診断士としてのニュースの見方③

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みなさん、こんにちは。
今回も「メディアリテラシー」について見ていきます。

前回まで、ニュースの特徴について見ていきました。今回はそれを受けて診断士としてニュースをどのように見ていけばいいかについてお送りします。

それでは、今回もよろしくお願いします。

政治のニュースも正しく見よう!

偏向報道(印象操作)の最たる例は政治のニュースです。これについて客観的に見ていけるようにしましょう。

新聞社やテレビ局、出版社によって政治的なスタンスは異なっていて、政治的なスタンスがわかると結論や内容もわかりやすくなります。

また、政治のニュースと言えば、疑惑の段階なのに騒いでいることってよくありますよね。これも前に見たように、「あの人は悪」という結論ありきだからです。仮に設定した結論を覆す情報が出てきたものなら一切無視します(いわゆる「報道しない自由」です)。一度振り上げた拳を下ろすことはないので、結論が間違えていたとわかっていても聞こえないフリをして強引に突き進み、謝罪することはありません。間違いや負けを認めたくないから、疑惑を1つ解消してもまた強引に別の疑惑を用意します。これはいわゆる「ゴールポストを動かす」というもので、マスコミが敵視した議員に対して行うものです。

政治的なニュースは新聞社やテレビ局などの政治的なスタンスによって都合の悪いことが隠されたり話が本筋から逸れたりするので、そういうことを意識していくことが重要です

診断士になったら、情報弱者ではカッコ悪いです。少なくとも「新聞やワイドショーでこう言ってたから」と思って誘導されることは避けましょう。そして、都合の悪い情報やマスコミが定めた結論を覆す情報もきちんと検証しましょう。そういう情報はネットを探せば出ています

見出しや過剰な表現に煽られない

診断士になったら、見出しだけ見て判断するのはやめましょう。ニュースは感情面を煽ってきます。見出しによって感情が煽られていることを認識し、きちんと中身を確認してから判断しましょうミスリードされて感情的になっていたら診断士としてはカッコ悪いです

感情論に煽られるのは専門家としてはNGです

情報を鵜呑みにしない

診断士になったら、ニュースについても一方的に鵜呑みにせず、自分で根拠や都合の悪い情報なども調べるようにしましょう

先ほども述べましたが、情報弱者のように「新聞やワイドショーでこう言ってたから」と言って感情的になっていては診断士としてカッコ悪いです

陰湿な番組は見ない

番組名は述べませんが、ニュース番組やワイドショーの中には特定の政治家や政党憎しで陰湿な報道をしている番組がありますそういう陰湿な報道の番組を見ているとネガティブ思考になりやすく、楽しい心や謙虚さもなくなっていくので、見ないほうがいいかと思います

また、こういう番組は報道内容に都合の悪い事実や意見は100%無視します。また、そういうものが出てくると意固地になって余計に陰湿な報道をします。こうなると事実は全くなく憎しみを煽るだけの感情論の報道になりますので、その番組の「信者」しかついていけないような内容になってしまいます

当然ですが、このような番組は客観性がないため、ニュースとして見る価値はありません。診断士が「マスコミが言っているからこの政治家とこの政党は敵だ!」と洗脳されてしまうのは、診断士としてふさわしくありません

そもそも、「特定の政治家や政党憎し」で放送内容を決めることは政治的公平を規定している放送法に違反しているので、コンプライアンス的にもまずいです。診断士がコンプライアンス的に問題のある番組を見るのは、コンプライアンス的にまずいですよね

ストレートニュースを見る

もちろん、ニュースを見ないというのは社会人としてまずいことなので、ニュースは見る必要はあります
オススメなのがストレートニュースです。これは事実だけを淡々とコンパクトに伝える方式のニュースです。昼の15〜20分のニュースが典型的ですね

逆にワイドショーだとコメンテーターや芸能人が意見を言いますし、ネットのニュースだとコメント欄に意見がたくさん書いてあります。僕はそういうものは見ないほうがいいと考えています。ワイドショーはコメンテーターや芸能人が自分の意見を言っているように思えますが、局があらかじめその意見を聞いて内容を「局にとって都合の良いもの」に調整しています。局にとって都合の悪い意見など出すわけがありません。また、ネットのニュースのコメント欄だと変な意見や誹謗中傷などがたくさんあります

なので、ストレートニュースだけを見て、ワイドショーは見ない、ネットのニュースは見たとしてもコメント欄は非表示にする(設定を変更するとできます)ことがベターだと思います

朝のニュースは芸能やトレンドの特集がありますが、ニュース自体はストレートニュースであることが多いのでオススメです。僕はニュースの時間帯のみ見ています。

専門家は「何の専門家か」を意識する

診断士なら、専門家が出てきたときにその話した内容を無条件に信じるのではなく、「何の専門家なのか」を意識しましょう

これはご自身で考えてみたらわかるかと思います。例えばITに詳しいとして、ITに関する内容なら診断士として専門的なことを話せます。しかし、「組織のコミュニケーションについて話してください」と言われたらいかがでしょうか?企業経営理論のテキストに書かれているようなことなら話せても、それ以上の専門的なことはなかなか話せないですよね。結局は当たり前で真っ当なことしか話せないと思います。

そうです。専門家と言ってもそのテリトリー外の話をするときは当たり前のことしか言えないのです。頭の良い中学生や高校生くらいなら考えつくようなことしか言えません。それは「専門家の意見」ではありませんよね。
また、自身も「中小企業診断士」という肩書きで説得力をもたせて強引に相手を納得させようとすることは控えましょう

今回は診断士としてニュースをどのように見ていけばいいかについてお送りしていきました。

今回もありがとうございました。