みなさん、こんにちは。
前回も述べましたように、プロ野球とマスコミは利害関係があります。悪い言い方をすれば癒着関係にあります。
今回は「癒着関係」という悪い言い方から見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
今回のサムネ画像は、広島のマスコミが散々広告的な報道を結果、多くの地元民や観光客が写真撮影をしている広島駅の新しい路面電車電停です。
苦しくなってきたら・・
マスコミは、ファンが真実を知らないほうが都合が良いと思っています。これは政治や経済の報道でもそうですし、マスコミお得意の弱者保護でも同様です(某24時間テ●ビをイメージしていただければわかるかと思います)。
以前も述べたことがありますが、プロ野球の各球団はIT技術を使ってサインパターンや選手の癖を分析する必要があることや、優勝球団がそれによって優勝していることを知っています。しかし、それをファンには知らせていません。もちろん表面的なことは知らせていても、深い内容は企業秘密にしています。
そして、プロ野球をスポーツ最大の顧客(スポンサー)と捉えているマスコミも、そんな各球団に忖度するため、最先端のIT技術を駆使してサインパターンや癖を丸裸にしていることなど、言うわけがありません。
また、常にBクラス(4〜6位)で低迷している球団の場合、監督やコーチ、選手にはやる気はあっても球団本部(オーナー側)にやる気がありません。球団本部からすると、弱ければ年俸を上げる必要はありません。その上で観客が減らなければ、収益はあって費用を下げられるということで、とてもおいしい状況です。だからお金をかけて良い選手を獲得することや設備投資をする気がありません。いわゆる「暗黒時代」と呼ばれている期間にいるチームはどこもそうです。
もちろんこれもマスコミはわかっています。球団本部にやる気がないことなど報道するわけがありません。弱いからと言って球団批判をすることもありません。
マスコミは税金や社会保障のことについて財務省を叩くことはしませんよね。プロ野球についてもそれと同じで、球団に都合の悪いことは伝えませんし、弱かったら叩くこともしません。
負けても無理やりポジティブなことを切り取って報道するのも、ファンが離れてしまうのを防ぎたい球団に忖度しているからです
ドラゴン桜のあの名台詞
上記のことについて、ドラゴン桜の桜木先生(主人公)のこんなセリフをご紹介します。この「社会」や「ルール」はプロ野球とマスコミが作り出しているファンの世界にあるものと思ってください。
社会にはルールがある。その上で生きていかなきゃならない。そのルールってやつは全て頭の良い奴が創ってる。つまりそのルールは全て頭の良い奴に都合のいいように創られているってこと。逆に都合の悪い所はわからないように上手く隠してある。
だが、ルールに従う者の中でも賢い奴はそのルールを上手く利用する。例えば、税金、年金、保険、医療制度に給与システム。頭の良い奴がわざと分かりにくくしてろくに調べもしない頭の悪い奴らから多く搾取する仕組みにしている。
つまり頭を使わず、面倒臭がってばかりいる奴らは一生騙されて高い金払わされ続ける。賢い奴は、騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負け続ける。これが、今の世の中の仕組みだ。
だからだまされたくなかったら…損して負けたくなかったら…お前ら勉強しろ!
ルールを作っているやつらはな、この状況がおいしいからこういう仕組みにしてるんだ。自分は関係ねえからって言ってたら、一生騙されて高い金払わされ続けるぞ。
なぜ社会はこうなってんのか、誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか。本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ!
プロ野球の各球団はもちろん、マスコミもファンには真実(IT技術のこと)を知ってほしくないのです。真実を知られるとファンが離れる、視聴率や売上の減少につながるなど都合が悪いから、上手く隠しているのです。
特に優勝球団や上位の球団からすると、自分たちはIT技術を駆使して楽に勝っているけど、ファンはいつまでも入場料を払ってグッズまで買ってくれて球場に来てくれる。そんな球団の御用マスコミも新聞の売上や有料チャンネルの収益につながる。何も考えていないファンから簡単に搾取できるこの状況がおいしいのです。
確かに、ファンからすると「俺たちの球団」という思いもあるかもしれません。しかし、プロ野球の球団経営はビジネスです。高校野球や大学野球とは異なります。いくら常連だろうが、いくら忠誠心を見せようが、球団は「お金を運んできてくれる人」としか思っていません。逆に、どれだけ球団のことに詳しくても入場料やグッズ収入につながらない人なら価値はないと思っています。残念ですが、それがビジネスの現状です。
だからこそ、プロ野球のことを気にしてこのまま搾取され続けますか?
四国プロ野球意識改革合宿の成果で提示している「中小企業診断士としての見方」では、このような見方もできるようにしていきます。
プロ野球の各球団とマスコミがこの仕組みを作っています。そのことを意識していけば、経営面の見方もできてくると思います。また、「プロ野球の経過や結果が気になる」という思いが薄れていくと思います。
次回からは具体的にこの「中小企業診断士としての見方」について見ていきます。
今回もありがとうございました。