みなさん、こんにちは。
今回はタキプロの歩み方について説明いたします。
タキプロは2次試験合格もしくは養成課程卒業をした診断士1年目の方のみが入れる診断士受験生支援の団体です。
僕は昨年、このタキプロで大きく知名度を上げることができ、その勢いがいまだに続いています(そうあってほしいです)。
今回はそのコツをご紹介します。
それでは、今回もよろしくお願いします。
一発合格道場との違い
タキプロのことをご存知の方なら、タキプロとは別に一発合格道場(以下、道場)という団体も聞いたことがあると思います。
タキプロも道場も受験生支援団体で、ボランティアで、ブログや勉強会を行い、診断士1年目の人がやることまでは共通しています。
しかし、以下のことはタキプロと道場で異なります。
①選考の有無
タキプロは申し込めば誰でもメンバーになれるのに対し、道場は選考があり誰でもメンバーになれるわけではありません(1年あたり12〜13人です)。
②任される仕事量・負荷の大きさ
タキプロは事務局、ブログ班、勉強会班、メディア班に分かれていて、メンバーは最低限どれか1つには属することになっています。言い方を変えれば、それ以外の班の仕事には関わらないです。タキプロは150人くらいメンバーがいるので、仕事を分担してできるわけです。
一方、道場は限られた12〜13人メンバーでやらないといけないだけではく、すべての仕事を担当します。ブログも2週間に1回のペースで回ってきますし、セミナーや勉強会のリーダーに指名されると負荷が大きくなります(年間を通じて各自1回はリーダーをやります)。
そのため、負荷はタキプロより道場のほうが大きいです。
③同期どうしのヨコのつながり
道場は同期のメンバーが限られています。12〜13人で1年間回していくことになります。そのため、同期どうしのヨコのつながりは、量的には少なくなりますが、質的には濃いつながりになります。つまり、人数は少ないけど関係性は深いのが道場です。「狭く深く」というイメージですね。
一方、タキプロは人数が多いため、ヨコのつながりの量的(人数的)には多くなります。逆に人数が多いからこそ、ひとりひとりのメンバーとの関係性は薄くなりがちです。つまり「浅く広く」というイメージですね。
④先輩とのタテのつながり
ネットワークには同期の診断士どうしのヨコのつながりだけでなく、先輩とのタテのつながりもありますよね。
このタテのつながりは、道場のほうがあります。先輩の中には一発合格まとめシートの作者の野網さん、2次試験の点数開示制度の道を切り開いた岡崎さんなど、受験生にとっての有名人もいます。
一方、タキプロは引き継ぎの際に1代前の先輩と連絡を取る、飲み会をやるくらいで、それ以外では先輩とのつながりはありません。
なので、タキプロは「同期の診断士のヨコのつながり・ネットワークを広げるためのもの」と割り切ったほうがいいかと思います。
タキプロは1年目の診断士の王道
毎年、タキプロには2次試験合格者の1割強から2割弱くらいの人が参加しています。
多い年だと200人くらい、少ない年でも120人くらいが参加しています。
そのため、活躍する診断士も1年目はタキプロに入っていたという方も多いです。ここで人脈・ネットワークを確保して診断士としての土台を作り、後の活躍につなげているパターンを僕も先輩からよく聞きます。
タキプロは1年目しか参加できないため、後でタキプロに入りたかったと思っても入れません。
入ろうかどうか迷っているくらいなら、入ってしまったほうがいいかと思います。
最初は1つだけでもいい
もちろん、「迷っているくらいなら入ってしまったほうがいい」と言われても、ちょっと怖いし自信もないですよね。
でもご安心ください。最初は1つだけ担当すればいいです。
タキプロのメンバーはブログ班か勉強会班に入ることが多いので、最初に入るとしたらブログ班か勉強会班がオススメですが、ITツールに慣れているならメディア班でもいいと思います。
また、タキプロの各班でやること(やり方)については、先代から代々引き継がれているマニュアルが用意されています。基本的にはそのマニュアルに従えばできるようになっていますので、やったことがない方も安心してブログを書くことや勉強会に参加することができます。
