みなさん、こんにちは。
意味不明なタイトルかと思いますが、今回は「人は見た目で判断しがち」ということについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
どんなケース?
電車の中でイヤホンで全開に音楽を流していた人がいました。
いわゆる「パンクなミュージック」を聞いていて、音漏れが酷かったため、周囲の人も迷惑そうでした。
音漏れと言えば、暴走族や音楽を全開で流している車のドライバーもいますよね。

みなさんもこういう人を見かけたことがあると思います。
さて、みなさんはこういう人を見かけたとき、どう思いますか?
もちろん「え?お前が?」と意外に思うこともあるかもしれませんが、大抵の場合は「やっぱりね」とか「そりゃお前ならやりそうだな」と思うのではないでしょうか?
それは、以下のような心理が働いているからです。
ハロー効果(ホーン効果)
まずはハロー効果が働いているからです。ハロー効果によってステレオタイプ的に当てはめているのです。
ハロー効果は、人の外見や特定の目立つ特徴によって、その人の他の側面や能力に対する評価が歪められる現象を指します。見た目が良いと、性格や能力も良いと判断されがちですが、これはハロー効果によるものです。
なお、正確に言うとハロー効果はポジティブなもののみが対象になり、ネガティブなものは対象ではありません。ハロー効果のネガティブ版は「ホーン効果」と言います。
ホーン効果はハロー効果とは逆に、目立つ特徴がネガティブな場合に、他の特徴もネガティブに評価されてしまう現象を言います。
見た目がイカつい人は喧嘩っ早い、見た目がチャラい人は迷惑行為ばかりしそう。このようなイメージがありますよね。ホーン効果によって1つのネガティブな特徴からネガティブなイメージが先行してしまうのです。
ネガティビティバイアス(ポジティブなことよりもネガティブなことのほうが先行すること)も作用しています
メラビアンの法則
初対面の相手への印象は、見た目が55%、話し方が38%、言葉の内容が7%で決まる法則です。見た目が人の印象を大きく左右することを示唆しています。
ちなみに、ルッキズム(外見至上主義)の面もあります。外見がその人の価値を測る上で最も重要だという考え方で、外見で人を差別したり、不当に扱うことはルッキズムによるものです。
アンコンシャスバイアス
アンコンシャスバイアスとは、無意識の偏見や思い込みのことです。誰もが持っているもので、過去の経験や知識、価値観に基づいて、人を判断してしまう傾向のことです。例えば、「女性は感情的だ」、「高齢者はITが苦手だ」、「外国人は日本語が話せない」といった思い込みが挙げられます。
無意識の偏見も、見た目で人を判断する原因の一つです。例えば、外見の良い人に好意的な評価をしやすくなるなど、日常生活の判断や行動に影響を及ぼす可能性があります。
これらの心理の結果
今回の電車の中にいたイヤホンで全開に音楽を流していた人もチャラそうな人でした。
これらの心理の結果、ネガティブな特徴がフックのようになって、「やっぱりね」とか「そりゃお前ならやりそうだな」と思い、ステレオタイプ的に「この人はダメだ」などと当てはめてしまうのです。

時に問題になるときも
ホーン効果やメラビアンの法則、アンコンシャスバイアスによるネガティブな当てはめは、時として問題になることもあります。
例えば車椅子の人や視覚障害の人が駅員に介助をしてもらっているシーンを見たことがあると思います。
大抵の人は介助をしてもらったら駅員にきちんとお礼を言っています。しかし、中には「特別扱いしろ」とわがままを言ったり傲慢な態度を取ったり人もいます。これは健常者でもやってしまう人はいます。
ここで、こういうわがままで傲慢な人を見かけてしまうと、「やはり車椅子の人や視覚障害の人はわがままで傲慢だ」と思いやすくなってしまうのです。特徴的なこと(車椅子、視覚障害)がフックとなってしまうためです。
では、「車椅子の人や視覚障害の人=わがままで傲慢」なんて決めつけてしまっていいのでしょうか?
確かに、車椅子の人や視覚障害の人にも先ほどの例のようにわがままで傲慢な人はいるでしょう。しかし、それを車椅子の人や視覚障害の人の全員に当てはめてしまうと、そういう人達への差別のようになってしまい、問題があります。
こういう差別的な内容をSNSに投稿したり飲み会の場で言ったりすると、周りの人は「この人はない」と判断して徐々に離れていきます。つまり人脈・ネットワークや仕事をどんどん失うことになります。
また、外国人(インバウンド客)についても言えますよね。
外国人が1回事件を起こしただけで「ほら、外国人は事件を起こすんだ!」という間違ったレッテル貼りにつながってしまうのです。
事件を起こすのは日本人もあります。それなのに外国人だけそのようなレッテル貼りをしてしまうのは、「外国人」という特徴的なことがフックになっているからです。

今回は人をネガティブな特徴だけで決めつけてしまうことについて見ていきました。
「ホーン効果」と「アンコンシャスバイアス」については、今回が初登場だったので、僕も頭に入れておきたいと思います。
今回もありがとうございました。