みなさん、こんにちは。
今回はコミュニケーションに関する内容を見ていきます。
令和6年度合格・養成課程卒業の方もそろそろ診断士のコミュニティや仕事に慣れてきた頃ではないでしょうか?
今回はそんな慣れてきた頃だからこそ、意識していただきたいことについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
親しき仲にも礼儀あり
「親しき仲にも礼儀あり」とは、親しい間柄であっても、最低限の礼儀やマナーは守るべきであるという意味のことわざです。 親しみ過ぎて遠慮がなくなると、かえって不和の原因になるため、親しい間柄でも礼儀を重んじるべきという教訓です.
例えば、ある程度話をしたら急にダメ出しをしたり、冗談がてらいじってきたりすることがありますよね。
このいじることも、本人が気にしない程度のものならいいのですが、中には本人がコンプレックスにしていることに触れたり人格否定に受け取られるようなことを言ったりするなど、度が過ぎてしまうものもあります。それをやったら相手との関係性は崩れてしまいます。
例えば僕がちょっとイラっと来たことがありました。
撮り鉄が万博会場に行くために不正乗車をしていたというニュースがありました。
その数日後に飲み会があったのですが、そこである人から冗談交じりで

サトシさんも電車好きなら不正乗車をしているんじゃないですか?(笑)
と言われたことがあります。
もちろん僕は「そんなことしませんよ(笑)」と返しましたが、内心ではイラっとしました。その人とはもう飲み会を一緒に参加したくないとも一瞬思いました。
これこそ、まさに「親しき仲にも礼儀あり」です。活躍する診断士なら、先ほどのような冗談交じりの発言をしたくなったとしても、実際には言わないです。「これを言ったら相手は不快になるだろう」ということを想像できるからです。
実際、先ほどのイラっとした例でも、他の診断士はそのようなことは言いませんでした。「これを言うのはさすがにまずい」と思ったからでしょう。
身内ノリにも気をつける
身内ノリも気をつけたほうがいいです。
活躍する診断士は人脈やネットワークが豊富ですが、そういう人は場の空気を読んで置いてきぼりになっているメンバーがいないかを常に気にしています。
そんな中で急に身内ノリの話題が増えていくと、相手とは盛り上がるかもしれませんが、それを見ている周囲の人が話題についていけなくなり、困ってしまいます。疎外感を抱き、場合によってはあなたから離れてしまいます。
特にグループLINEやメッセンジャーグループなど、グループチャットで身内ノリの話をされてしまうと、ついていけない人にとっては延々とどうでもいい話が着信として入ってくるので、正直ウザいだけです。

いやいや、身内ノリのほうが楽しいし関係性が深まるでしょ?
はい、あなたとその相手の間ならそうかもしれません。しかし、問題は他の人です。それをやると他の人は疎外感を抱きます。それがあなたへの不信感につながってしまい、他の人との関係性は構築しにくくなります。
結果的に、身内ノリで盛り上がった相手(1人)とは繋がれても、他の数名との関係性は犠牲にすることになるでしょう。人脈・ネットワークが豊富な方というのは、こういうことは決してしません。
1人と10のレベルの関係性を築くなら、7のレベルでいいから5人と関係性を築く。人脈・ネットワークが豊富な方はこのような方針です。広い視野をもってグループ全体のバランスを意識することができるので、多くの「ファン」を獲得できます。
身内ノリは迷惑を考えられなくなりがち
例えば、30人くらい登録しているコミュニティのグループLINEの中で、特定の2人だけがこんな会話をしているとします。
A:やばいよ。終電乗り遅れちゃって帰れなくなったわ
B:え!大丈夫なん?やっぱり飲み過ぎたんやないの?
A:まぁまぁ、今日は駅前のホテルに泊まるわ。あぁ、でもまた嫁さんに怒られるわー
B:あーあ、知らないぞー(笑)
いかがでしょう?
もちろん、残り28人のスマホにもひっきりなしに着信の連絡が入ります。
しかも「終電」とあるように、夜中です。
コミュニティの運営に必要なことや連絡事項ならまだいいのですが、夜中にこんな「しょうもない内容」の連絡が何件も入るのです。
鬱陶しいですよね。「いやいや、グループじゃなくて個別のLINEでやれよ」と思いますよね。
しかし、仲良くなってくるとこういうことをしてしまう方が意外と多くいるのです。他の人にとっては「どうでもいい」話を延々としてしまうのです。
メンバー全員が身内ノリを歓迎しているわけではない
先ほどの例でもそうですが、全員があなたの身内ノリを歓迎しているわけではありません。確かにそういう身内ノリをしてもいいと言う方もいると思いますが、身内ノリは嫌いな方や鬱陶しいと思っている方もいます。しかし、「みんな歓迎してくれている、文句を言う人はいない」と勝手に解釈して身内ノリの話をしてしまうのです。
人脈・ネットワークが豊富な方は、広い視野をもってグループ全体のバランスを意識することができるので、このような身内ノリの話をグループLINEなどではやりません。
何度も述べていますが、心理的な距離感を間違えないことが活躍する診断士に必要なことです。
また、周囲の人にも気を遣いましょう。ついていけていない人がいないか見渡し、ついていけていない人がいたら気遣いを見せましょう。これらができていると人望が集まりやすくなります。
今回は身内ノリについて見ていきました。
次回もこの続きになります。
今回もありがとうございました。