勘違いしてはいけない

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みなさん、こんにちは。

今回は自分への戒めとしての記事になっていますし、新人診断士や、ある程度活躍している診断士の方への記事にもなっています。

今回もよろしくお願いします。

こんな言い方、していませんか?

診断士などの士業は専門職です。知識もノウハウも豊富ですし、多くの人から頼られます。
そうすると、いつの間にか増長してしまい、謙虚さがなくなっていきます。そして、例えばこのような発言や記載がよく出てきます。

・俺が思うに、この仕事をしている人は活躍できない。真の診断士ならこういうことをしている
・私のやり方が唯一無二の正解だ。それ以外のやり方は認めない
・僕が紹介した本やサイトを参考にしない人はダメだ
・普通の人はこう。俺のように活躍している人はこう

みなさんもこのような表現で、部下や後輩、受験生などにドヤ顔で話したり書いたりしていませんでしょうか?

このような発言や記載が出てくる場合、謙虚さや相手への敬意などがなくなっていること以外に、自己肯定感が不足している可能性があります。他人に自慢して自己肯定感を満たすのではなく、自分自身にほめることで自己肯定感を満たしてください。そうすると、上記のような発言や記載は少なくなります。

活躍する診断士は人それぞれ

僕のブログは活躍する診断士になるためのノウハウを述べさせていただいています。

そして、診断士としてのやり方は人それぞれです。もちろん、活躍する診断士になる方法も人それぞれです。人によっては性格を根本から矯正する大手術を受けないと活躍する診断士になれない人もいれば、ふとした気づき1つで活躍できる人もいます。

また、仕事や人脈の内容によっては活躍するための要件や環境なども異なっていきます

そのため、「これが正解」というのはないのです

しかし、どうしても上記のような発言や記事が出てきやすいのが、診断士などの士業の業界です
本人なりの価値観や「プロ意識」から、ドヤ顔で「私のこのやり方が正しい」とか「これはダメだ」と話す人っていますよね。または僕のようにブログやSNSに書く人もいます

でも、そういう人こそ一度考えてほしいのです。

本当にそれは正しいのでしょうか?
唯一無二ですか?
他のやり方はないのでしょうか?

僕はいろいろこのブログで自分の意見を書かせていただいていますが、「このやり方が正しい、これが正解だ」とか「これをしない奴はダメだ」などと言うつもりはありませんし、そう思ったら終わりだと思っています

そうだぞサトシ、そう思ったら終わりだ(二回言った)

例えば僕のブログで散々述べている三大態度や相手への敬意などについても、それは活躍する診断士になるための1つのやり方であり、それがないとダメということはありません。

みなさんも、「あ、サトシの野郎、自分が正解だと思うような書き方をしているぞ」と思ったらぜひ指摘してくださいね。お礼に何かあげます(笑)

いつの間にか謙虚さがなくなる

最初に見たように、診断士などの士業は専門職で多くの人から頼られることから、本人が意識していないうちに増長してしまい、謙虚さがなくなってしまうことがあります。

謙虚さがなくなれば、その前提スキルである相手への敬意などもなくなってしまうことになります

僕は昨年(新人診断士のとき)、謙虚さや相手への敬意などのことで先輩診断士に怒られたことがあります。
具体的には、受験生も参加できるイベントにおいて、受験生から診断士としての業界のことを聞かれました。そのときに、僕は受験生にドヤ顔で診断士の業界のことを話していたのです。
それを横で聞いていた先輩診断士から、

サトシさん、何か勘違いしていませんか?あなたはまだ新人にすぎません。あなたもまだ業界のことを詳しく知っているわけではないですよね?謙虚さがなく上から目線になっていますよ

と怒られてしまいました(実際の表現はもっとキツいものです)。

僕はいつの間にか謙虚さや相手への敬意などがなくなっていたのです。そこで怒られたことにより、謙虚さや相手への敬意などが復活しました

ところで、僕は新人診断士として受験生相手にこのようなことをしてしまいましたが、ある程度活躍している診断士が新人・若手診断士を相手に言う場合でも同じようなことが起こります
むしろ診断士がドヤ顔で話したり書いたりする場合、こちらのほうが多いのではないでしょうか。

「これが一流」みたいな雰囲気を出していませんか?

さて、最初に見ました「普通の人はこう。俺のように活躍している人はこう」という表現、これは士業ではよく目にしますし、耳にもします。

ある程度活躍している診断士が新人・若手診断士を相手に言う場合も、このパターンがよく出てきます。
僕の知り合いの税理士も昔、「普通の税理士はこうだからダメだけど、オレのようなできる税理士は違う」のように言っていました(後で先輩に言われて言うのを止めたそうです)し、自己啓発や仕事関連の本でもよく見ますよね。「二流はこうするが、一流はこうする」みたいなものです。

これはタテの意識を思い切り反映した構成です。日本人はタテの意識をもっている人が非常に多いので、説得力や売上のためにこのような構成にしていると思われます。

あえてこの構成を使って言いますが、一流なら自分が一流なんて言いませんし、思ってもいません。目の前の仕事を楽しくポジティブにこなすことに夢中なので、「二流はこうするが、一流はこうする」とドヤ顔で言うことに興味はありません

本当の一流の例

例えば、実名を挙げるなら「まとめシート」の作者である野網さん
一発合格道場の先輩で、道場のイベントやまとめシートの仕事などで何回か話をさせていただいたことがあります。
この方は東大出身で、1次試験も2次試験も超高得点での合格をし、あれだけの大ヒットの教材を作っているにも関わらず、実際に会話をするとものすごく謙虚な人です

「私、東大よ」とか「1次試験は550点近く取っていますが、何か?」なんて言いませんし、上記にあるような「活躍する診断士はこうだ」とか「一流の人はこうする」など言うことも絶対にありません
ドヤ顔で意見を言うこともありませんし、上から目線でのアドバイスもしません。基本的に笑顔で相手の話をじっくり聴いてくれます。そして相手の話を肯定し、相手を元気づけたり励ましてくれたりします

あえて言うなら、これができる人が「一流」であり、「真の診断士」です

しかし、僕も活躍する診断士にはなりたいですが、自分のことを「一流」とか「真の診断士」とか思うようになったら終わりだと思っています

今回は、新人診断士や活躍している診断士だからこそ気をつけていきたいことを見ていきました。
今回もありがとうございました。