みなさん、こんにちは。
今回も「親しき仲にも礼儀あり」について見ていきます。
前回は冗談交じりで変なことを言ってしまうことや身内ノリについて見ていきました。
今回はタメ口や名前の呼び方について見ていきます。やはり、ここがきちんとできていないと学生気分が抜けていないことにもなり、他の診断士(特に先輩)から仕事を与えられる可能性が減ってしまいます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
親しき仲にも礼儀あり
「親しき仲にも礼儀あり」とは、親しい間柄であっても、最低限の礼儀やマナーは守るべきであるという意味のことわざです。 親しみ過ぎて遠慮がなくなると、かえって不和の原因になるため、親しい間柄でも礼儀を重んじるべきという教訓です.
このことわざは、家族や友人など親しい関係にある人たちとの間でも、相手への気遣いを忘れずに、良い関係を保つために大切にすべきことを教えてくれます。
前回見たような、冗談交じりで相手を不快にさせることを言ったり、身内ノリで相手に迷惑をかけたりすると、相手との関係性も悪くなります。
タメ口もNG
前回見た身内ノリの例でもそうでしたが、タメ口もまずいです。
前回の身内ノリの例をもう1度出すと、このようなものですね。30人くらい登録しているコミュニティのグループLINEの中で、特定の2人だけがこんな会話をしています。
A:やばいよ。終電乗り遅れちゃって帰れなくなったわ
B:え!大丈夫なん?やっぱり飲み過ぎたんやないの?
A:まぁまぁ、今日は駅前のホテルに泊まるわ。あぁ、でもまた嫁さんに怒られるわー
B:あーあ、知らないぞー(笑)
これはグループLINEの例でしたが、飲み会のときの会話でもいいです。
例えば一発合格道場では同期のメンバー間ではタメ口で話すルールになっています。そういうルールで決められているものならタメ口で話すのも仕方ないでしょう。
しかし、そうでないのならいくら関係性が深まっても同期の診断士にタメ口は止めておいたほうがいいです。もちろん後輩の診断士に対してもです。

さすがに先輩の診断士にタメ口は即アウトです
診断士は99%が社会人です。管理職の方もいます。社会人としての経験と意識をもっている方が大多数です。決して学生ではありません。そのため、大学のサークルのノリではないのです。
また、タメ口だとどうしても態度が大きくなりますし、身内ノリが激しくなってきます。前者は三大態度(ポジティブ、楽しい、謙虚)の「謙虚」を満たさなくなりますし、後者は人脈・ネットワークに傷がつきます。
特に同期の人や一部の人たちだけはタメ口、他の人には敬語となると、グループの中で派閥のようなものが生じやすくなり、グループの運営に支障が出ます。
また、こういう態度は先輩を含め他の診断士も見ています。「この人は他の人に対してタメ口になるのか」とわかると、社会人としてのマナーができていないのではと思われてしまい、変に警戒されてしまいます。こういうので人脈やネットワーク構築の効率が悪くなるのは勿体ないです。
名前の呼び方も注意
あと、大学生ではないので「●●っち」とか「○○やん」みたいな呼び方もやめておいたほうがいいです。
それから、若い女性に対して「■■ちゃん」と呼ぶのもやめておいたほうがいいです。下手をするとセクハラになります。
先ほどの社会人としてのマナーですよね。親しくするためにこのような呼び名で呼ぶことを考えていらっしゃると思いますが、どうしても学生っぽさが出てしまいます。
会社に初めて入ったとき、「これからは学生気分をなくしなさい」と言われたことがあると思います。その1つがこの名前の呼び方ですよね。社会人が99%である診断士のコミュニティで特定の人をあだ名で呼んでいると、この下の人のようにいつまでも学生気分が抜けていないと思われてしまいます。

なぜ礼儀がなくなるのか
前回の記事の例も含めてですが、なぜこのような「親しき仲にも礼儀あり」ができない状況になってしまうのでしょうか?
謙虚さがない、もしくはなくなっているからです。
こういう状況に陥る方は、謙虚な対応ができない、もしくは身についていない傾向にあります。
また、相手への敬意などが一定レベルまで到達していない、もしくは以前だと到達していたけど謙虚さがなくなってきたのと比例して相手への敬意などもなくなってしまった傾向もあります。
前回と今回は「親しき仲にも礼儀あり」ということについて見ていきました。社会人の集まりですから、学生気分での接し方では損をするというお話でした。
今回もありがとうございました。