みなさん、こんにちは。
今回は僕が診断士の活動をしている中で見かけた珍しいタイプの方からヒントを得て記事を作ってみました。
早速、その中身を見ていきましょう。
それでは、今回もよろしくお願いします。
どういうケース?
僕が見かけたその「珍しいタイプの方」は、活躍する診断士になるために必要な「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度が揃っていて、知名度やコミュニケーション力もあり、人脈やネットワークもあります。SNSにも「イイね」をこまめに押してくれます。そして専門分野の知識や経験もあります。
ここまでなら文句なしに活躍する診断士になれそうですよね。
しかし、一部の人からは悪いように思われているのです。そのため、飲み会やイベントにはよく参加していても、実は仕事にはあまり結びついていないのです。

いわゆる「もったいない」と呼ばれることがある人かもしれません
こういう方は何かが足りないのです。
ではそれは何でしょうか?そして、その原因はどこにあるのでしょうか?
もちろん、この方のように活躍する診断士になるために必要な要素がほとんど備わっている人ではなくても、その「何か」が足りない場合は仕事の獲得など診断士としての活動に悪影響が及んできます。
アンチによる嫉妬なら無視してOK
もちろん、この「悪いように思われている一部の人」が、嫉妬から悪く思っているだけなら無視してOKです。
人脈・ネットワークが豊富な人はファンがたくさんいます。しかし、ファンがいればアンチもいます。
ただし、「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大要素と相手への敬意などを満たしている人なら、ファンが5人いたらアンチは1人の割合です。アンチのことは気にせずファンとの関係性を深めていきましょう。

アンチが威圧してきたときは、自分が有利なポジションにいると思ってOKです!
また、威圧の9割はハッタリです
ダブルスタンダード
さて、問題はここからです。アンチによる嫉妬以外で悪いように思われているとしたら、それはなぜでしょうか?
そのポイントにあるのが「ダブルスタンダード」です。いわゆる「ダブスタ」ですね。
ダブルスタンダードとは、状況や対象によって異なる基準や判断を使い分けることを言います。つまり、人や状況によって意見を変えたり、言動が矛盾したりする状態です。
ダブルスタンダードはマスコミ(芸能や政治のニュース)でよく使われていて、ネット上で非難されています。例えばある女優の不祥事の際はワイドショー総出で取り上げてその女優が再起不能になるほど袋叩きにしたのに、別の女優の不祥事には芸能事務所に忖度してワイドショーでは全く扱わないことがあります。みなさんも一度や二度はこのようなダブルスタンダードを見たことがあるのではないでしょうか?
しかし、一般人の日常生活でもダブルスタンダードはあります。
例えばメールやチャットでは丁寧な言葉を使っていても、対面で会ったときはそれがなく上から目線の行動や空気の読めない行動をしてしまうと、ダブルスタンダードです。こうなるとメールやチャットでの謙虚さは見せかけのものになってしまいます。
また、あるコミュニティの打ち合わせにはいつも参加するけど、別のコミュニティの打ち合わせは仕事やプライベートを言い訳にしていつも不参加となると、後者のコミュニティの人からすればいい加減な態度を見せられていると思ってしまいます。
それから、若い異性の人が相手だと馴れ馴れしい態度だけど、そうでない人や同性が相手のときには謙虚な態度となると、態度が矛盾しますよね。馴れ馴れしい態度をされた相手はもちろん、周囲の人も不快感をもつでしょう。
会社でもありますよね。同じことをしても、ある人には厳しく、別の人には甘いといった対応をする人がいると思います。こういう上司は部下から悪口をよく言われていますよね。
このダブルスタンダードについては、後日「チャットと実際の接し方にギャップがある人」という記事でも見ていきます。
ダブルスタンダードを取ることの弊害
このように、ダブルスタンダードの態度・言動は矛盾したもの、表裏があるようなものが該当します。
人間は、相手が一貫性のない態度や言動を取ると、矛盾したメッセージを受け取ることになることから、「何を信じればいいのか分からない」と感じさせ、不公平感や不信感を招き、ストレス、不安、信頼の低下につながります。
そう、今回のタイトルである「何かが足りない」の「何か」は、ズバリ「信頼」です!
ダブルスタンダードの態度・言動を取るから、他の人の信頼がない。信頼がないから、ファンが多くいそうで実はいない。逆にアンチは増える。だから仕事につながらない、ということになっているのです。
信頼(信用)がなくなると、今までなら指摘されなかったことも指摘されるようになります。
例えば今までなら打ち合わせに遅刻しても(事前に伝えていれば)怒られなかったことが、「いくら事前に伝えていても遅刻するのは自覚が足りない」などと怒られるようになります。
言い方を変えると、指摘されることが多くなってきたとしたら、それはあなたの信頼(信用)がなくなっている証拠です。
今回は活躍する診断士の要素を満たしているのに仕事につながらない、特殊な例を見ていきました。
答えはダブルスタンダードの対応による信頼の低下にありました。
と言うことは、ダブルスタンダードをやめてみるだけで信頼は回復していくと思われます(もちろんいきなりではありません)。活躍する診断士になるためにも、ぜひ取り入れていただけたらと思います。
今回もありがとうございました。