みなさん、こんにちは。
今回はメンタルヘルスマネジメントの内容でもあります。
メンタルヘルスマネジメント検定でも出てきた内容ですが、メンタルを崩してしまう人がいます。今後はメンタルに関する相談や休職・退職をする人がどんどん増えていくでしょう。
今回はそんなメンタルを崩してしまった人に対して言ってはいけないことについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
僕自身がメンタルを崩して退職した張本人
僕は昔、短期間でしたが、とある職場に勤めていました。
そこでは学歴コンプレックスを刺激されたことで僕のことを気に入らないと思っていた先輩がいて、その先輩から毎日のようにパワハラを受けていました。
僕がミスをすると嬉しそうに僕のことを否定し、服にシワが1つあっただけで「そんなしわくちゃな服で来やがって。これだからお坊ちゃんは困るんだよ。ちゃんとアイロンかけろよ」と罵倒していました。本人だけでなく他の従業員も使って僕をいじめていました。最終的には「お前のような奴を育てた親はロクな奴じゃないんだろ」と、僕の家族の悪口まで言うような状況でした。
その当時はまだパワハラが世の中で認知されかけているくらいでした。パワハラの要件も一応は出ていましたが、法整備はほとんどされていませんでした。そのためパワハラはまだ世間的には認知されておらず、「わがままな奴が被害妄想でイチャモンをつけてきている」と一蹴されてしまうような状況でした。今のように誰でもパワハラのことを意識することはありませんでしたし、会社も行政機関もパワハラのことは整備されていませんでした。
そんな状況だったので、僕はメンタルを崩して退職することになりました。うつ病まではいきませんでしたが、抑うつ状態と診断されました。
退職のときに、僕のことをいじめていた先輩が言ったことはいまだに忘れていません。
「君さ、何か謝らないといけないことがあるんじゃないの?これだけ迷惑かけておいて俺たちに謝罪もないの?」
「俺たちに対するお礼や感謝の言葉はないの?礼儀がなっていない奴だな」
「そんなことでメンタルを崩すなんて、どれだけヤワなんだよ」
「そんなんじゃ次の職場でもすぐにメンタルを壊すよ」
まだありましたが、こんなことを言われていました。
これってメンタルを崩した人に対して言うセリフではないですよね。
今回の記事の内容である「メンタルを崩した人に言ってはいけないこと」はこういうことです。相手の気持ちを考えない発言、相手にさらにダメージを与える発言、「これが普通」のような価値観の押し付けはNGです。「そんなことでメンタルを崩す奴の気が知れない」のような言い方もダメです。
僕がメンタルヘルスマネジメント検定やハラスメントアドバイザーを取得する理由として、僕自身がパワハラの被害者であることを以前も述べたと思います。
それが上記のような内容でした。
今なら100%アウト
当たり前ですが、今このようなことをしたら労働基準監督署から指導が入ります。医師やメンタルヘルスを受け持つ行政の機関からの指導も入ります。
パワハラは「パワハラ防止指針」と「労働施策総合推進法」で扱われていて、職場におけるパワハラ防止のための必要な措置を取ることが事業主の義務になっています。
また、民法の不法行為、債務不履行、使用者責任、安全配慮義務違反による損害賠償の可能性も出てきます。
こうなると社長としても対策を練らないといけなくなるため、会社としてストレスチェックの導入やメンタルヘルスの研修実施はもちろん、そのいじめていた先輩は左遷されるか、コンプライアンス違反で退職勧告をされるでしょう。
このあたりの「経営者が行う内容」はメンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種の内容になっています。また、ハラスメントアドバイザーではこのパワハラを手厚く扱います
そんな人はやがて成敗される
このパワハラをしていた先輩がどうなったか、気になりませんか?
以前、その勤務先の前を車で通ったら、別の会社に変わっていました。調べてみたら、2023年に倒産したみたいです。
僕も中小企業診断士なので「いい気味だ」とは思いませんが、ハラスメント体質が蔓延している会社はこのように倒産のリスクが高くなるいい事例だと思います。
もちろん、倒産する前にその先輩が退職している可能性はありますが、それでもロクなことにはならないでしょう。なぜなら常にコンプライアンス違反と隣り合わせだからです。言ってみれば、いつ爆発するかわからない爆弾を背負っているようなものです。
つまり、このようなパワハラをし、メンタルを崩した人に追い打ちをかけるような言い方をする人は、どこでもパワハラをしています。これは本人に染みついた価値観なので、直そうと思ってもなかなか直りません。いつパワハラをしてもおかしくありません。
そんな人なので、いつの間にかパワハラをして、周囲に多くの敵を作っています。だから人脈・ネットワークもできず、活躍の幅はかなり狭いものになります。生きていくだけで精一杯でしょう。
やはり、特定のドンのような人の機嫌や言動に怯えながら過ごさないといけない組織は廃れていく一方です。これは診断士のコミュニティでも同じです。「ポジティブ・楽しい・謙虚」が確保できない組織は、大きな会社だろうが小さな研究会だろうが廃れていきます。
今回はメンタルを崩した人に言ってはいけないことについて見ていきました。
僕がパワハラの被害者だったことのカミングアウトもいたしました。
今回もありがとうございました。