みなさん、こんにちは。
ここまで、診断士のプロ野球との付き合い方や中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークスなど、プロ野球についてお送りしてきました。
それについて僕の知り合いから「プロ野球の贔屓チームの結果に右往左往したくなくて、結果を気にしないようにしたいけどなかなかできなくて困っている」とのご意見をいただきました。
そこで、今回と次回はプロ野球の結果に右往左往しなくなる方法について見ていきます。
もちろんこれはメジャーリーグやサッカーのJリーグなどでも使用できます。
それでは、よろしくお願いします。
依存症の一種です
まず、プロ野球の結果で右往左往するのは、程度の差こそあれ依存症の一種です。「プロ野球観戦依存症」と言われていて、程度が酷くなると他人に当たったり自分のメンタルを壊したりして、いろいろなトラブルにつながってしまいます。
贔屓チームが負けた翌日は機嫌が悪くなる人が最たる例ですね。学校の先生や会社の上司にそういう人はいませんでしょうか?
もちろん、この「観戦」は球場に観に行った人だけでなく、テレビやネットで試合を見ていた人も含まれます。
実際、僕の知り合い以外にもこのような投稿をされている方がいることを考えると、割と注意しないといけないもののようです。
https://note.com/myrn/n/n96326c1a68ca
https://plaza.rakuten.co.jp/flibdjhsdc2389k/diary/202008240000
チャットGPTによると・・・
「プロ野球観戦依存症」というのは正式な医学用語ではありませんが、日常的な表現として「プロ野球の試合を観ることに過度にのめり込み、生活に支障をきたしている状態」を指すことがあります。これは、依存症の一般的な特徴と似ています。
具体的な特徴(例):
• 日常生活(仕事、家事、学業など)を後回しにしてまで試合を観る
• 観戦できないと強いストレスや不安を感じる
• SNSや掲示板での議論や情報収集に時間を費やしすぎる
• 家族や友人との関係に悪影響が出る
• 勝敗によって感情の起伏が激しくなり、精神的に不安定になる
なぜ起きる?
• 好きなチームや選手への強い愛着
• 勝敗による興奮や達成感(ドーパミンによる快感)
• コミュニティとのつながり(ファン同士の一体感)
対処法の一例:
• 観戦の頻度をスケジューリングする(曜日や時間を決める)
• 他の趣味や運動などの時間を意識的に作る
• 一時的にSNS断ちをして情報から離れる
深刻なケースでは、依存症に詳しいカウンセラーやメンタルヘルスの専門家に相談するのも有効です。
ドーパミンが原因
この「プロ野球観戦依存症」は、脳から出るドーパミンが原因です。
野球の試合ではチャンスやピンチの場面があります。また、一切試合を見ていない人でも「今日は勝ったかな」と思いながらテレビのニュースやネットの記事を見ることがあります。これらに共通しているのは、「その瞬間はハラハラドキドキしている」ということです。そのときに脳からドーパミンが出ています。
もちろん、ドーパミン自体は人間の身体に必要なものですが、その分泌の仕方がおかしくなっているのです。
野球とドーパミンの関係
野球とドーパミンの関係についても、チャットGPTに調べてもらいました。
野球観戦とドーパミンの関係には、以下のような心理・神経科学的な側面があります。
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- 期待と報酬システム
野球観戦では、点が入る、逆転する、好プレーが出るといった「予測できない瞬間」が多くあります。これが脳の報酬系(ドーパミン系)を活性化します。
• ドーパミンは、「快感」そのものよりも「報酬への期待」によって多く放出されます。
• 応援しているチームが得点しそうな瞬間や、逆転のチャンスが近づくとドーパミンが上昇。
• 実際に点が入ったり勝利すると、期待が現実になったことで快感が増幅されます。
- 社会的つながりと共感
スタジアムやテレビを通して他人と同じチームを応援すると、共感性や一体感が生まれ、これもドーパミンやオキシトシンの分泌を促します。
• 声を出して応援したり、ガッツポーズをしたりする行動が、神経的にも報酬と結びついています。
- ドラマ性とストーリーテリング
野球には「流れ」や「逆境を乗り越える」といったストーリーがあり、人間の脳はストーリーに強く反応します。これもまたドーパミン分泌のトリガーになります。
野球観戦は、脳の報酬系(ドーパミン)を刺激する多くの要素(期待、驚き、共感、物語性)を含んでいるため、観戦が「やめられない」「楽しい」と感じる心理的メカニズムの一因となっています。
ドーパミンが依存症を生む
ドーパミンというのは厄介なもので、それが放出されないとイライラや不安、体調不良といった症状が出てきます。
ドーパミンなどの神経伝達物質がエーテン神経を刺激して、快楽を得続けるというシステムが常時作動しているからです。もしこれを遮断すると、精神的にイライラしてじっとしていられなくなります。不快、不安、焦燥感が襲ってきて、それを解消するために、また依存対象に手を出していく。そして、さらにのめりこんでいくようになる。
だからプロ野球は依存症になり得りうるのです。
勝った試合が依存症につながる
ドーパミンが多く出るのは、負けた試合ではなく勝った試合です。それも、普段は負けているほど勝ったときに分泌されるドーパミンが多くなります。
弱いチームのファンからよく聞くのが、「普段負けているからこそ、勝ったときの喜びが人一倍大きくなる」というものです。これは完全にドーパミンに支配されている典型例です。
また、強いチームのファンも、勝てばドーパミンが分泌されます。それに、推しのチームが勝つことでストレス発散ができるという面もありますよね。強いと試合の観戦者数や視聴率が上がるのがその証拠です。
この「勝ったときのドーパミン分泌による気持ちよさ」が、依存症につながっているのです。タバコを吸ったときの「うめぇー」という気持ちと同じです。これが忘れられないから、負けていても贔屓チームの結果が気になってしまって他のことに手がつけられなくなったり、結果に右往左往したりするのです。
今回はここまでとさせていただきます。
次回はそんなドーパミンの性質を踏まえ、プロ野球依存症の解消法についてお送りします。
今回もありがとうございました。