みなさん、こんにちは。
2次試験について、今年からは合格発表のタイミングで全員の点数がわかるようになったんですね。
そこで、今回はそんな2次試験の点数についての記事にしました。
それでは、今回もよろしくお願いします。
まずは結論
僕の記事では珍しく、結論から述べます。
2次試験の点数の高低は、診断士のキャリアには全く関係ありません。受験関連の仕事を除き、高得点をひけらかしていると謙虚さがないと判断され、むしろ診断士のキャリアに悪影響を及ぼします。
この「点数が高い」というのは、4事例トータルも各事例も該当します。トータルで280点超えとか、事例Ⅳで90点超えなどが該当します。
え?なんで?
高得点ならアピールしたほうが優秀だって思ってもらえるんじゃないですか?
こう思う方もいらっしゃると思います。
確かに、まとめシートの作者の野網さんや、300点超で「まなび生産性向上」を立ち上げたエミリーさんなど、実力や点数が飛び抜けている人ならば、受験関連の仕事では有利になります。
受験教材の執筆や受験指導、受験関連の動画出演、一発合格道場やタキプロでのセミナー登壇の仕事をもらいやすくなります。
しかし、それ以外の診断士としての仕事(コンサル、執筆、講師業など)には2次試験の点数の高低は全く関係ありません。
もちろん試験合格組と養成課程卒業組で有利不利もありません。

僕も今まで2年ほど診断士として活動させていただいていますが、2次試験の点数で有利不利の扱いの差がある場面は出くわしたことがありません。
2次試験で高得点だったから協会の偉い人に気に入られるということもありませんし、2次試験が240点ギリギリだからと言って研究会に入れないということもありません。
そもそも、2次試験の点数を先輩や他の診断士から聞かれることはまずありません。
むしろ「オレは280点だぜ」とか「事例Ⅳで90点超でした」などと言いふらしている人がいると(実際に1年目にいました)、先輩を含め周りの診断士は引いていきます。
同様の趣旨で言うなら、ストレートでの一発合格でも、10年かかっての超多年度合格でも、合格してしまえば有利不利はありません。
また、先ほども述べたように2次試験合格組でも養成課程卒業組でも、診断士になってしまってからは有利不利はありません。
高得点で自慢できるのは最初数ヶ月だけ
もしかしたら、令和7年度の合格者で点数が高くて嬉しく思っている方もいらっしゃると思います。
点数が高くてSNSなどに投稿してしまった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そのような高得点のことを自慢できるのは最初の数ヶ月だけです。しかも受験生相手のみです。
今ならまだ点数が返ってきた直後なのでまだいいです。しかし、その自慢を10月くらいにもしていると、周りの診断士は「そろそろ受験の話はいいから」とか「診断士としての活動の話はないの?」と思ってしまい、徐々に引いていきます。
点数の高低はタテの意識の典型的なものですから、ギリギリで合格した方や養成課程卒業組の方のコンプレックスを刺激して敵認定されてしまうリスクもあります。敵認定されたらアンチになりますから、悪い評判が広がる、紹介されないなど、仕事獲得や人脈・ネットワーク形成において悪影響が出てしまう恐れがあります。
一応、一発合格道場やタキプロだと、4事例トータルもしくは特定の事例で高得点だとセミナーでの登壇や相談会で引っ張りだこになることはあります。そのため、受験生相手になら高得点であることをアピールしてもいいです。
それでも最初1年間のみですから、2年目以降では高得点であることは全く役に立ちません。
診断士どうしの仕事でも、中小企業の社長を相手にするコンサルティングの仕事でも、様々な参加者がいる講師の仕事でも、2次試験が高得点だったからと言って相手が驚くことはありません。
「へぇー、すごいですね」くらいは言ってくれるかもしれませんが、あくまで社交辞令であって本気で言っているわけではありません。
それなのに、例えば診断士に合格してある程度経過しているのに「私は事例Ⅳで90点超えでした」といつまでも言っている人がいたら、正直みっともないだけです。「他に言えることはないの?」となってしまいますよね。
しかもこのような高得点をひけらかすことは自慢話になりますから、謙虚さもない証拠になります。そのため、活躍する診断士の三大態度を満たさないことになりますし、相手への敬意などもないことになります。
低得点、多年度、養成課程卒の人こそ積極性を見せる
2次試験が240点ギリギリだった方や、多年度合格の方、養成課程卒の方は、「オレなんかが診断士として積極的に動いていいのか」と思いやすいです。
しかし、そんな遠慮などする必要は全くありませんし、むしろそれで遠慮しているほうがもったいないです。
先ほどから何度も述べているとおり、診断士になってしまえば点数や合格までの期間、2次試験合格組か養成課程卒業組かは関係ありません。みんな同じ舞台に立っていて、同じスタートラインに立っています。
僕は2次試験が243点でギリギリでしたし、9年かかった超多年度合格ですが、そんなの関係なしに積極的に活動しています。むしろギリギリの点数だったことや9年もかかったことを活かして受験生の指導や執筆案件の仕事をいただいています。
受験生の指導や執筆案件の仕事は、ストレート合格の人や超高得点の人ほど獲得しやすいイメージがありますが、多年度合格の人も獲得しやすいです。経験が豊富だとノウハウがたくさんありますし、数多くの失敗談を語れますし、受験生の気持ちにも寄り添いやすいからです。
これは裏技的なやり方ですが、低得点、多年度、養成課程卒の人はむしろそれを自虐ネタのようにアピールすると、他の人は「この人はオレより下だ」と思い、安心しやすくなります。これは、日本人はタテの意識が強いことを逆手に取ったやり方です。
ただし、やりすぎるとネガティブ思考の人と思われやすくなるので注意が必要です。
今回は2次試験の点数は関係ないことについて述べていきました。
高得点自慢はむしろ悪影響。そして低得点や多年度合格、養成課程卒ならばむしろ積極的にいって大丈夫、とのことでした。
今回もありがとうございました。