我が物顔の親が多くなった理由

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みなさん、こんにちは。

今回は前回の内容と被っているかもしれませんが、我が物顔の親に関して見ていきます。

おじさん、おばさんによくあるセリフ、「今どきの子は」とか「最近の若者は」というもの。今回はこれを心理学的に分析してみます。
前回まで紹介してきた、子供を全くあやさない「バカ親、我が物顔の親」が増えた理由を分析してみます。
それでは、今回もよろしくお願いします。

クレーマーまでいかなくても

今回僕が出くわしたバカ親はクレーマーやカスハラ気質の人でしたが、そこまでいかないにしても、子供が泣いているのにあやさない、デッキにも連れていかない親って増えたと思いませんか?
まるで「泣いてますけど、何か?」と言わんばかり。周りに「私も頑張って努力しています」と感じ取らせるようなこともしない

他にも「ベビーカーなんだから気を遣えよ」とか「子連れなんだから席を譲れよ」と言わんばかりの、我が物顔の親が増えました
「ベビーカー様のお通りだ!」とか「エレベーターはベビーカーの人を優先しろ」とか、自分勝手な態度の親も増えました

そして、注意されたら逆ギレ、挙げ句の果てには「こういう心無い人がいるから子育てしにくい世の中になっている、子供を持とうとする人が少なくなっているんだ」と開き直り。自分の子育て力の無能さを他人や世の中のせいにしています

こういう親がいると困るのが、真っ当に周囲に気を遣って子育てをしている人です。子供が泣いたらすぐにデッキや外に連れて行くし、ベビーカーを動かすときも周りに気を遣う。そんな人が「どうせこいつは配慮してほしいって思っているんだろ?」とか「これだから今どきの親は」などと白い目で見られてしまいます。

経済学でやったモラルハザードです。悪用する人がいるから、真っ当に利用している人にまで悪影響が出ます。

我が物顔の親が増えた理由

僕が出くわしたこの親ほどではないにしても、我が物顔の親は確実に増えています。ここからはその理由を心理学的に分析してみます。

「子育ては大変だから周囲が配慮すべき」という価値観の拡大

少子化対策の一環として、ここ10〜20年で社会全体に「子育ては社会で支えるもの」とか「子連れに優しく」というメッセージが強くなりました

これは本来は良い方向ですが、一部で「大変なんだから周囲が配慮して当然」とか「こっちが気を遣う必要はないという権利意識(特権意識)として解釈されることがあります。これもモラルハザードです。

その結果、勘違いしている親は「泣いても仕方ない、周囲が我慢すべき」という態度になりやすいです。

配慮しない人は人でなし?

例えば前回も消化した京都市が導入している「泣いてもかましまへん」のポスターやステッカー。あれが広まったために、子供が泣いているときに不快な表情をしたり注意したりする人は「人でなし」のような扱いを受けてしまいます

まるで「子供が嫌い」とか「子供の声が嫌だ」という意見をもつことは社会的に許さないと言っているようにも感じます
京都市という行政が個人の価値観や思想を統制するのは、本来ならおかしいことです。

「子供は泣くものだから放置でいい」という育児観

最近の育児情報では、「泣いたらすぐ止めなくてもいい、泣くのは自然、親がストレスを感じすぎないことが大事」という考え方も広がっています

これは少子化対策として子供を持ちやすくするための思想統制のようなものです。この価値観を提供しているのはあくまで子供を持とうとしている夫婦や小さな子供がいる親であって、それ以外の人からすると全く知らない価値観です

そのため、家庭内では合理的な面もありますが、公共空間でその感覚で過ごしてしまうと、周囲の人の不快感やトラブルにつながります。家庭ルールを公共空間にも適用すれば、周囲の人の不快感やトラブルを招くのは自然です。

「面倒だからいいでしょ、許してよ」という価値観も強くなっています。これは子連れの親に限りません。例えばf車内の通話にも言えることです。すぐに切らずに堂々と電話する人が増えましたよね。

核家族化の影響

昔なら祖父母と一緒の家だったので、常に祖父母も子育てに参加していました。子育ての経験者、先輩としての意見や注意もしてくれました。

しかし、今は核家族化で年末年始などたまにしか祖父母と会わないので、祖父母も「可愛い孫」に溺愛してしまい、親の子育てについて意見や注意をしません

周囲が注意しなくなった(社会的抑制の低下)

昔は年配の人や知らないおじさん・おばさんが注意する、周囲が睨むことで、親が気まずい思いをして、きちんとしないといけないという社会的圧力がありました

しかし今は注意するとトラブルになる、「子育てに冷たい人」と言われる、SNSで晒されるなどの理由で、周囲が何も言わなくなりました。今はそんなことをしたら不審者として通報されてしまいます。

その結果、行動のコストがゼロになったので、気にしない人が目立つようになります。

親の疲労・余裕のなさ

現代の親は、共働き、ワンオペ育児、核家族、睡眠不足などでかなり余裕がない人も多いです

精神的余裕がないと自分勝手な行動が増えますし、理不尽な主張をするようにもなります

その結果「泣いたけど、もうどうでもいい、あやす気力がない」という半ば諦めモードのケースもあります。

SNSによる「被害意識の強化」

SNSでは「子連れに冷たい社会」とか「ベビーカー差別、ベビーカー様論争」の話題が頻繁に拡散します。特に年末年始になると必ず新幹線の乗車マナーの話題が出ます。
それを見続けると心理的に「子連れはいつも被害者」という認識が強まり、
結果として先に防御的態度、反発的態度になることがあります。

今回はバカ親など、我が物顔の親が多くなった理由を見ていきました。

次回はこの親のような「どうしようもない人」がなぜ出てくるかについて見ていきます。

今回もありがとうございました。