象です。チャラ男は周囲に気を遣えない、TPOをわきまえないイメージがあると思いますが、まさにそのイメージ通りです。

女性も電車の中で化粧をするなど周囲に気を遣えない、TPOをわきまえない人がいますが、トナラーにはなりません。むしろ空いている席を選びます。
周囲が見えない
最大の特徴である「自分の世界にどっぷりハマっている」ことから周囲が見えないため、例えば電車の中なら端の席のすぐ隣に来ることがありますし、他に席が空いたのにそこに移動することもなく、「ガラガラなのになぜか自分の隣だけずっと人がいる」ということもよく起きます。
また、こういう方は自分だけの世界にどっぷりハマっているため、トナラーになりやすいだけでなく、空気を読めない行動もしやすいです。
例えばコンビニなど通路が狭い店舗でずっと棚の商品を見ていて、他の人が通路を通りたそうなのに見えずに通路を塞いでいる人っていますよね。
若者版トナラーの心理・特徴
以前の記事でトナラーの心理や特徴を見ていきましたが、若者版だからこその心理や特徴もあります。
内向的・自己没入
自分だけの世界にどっぷりハマっている人は、言い方を変えると自分の内面に集中しやすいと言えます。イヤホンで音楽を聴く、スマホでゲームや読書をする、SNSやチャットに夢中になるなどして、特定のコンテンツに深く入り込む傾向があります。
そして、まるで周囲の刺激(人混みや雑音)をシャットアウトしたかのように自分の世界に入っていきます。
若者版トナラーは、ノイズキャンセリングのイヤホンやヘッドホンを好む傾向にありますね
ADHDやASD(自閉スペクトラム症)などの特性を持っている可能性もあります。
こういう人は「場の空気を読む、周囲に合わせる」といった暗黙の了解が難しい場合があります。
自宅と公共空間の境界がうまく認識できない
家での行動(リラックス、気を使わない)をそのまま持ち込んでいることも特徴です。電車の中なのにまるで自分の家のように過ごしている人ってたまにいますよね。公共と私的の区別が曖昧になっていて、プライベート空間の延長として電車を捉えています。
イヤホンをつけずにスマホの音声を流している人とか、全く悪びれることなく通話している人です。他にも飲食、大声での通話など、他人がいる公共の場であっても「周囲が見えていない、自分中心の感覚」に陥る人がいます。
こういう人は「ここが俺の指定席だ」と思う傾向があることから、トナラーになってしまうことがあります。

社会的な関わりを避けたい
これも若者にはよくある傾向ですね。他人と接したくない、他人のことを考えなくない、他人に干渉されたくないという理由で、意識的に他人をシャットアウトして自分の世界に入り込んでいるのです。
自分の内的な世界のほうが外の現実よりも魅力的に感じており、外部をシャットアウトしているため、周囲が見えずに「あ、ここ空いてる」と思って隣に人がいるのに来てしまうのです。
中高年は身近な人が離れたことで寂しくてトナラーになることが特徴でしたが、若者の場合はむしろ離れたいことありきという違いがあります。

注意の欠如
先ほど見た「周囲の様子が見えない」というものです。外の状況に注意を払うのが苦手で、今やっていることに集中しすぎてまうのです。
だから周囲の様子に気づけないことが多く、他人に不快感を与え、トラブルにつながることもあります。
トナラーではなくても、例えばリュックや荷物が他の乗客に当たっているのに気づかない、スーツケースで通路を塞いで周囲の人が迷惑がっていることに気づかないなど、電車の中でよく目にしますよね。
スマホの依存・習慣化
若者と言えばこれでしょう。物心がついたときからインターネットがあるような世代です。もはやスマホの画面を見て操作することがルーティン化しています。
SNSや動画視聴に夢中で、外部の環境から意識が離れてしまいます。歩きスマホでぶつかるなどのトラブルからもわかるとおり、スマホに没頭していたら周囲が見えなくなるのは当然ですよね。
その結果、周りが空いているのになぜか隣に座る、動画の音声がスマホから出ていても気にしないなど、相手の気持ちを無視した行動をしてしまうのです。

今回は自分の世界に没頭しすぎて周囲が見えていない若者版トナラーを見ていきました。
結局ここでも「周囲に気を遣う、TPOをわきまえる」ことが重要ということです。
今回もありがとうございました。