みなさん、こんにちは。
今回は先輩の視点で後輩がこうしてくれたら嬉しいというものをお送りします。
これは新人診断士のうちや新しくコミュニティに入ったうちには捉えにくいことなので、ぜひ今回の記事の内容を参考にして、「先輩はそう考えているのか」というものを知っていただけたらと思います。
それでは、よろしくお願いします。
提案・紹介したものは素直に採用してほしい
これは僕が先輩になったからこそわかったものです。新人診断士のうちは正直言ってわかりませんでした。
例えば飲み会などで先輩から「こういうやり方がいいよ」とアドバイスされたり、「今度こんなイベントがあるけど、招待しようか?」と言われたりすることってあると思います。僕も何度もありました。
このとき、後輩のみなさんはどのようなリアクションをしていますか?
適当に返事していませんか?
まさか「ノー」と言ったり反論したりしていませんよね?
先輩から提案や紹介されたものを素直に受け取り、採用してくれる人は応援される人、可愛がられる人になりやすいです。当然、イベントや仕事の紹介もされやすくなります。
なぜなら、先輩としては気持ちがいいからです。マズローの欲求段階説でいう4番目の「承認欲求」が満たされるため、モチベーションが上がります。
だからそのお礼として、イベントや仕事の紹介もしたくなります。これは心理学で「返報性の原理」と呼ばれるもので、相手から何かを受け取ったときに「こちらも同じようにお返しをしないと申し訳ない」という気持ちになる心理効果を言います。
例えば、当初は商品を購入するつもりがなかったのに、店員の丁寧な接客を受けて「つい買ってしまった」ということがあると思います。「無料でいろいろやってくれたから、何か購入しないと申し訳ない」という気持ちが生じやすくなります。
このように、人から良くしてもらったときに「お返しをしたい」といった気持ちになることを返報性の原理と言います。

世渡り上手な人はこのあたりのことを理解しています。だから先輩から提案や紹介されたことは素直に採用しています
素直ではない人は応援したくなくなる
逆に、先輩からの提案や紹介があっても無視する人、リアクションが悪くムスッとした態度が出ている人には、先輩としては応援したい気持ち、可愛がりたい気持ちは出てきません。
当たり前ですが、先輩の提案に「ノー」と言う人や反抗してくる人は一発アウトです。もうその先輩とのネットワークは切れたと思っていいです。しかもそれを見ていた他の診断士とのネットワークも切れます。しかし、意外とこれをやってしまう後輩が多いです。これをやったら三大態度のカケラもないと判断され、診断士として活躍する道も途絶えます。
やはり、素直に「わかりました!やってみます!」とか「喜んで行かせてもらいます」と言ってくれる人のほうが、先輩としては応援したくなる、可愛がりたくなるものです。
僕は新人診断士の頃(1年目)はそういう心理や仕組みはわかっていませんでした。しかし、先輩が提案してくれたものは7割くらいは採用していました。だからかはわかりませんが、確かに様々なコミュニティで僕のことを気にかけてくださる先輩が多くいらっしゃいます(先輩、いつもありがとうございます)。
じゃあ全部受け入れないといけないの?
もちろん、先輩の言うことはすべて受け入れろということではありません。
中には先輩から言われたやり方が自分に合わない、先輩から誘われたイベントに興味がないということもあるでしょう。
その場合でも、先輩からしたら、一度そのやり方を採用してくれればいいのです。「採用したけど合いませんでした」でもいいです。また、イベントの誘いなら、興味のないイベントでも参加してみてください。参加してくれたことだけで先輩は嬉しいものです。
「ノー」と言うようなものがあるなら、「その代わりこちらなら行けます」とか「その代わりにこれをします」などの代替案を出してくれれば、先輩は安心します。
それらのことによって、先輩との関係性が強化され、新たな人脈・ネットワークや仕事の獲得につながります。これこそ返報性の原理であり、診断士が効率的に活躍できるための方法です。

僕も興味がないものだったけど先輩から誘われたイベントには参加しました!
今回は先輩の提案を素直に採用することについてお送りしました。生意気な後輩やトラブルメーカーの後輩にならないように、ぜひとも知っておいていただきたい内容でした。
今回もありがとうございました。