勉強会に関しては、東京・名古屋・大阪・zoom・Facebookがあります。
Facebook以外はオフライン、オンラインの違いがあるだけで、タキメンが受験生と接しながらアドバイスなどを行っていきます。
勉強会に初めて参加する場合は「サブファシリ」として参加します。司会進行は「メインファシリ」が行い、サブファシリは司会進行には関わりません。受験生の解答について、他の受験生やメインファシリに続いて感想を言うだけで、最悪「●●さんと同じです」でもOKです。
なお、予備校の講師ではないので、タキプロの勉強会では「指導」はしません。あくまで感想を言うだけでいいので、予習もそこまで躍起にならなくても大丈夫です。
1回経験するとあとは惰性でいける
タキプロのメンバーとして緊張するのは、初めてのブログ執筆・公開、初めての勉強会、初めてのイベントなど、初めて仕事をしたときです。
そこで何事も無ければ(マニュアルがあるので何事もないことがほとんどです)慣れてきて自信がもてますので、あとは惰性でいけます。
また、緊張しているなら他のタキメン(タキプロのメンバー)を頼ってOKです。経験者やリーダーが必ずいるので、そういう人を頼ってみてください。
慣れてきたら多能工化をする
自分が任された仕事を1回経験したら、時間的にも精神的にも余裕が出てくると思います。
そこで、事務局の人に「この班もやりたいです」と言ってみましょう。そうすると事務局の人から別の班のグループチャットが紹介されます。
タキプロはどの班も「Slack」というツールを使って連絡を取っています。
企業経営理論でやった職務拡大、運営管理でやった多能工化をやってみてください。横断的に仕事をすることになり、同期とのヨコのつながりがさらに広がりますし、知名度も上がります。
日本全国に人脈・ネットワークを確保できるのは、メンバーがたくさんいるタキプロだからこそのことであり(一発合格道場ではそれは難しいです)、1年目からそれができるのは非常に大きいです。
僕は最初は名古屋の勉強会班だけでした。そして、5月に事務局の人に「ブログも大阪の勉強会もYouTubeもイベント幹事もやりますよ」と伝えたところ、一気にブログ班、大阪の勉強会班、メディア班、事務局からSlackグループへの招待をしてもらいまして、そこからは超多能工でタキプロの活動をしていました(ちなみにそれに加えて一発合格道場もです)。
結局、東京とFacebookの勉強会だけは一度も出ませんでしたが、それ以外はすべてやりました。
おかげで日本全国、北海道から九州までネットワークを確保することができました。
積極参加をして知名度を上げる
僕のような超多能工は時間的に無理だとしても、できるだけ積極的にタキプロに関わっていただきたいと思います。
例えば一発合格道場とのコラボ企画、タキメンどうしの交流イベント、YouYubeでの特別企画など、単発のイベントの運営メンバーを募集することがあります。この募集に積極的に応募してみてください。基本的には応募して断られることはありません。
横断的にタキプロの仕事をしていると、いろいろな人から認識されます。それに加えて「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度と相手への敬意を満たしているなら、多くのタキメンから重宝され、有名人のようになります。
知名度の差は1年目でつく
この「有名人のようになる」が、実はタキプロを卒業した2年目以降にも大きく影響してきます。
芸能人のようにテレビに出ている意味での有名人ではなく、「自分とよく話して安心できるし信頼もできる」という意味での有名人になれば、2年目以降も声をかけてもらいやすくなります。
そりゃそうですよね。タキメンに声をかける際は、「あいつ、タキプロにいたけどよくわからないな」という人よりも、「この人なら安心できる、信頼できる」という人のほうを選びますよね。
今回はタキプロの歩み方について見ていきました。
まだタキプロに入っていない1年目の方は、ぜひ入ってみてください。
今回もありがとうございました。