福岡ソフトバンクホークスに学ぶ診断士のメンタル

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みなさん、こんにちは。

前回は中日ドラゴンズの事例を使い、診断士のメンタルとして教訓になることをご紹介してきました。今回はその第2弾ということで、福岡ソフトバンクホークスの事例を使って診断士のメンタルの教訓になることをご紹介します。

もしかすると、福岡ソフトバンクホークスのファンの方なら思い当たる節があるかもしれません。こちらも以前に見た被害妄想癖の改善を試すいい機会になります。

今回は福岡ソフトバンクホークスの話をします。ネガティブな話が出てきますが、これは決して福岡ソフトバンクホークスやそのファンの方を揶揄する意図はありません。そのことを先に述べさせていただきます。

それでは、よろしくお願いします。

福岡ソフトバンクホークス

福岡ソフトバンクホークスはその名のとおり、福岡のプロ野球チームです。福岡と言いながら、九州全土と沖縄県、山口県西部あたりをテリトリーにしています。

福岡ソフトバンクホークスの特徴は、何と言ってもその資金力の強さです。FA(フリーエージェント:1軍活躍年数が一定以上になると選手が希望するチームに移籍できる制度)の選手や外国人選手など、毎年のように大型補強に成功しています。また、4軍まであり、育成選手(1軍には出られないけど支配下枠を使わなくて済む選手)を大量に抱えています。

資金力はトップクラス、インフラ面では明らかに12球団ナンバーワンです。

そんな福岡ソフトバンクホークスは、当然ですが毎年のように優勝争いをしています。2024年度は貯金42という驚異的な強さを誇ってパリーグ優勝を勝ち取りました。

さて、そんなパリーグ優勝を勝ち取った福岡ソフトバンクホークスですが、日本シリーズ(12球団の中での日本一を決める戦い)でドラマがありました。

フラグが立った?

野球ファンで「フラグ」と聞いたら、阪神の「Vやねん」や「アカン阪神優勝してまう」、広島の「広島燃ゆ」などが思い浮かぶでしょうが、2024年度の日本シリーズでもありました。それが今回紹介する福岡ソフトバンクホークスの例です。

この日本シリーズは、貯金2の3位からクライマックスシリーズを勝ち抜いてきた横浜DeNAベイスターズと、貯金42の圧倒的優勝を達成しクライマックスシリーズも4連勝で勝ち抜いて隙が無い福岡ソフトバンクホークスの争いでした。

3位からの下剋上を狙う球団と、全く隙のない完全無欠球団の戦い、野球ファンも解説者も誰もが福岡ソフトバンクホークスの日本一を予想していました。

案の定、日本シリーズが始まったら横浜でソフトバンクが2連勝しました(この年は横浜で2戦、福岡で3戦、横浜で2戦のスケジュールでした)。しかも圧勝でした。

あとは福岡で2勝するだけ(日本シリーズは先に4勝したチームが日本一になります)。しかもこのときは福岡ソフトバンクホークスの日本シリーズにおける連勝記録が続いていました(確か16連勝くらいしていたと思います)。

そのため、福岡ソフトバンクホークスが負ける流れは全くありませんでしたファンも地元マスコミ(九州のマスコミ)も「ホークスの日本一は確実だ!残り2戦は福岡だからもう日本一になったも同然」と思っていたでしょう

もちろん、選手や監督・コーチ陣も(程度の差こそあれ)同様に思っていたと思われます。そりゃ(この試合前の時点では)負ける要素がありませんからね。

だからでしょうか、福岡ソフトバンクホークスには驕りが出てしまいました

福岡での第3戦、ベイスターズの東投手が観客の指笛の件で審判に抗議したところ、その様子を見ていたソフトバンクの小久保監督は試合後に「大爆笑」という発言をしていました。他に「敗因は分析しない」という発言もしていましたし、村上コーチも「東よりオリックスの宮城のほうがいい」という発言をしていました。

おそらくこれらの発言の真意は違うのでしょうが、相手に侮辱のように捉えられてしまっていたら意味がありませんここで日本シリーズの流れが変わってしまい、以降の試合はソフトバンクが4連敗してしまい、日本一を逃しまいました

実は、このような盛大なフラグは過去にもありました。かつて、近鉄バファローズでも日本シリーズで3連勝した後に「巨人はロッテより弱い」という発言をした選手がいて、その後に巨人が怒涛の4連勝を達成し、近鉄は日本一を逃したことがありました。今回のソフトバンクの監督・コーチの発言はそれ並みの「フラグ」となってしまいました。

診断士のメンタルへの教訓

お待たせしました。ここまで長々と野球の話をしてきましたが、ようやく本題です。

謙虚さを失わない

今回の福岡ソフトバンクホークスの問題点は、明らかに驕りや上から目線の態度があったことです。謙虚さを失ってしまうと、こういう「日本シリーズの4連敗」という大きなしっぺ返しに遭ってしまいます。

診断士も同じです。合格したからと言って受験生相手に上から目線で話すようになると謙虚さをなくしてしまいます謙虚さがなくなれば、いつか大きなしっぺ返しが来ます。例えば仕事やイベントの誘いが来なくなることなどですね。

また、高単価の仕事を獲得したからと言ってSNSで自慢ばかりしていると、周囲の人(他の診断士)への侮辱にもなってしまいます。こうなるといつトラブルになってもおかしくありません

診断士として安定して活躍しているからと言って、いつの間にか驕りや油断が出てきていませんか?

今一度、自分に問いかけてみましょう

今回は福岡ソフトバンクホークスの事例を使って診断士のメンタルの教訓になることをご紹介しました。

今回もありがとうございました。