プロ意識って何?

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みなさん、こんにちは。

今回から数回に渡って「プロ意識」について見ていきます。

それでは、早速見ていきましょう。
今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像は、広島駅で撮影した九州新幹線直通のN700系新幹線です。広島はプロ野球の球団があるということで、これを選びました。

人によって「プロ意識」は異なる

職業や立場によって「プロ意識」は異なるものです。上司と部下では仕事に対する責任と権限が異なりますし、経験も視野の広さも異なります。
だからこそ、上司が部下に「プロ意識が足りない」と言っても部下は実感がわきませんし、大企業で活躍した人が著書で「これがプロ意識だ」と書いても読者はピンと来ないのです。

しかし、プロ意識でも共通項はいくつかあります。診断士のプロ意識はその共通項を外していなければ大丈夫です

プロ意識とは?

では、まずはプロ意識の定義について見ていきましょう。

ネットをいろいろ調べていると、様々な方がプロ意識の定義づけをされています。

「プロ意識」とは、自分の仕事や役割に対して責任を持ち、高い基準で遂行しようとする意識や姿勢のことを指します。
単に「お金をもらっているからプロ」というだけではなく、「成果や品質にこだわる」「信頼を裏切らない」「常に成長を目指す」といった内面的な態度が重要です。
要するに、プロ意識とは「成果を出し続けるために自分を律する力」とも言えます。

「プロ意識」とは、仕事や職業において、自分自身がプロフェッショナルであるという自覚を持つことです。その職務に対する責任感や使命感、向上心を持つこととも言い換えられます。プロ意識を持つことで、自分自身の成長や組織の発展に貢献できます。

「プロ意識」とは、自分の仕事や専門分野に深く関わり、高いレベルの能力と責任感を持って取り組む姿勢のことです。プロ意識は、個人の成長だけでなく、組織全体のパフォーマンス向上にも繋がります。

このように、いろいろ定義があります。しかし、共通しているものもあります。表現はそれぞれ異なりますが、以下のような要素が含まれるものがプロ意識になります。

①責任感:自分の仕事に対して最後まで責任を持つ。
②倫理観:守秘義務や法律などを守ることで相手の信頼を得る。
③自己管理:時間や体調、感情をコントロールし、安定したパフォーマンスを保つ。
④向上心・継続的な学習:変化や進化に対応するために、自分を磨き続ける。
⑤チームへの敬意:相手を思いやり、信頼関係を大切にする。
⑥品質へのこだわり:手を抜かず、常に最善を尽くす。
⑦期待値を上回る成果物:相手の期待値をどれだけ上回ることができるかを常に意識する。

他にもいくつかありますが、今回はこのくらいにしておきます。

プロとプロ意識の違い

「プロ」とは、専門家やスペシャリストのことを指します。診断士は2次試験の合格や養成過程の卒業の瞬間に「プロ」です。イメージとしては、独立しても(しばらくすれば)食べていける人です。

それに対して「プロ意識」は、自分自身が働く環境において上記にある責任感や向上心などをもって取り組むことです。そのため、プロ意識は自分自身が専門家ではなくてももつことができ、自分自身の役割や職種において、その仕事に真剣に向き合うことがポイントとなるのです。

例えばサラリーマンは専門家やスペシャリストというわけではありません。今すぐ独立してもほとんどの人が困るだけで食べていけません。しかし「プロ意識」はもつことができます。従業員のプロ意識を促し利益を上げるために企業側やマスコミが「サラリーマンもプロだ」と言っています。

そして上記のようにプロ意識にある様々な定義や、プロとプロ意識の違いが曖昧になっていることから、人によって「プロ」や「プロ意識」の捉え方がバラバラになって、各自の「プロ・プロ意識」に対する主張を他人にドヤ顔でぶつけているのが実状です。

プロ意識を持つことのメリット

話は変わりまして、プロ意識を持つことで得られるメリットは以下のものになっています。

①顧客や社内からの信頼性が高まる
プロ意識を持った人材は、責任感を持って業務に取り組み、丁寧に仕事を遂行します。
その結果、業務レベルが高まり、顧客や社内から高い信頼を得られます
また、仕事に誇りを持って取り組む姿勢を周囲に示すことで、他者により良い影響を与えられるため、職場全体の雰囲気やモチベーションの向上にもつながります

②自発的にスキルアップに取り組むことができる
プロ意識が高い人材は、自発的にスキルアップに取り組めることもポイントです。自らの専門分野に関する知識や技術を高める努力を惜しまないため、より高度な業務にも対応できるようになるでしょう。
また、業界の動向や最新技術の習得にも積極的に取り組む傾向があるため、職場でも一目置かれる存在であることが多いものです。
自らのスキルアップにも関心が高く、主体的に学び続けることができるため、長期的にキャリアアップを目指すこともできます。

プロなら結果を残すもの?

この手の「プロ」とか「プロ意識」の話をすると必ず出てくるのが、「プロは結果を残さないといけない」とか「結果を残すのはアマチュアでもできる」とか「結果を残せない人はプロではない」とドヤ顔で主張してくる人です。

いわゆる「意識高い系」の人として自分の承認欲求を満たしたいからそのようなことを主張するのでしょうが、それは自己満足です。

そもそも、「結果を残せなかったらプロではない」と言ったら、新人は全員プロではなくなってしまいます。プロ野球選手が1打席でも打てなかったら、1点でも取られたらプロではなくなるのでしょうか?
また、「1回でも負けたらプロではなくなる」と言うのはまさにパーフェクトを求める完璧主義です。自分の完璧主義の価値観や意見を他人に押し付けるのがプロなのでしょうか?
もちろん、それが長年続くようなら戦力外や契約解除になりますが、「プロ・プロ意識」と主張する人に限って短期的に見ています

また、「専門知識ガー」と言う人もいますよね。「プロなら高度な専門知識をもっているべきだ」と言いますが、その割に知識の定期メンテナンスをしているプロは少ないです。もちろん、だからこそ知識の定期メンテナンスをしている人は差別化ができるわけですが、知識の定期メンテナンスをしていない人はプロではないと言うのなら、ほとんどの人が専門家の免許や資格を返納しないといけなくなります。

「プロ・プロ意識」という言葉に惹かれてドヤ顔で他人に主張する人はこのような実状が見えていません。「べき思考」やプロへの憧れ・コンプレックスが強すぎて捉え方がおかしくなっています
ドヤ顔で「お前にはプロ意識がない!」とか「これがプロ意識だ!」と言う人に限ってプロ意識がなかったりします。本当にプロ意識がある人ならそんなことは言いません。

今回はプロとプロ意識について見ていきました。

次回はプロ意識の構成要素について詳しく見ていきます。

今回もありがとうございました。