みなさん、こんにちは。
診断士は基本的にはチームで仕事をします。もちろん、個人でコンサルティングや講師業、執筆業などを行うこともありますが、他の診断士が何かしらで関わっていることは多いです。
そうなると、先輩後輩の間柄はありますし、チーム作業なら「リーダー」と「その他メンバー」ができますよね。
そこで、今回はこのようなチームでの診断士の仕事について、リーダーや先輩の立場の人が気をつけることについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
タメ口はダメ
診断士の仕事をチームでやるとき、リーダーや先輩がチームの他のメンバーや後輩にタメ口で接することがあります。
または、初対面のときは敬語だったけど、後輩だとわかったら次に会ったときからはタメ口がちょくちょく出てくるようなこともあります。
こういうリーダーや先輩を見たことがあるのではないでしょうか?

僕も何回かありました。
とある仕事で、リーダーになっている先輩から、作業のことで「この部分、ダメだから」とか「君は何でそう思ったの?」と言われたことがありました。
また、別の仕事では「それは君がすることじゃない。余計なことしなくていいから!」とか「それじゃ困るよ」などと言ってきた先輩もいました。
どちらの先輩も、初対面のときは敬語でした。しかし、2回目や3回目に会ったときにはタメ口がちょくちょく出てきて、ダメ出しやトラブルの際にこのようなセリフが出てきました。

これって非常に危ないですよね。
例えば、「君は何でそう思ったの?」や「それは君がすることじゃない。余計なことしなくていいから!」というセリフ。
「●●君は」ならいいですが、「君は」と言うのは上から目線です。
普段の会社での部下や後輩になら使ってもいいかもしれませんが、会社の外で他の診断士と接する際には使わないほうがいいと思います。たとえそれがチームのメンバーや後輩に対してもです。
おそらく、このリーダーの方や先輩は、普段の会社では部下や後輩にタメ口で接してもいい立場なのだと思います。そのため、自分が上の立場ならタメ口で接してもいいと思ってしまっているのでしょう。
しかし、他の診断士は会社の人ではありません。そういう人と一緒に仕事をする場合、そこには上司と部下の関係はありません。診断士としての先輩と後輩の関係、チームとしてのリーダーとメンバーの関係はあっても、それは上下関係ではありません。
たとえチームのリーダーでも、先輩だとしても、他のメンバーや後輩にタメ口で圧迫的な言い方をしていいことにはなりません。
謙虚さがなくなりかけているサイン
チームの他のメンバーや後輩にタメ口で話してしまう方は、謙虚さがなくなりかけているサインです。
すでに謙虚さがなくなっているかもしれません。
今の内容を聞いて、「リーダーや先輩だから上からの言い方になってもおかしくないだろ?」と思われたとしたら、謙虚さや相手への敬意などの面で相当危ないです。
なぜなら、他の診断士は会社の人ではないからです。
しかし、残念ながらこう思っている方はそれがわかっていない。
結果的にどうなるかと言うと、その先に待っているのはパワハラやモラハラです。
士業事務所も同じ理屈
よく「士業事務所は離職率が高い、ブラックだ」と言われますが、これは扱う内容が専門的であることではなく、士業の所長が謙虚さを失った王様になってしまい、パワハラやモラハラを日常的に行っているからです。
そんなの気にしないのでは?
もしかすると、タメ口で話しているリーダーや先輩の中には、「チームのメンバーや後輩は気にしていないのでは?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、そのリーダーや先輩が会社の人なら気にしないと思います。
しかし、社外の診断士どうしの関係性なら、たとえ相手がチームのリーダーや先輩だったとしても、メンバーや後輩はタメ口に違和感を抱きます。
チームのメンバーや後輩も、社会人です。社会人からすると、会社外の人からのタメ口での態度は何か引っ掛かりますし、ハッキリと不快だと思う方もいるでしょう。
そこまでいかなくても、圧迫感を抱いて苦手意識をもってしまう方は多いです。
診断士は社内の人ではありません。「この言い方だと怒られるかも、変に指摘されるかも」など、まるで社内の上司に連絡するときのような圧迫感をメンバーや後輩に与えていたらダメなのです。
自然と嫌われる道を歩んでいる
タメ口のリーダーや先輩に限って、ほめることはほぼありません。お世辞でも、社交辞令でも、嘘でもいいのでほめることがあってもいいと思うですが、こういう人に限ってほめることはほぼありません。感謝すらありませんし、労をねぎらうこともありません。
もちろん、先ほど挙げたブラック士業事務所の所長もそういうことは一切ありません。
ほめない、タメ口で圧迫感を抱くとしたら、安心感や心理的安全性の確保に黄信号が灯ります。そうなると、メンバーや後輩から嫌われ、そのリーダーや先輩とは二度と一緒に仕事をしたくない、もう連絡をしたくないと思われてしまうのは当然です。
嫌われるのは、安心安全な場の提供をしないから&ほめないからです
タメ口以外にも、批評、ダメ出し、上から目線の物言い、頼まれてもいないのにアドバイス。これらは嫌われる典型です。
いくらリーダーや先輩だろうと、こういう「いらん事」を言ってマウントを取りながら相手を嫌な気分にさせることは、謙虚さとは真逆のやり方です。
上から目線、プライドの高さが出てしまいやすい性格の方もいます。そういう方はタメ口で話すととその雰囲気がさらに大きく出てしまいます。
謙虚な診断士は常に敬語
このへん、謙虚な診断士はたとえどんなに立場が上でも後輩に対してタメ口など使いません。
実際、僕が所属している大阪府診断士協会の理事や委員をやっている先輩には、1年目の診断士にも敬語で接している方もいます。
診断士界隈の有名人で言うなら、「まとめシート」でお馴染みの野網さんや、「黄金手順」でお馴染みの寺嶋さんも、1年目の新人診断士にも敬語で話しますし、トラブルがあったときにも丁寧に話をしてくれますし、作業が終わったらきちんと「ありがとうございます」と言ってくれます。
このように、企業内診断士でも、独立して事務所を抱えている人でも、謙虚な診断士は企業や事務所の中での接し方と、外にいる他の診断士との接し方は分けています。
それを同じようにしていると、外にいる他の診断士にも平気でタメ口や上から目線でのダメ出しばかりしてしまうのです。
確かに、安心感や心理的安全性が確保され、信頼関係がある先輩ならば後輩にタメ口でも許されるかもしれません。しかし、その場合でも謙虚な診断士は後輩には敬語で接します。
今回は、リーダーや先輩ならタメ口でもいいのかについて見ていきました。
三大態度の中で最も差がつくのが謙虚さでもあるので、僕はこれを機に謙虚さを再び意識していこうと思います。
今回もありがとうございました。