みなさん、こんにちは。
前回の記事では診断士は社会人がほとんどで、大学のサークルのノリではないことを述べました。それ以外にも僕のブログではこれまで何度か、診断士のコミュニティは大学のサークルではないということを述べていきました。
でも、実際に大学のサークルみたいなノリのコミュニティもあります。今回はそちらについて見ていきます。
それでは、よろしくお願いします。
大学のサークル
みなさん、大学のサークルを思い出してください。
まず、メインの目的(テニスサークルならテニス)よりも飲み会や遊びありきでしたよね。そして彼氏彼女を作ることばかり考えていたと思います。「あの子かわいいな」とか「あの人カッコいい」ばかり考えていたのではないでしょうか?
合コン(という実態の飲み会、食事会、イベント)もよくやりましたよね。
旅行に行ったら恋愛の話ばかり。クリスマスに彼氏彼女がいないと寂しいからとにかく11月や12月は必死に恋人探しをしたなんてこともありましたね。
まぁ、恋愛だけじゃないにしましても(笑)、同性の友達との友情を深めることもしましたよね。それこそ男だけで飲み会をやるとか旅行に行くとか、やりましたよね。
診断士のコミュニティ
診断士は年齢も社会人経験も勤務先も様々な方がいますので、診断士のコミュニティは(大学のサークルに例えられやすいですが)基本的には大学のサークルのようなノリはありません。
しかし、中には大学のサークルみたいなコミュニティもあります。勉強会もやりますが、それは建前中の建前。99%はそれ以外の目的です。「飲み会をやりました」というのはもちろん、「旅行に行ってきました」とか「ドライブに行きました」という投稿をされているのを見ます。
コミュニティ内で彼氏彼女を作った、結婚したという例もよく聞きます。
サークル的なコミュニティの特徴
ではここからはそんなサークル的なコミュニティの特徴を見ていきましょう。
メンバーの属性が近い
こういうサークル的なコミュニティは属性が近い人どうしでメンバーが構成されていることが多いです。
強い組織文化の特徴にも「メンバーの属性が近い」というものがあったと思いますが、サークル的なコミュニティもそれと同じです。
具体的には、40代以下(メインは20〜30代の人)で大企業勤務の人がほとんどを占めている形です。地理的にも特定の地域で固まっています。たまにそれ以外の属性の人もいますが、圧倒的に少数です。
なぜ「大企業勤務の人」という要素があるかと言うと、大企業勤務の方で診断士としての活動をしなくても暮らせる方がそういうサークル的なコミュニティに参加している傾向にあるからです。このような方は、極端なことを言うと診断士としての活動をしなくても、属性が近くて気が合う仲間どうしで盛り上がって普段の仕事のストレスを発散できればいいのです。
特に同じ企業(グループ)のメンバーが多いほどこのようなサークル的なコミュニティになりやすいです。
組織文化が強い
先ほどもチラッと出てきましたが、サークル的なコミュニティは属性が近い人どうしで集まるため、組織文化が強い傾向にあります。
その強さの表れが、タメ口での会話やチャット投稿、「●●っち」のような呼び方、身内ノリや学生ノリですね。
そして、強い組織文化の特徴に「参入障壁が高く排他的になりやすい」というのがあるように、そういうノリについていけない人はメンバーから距離を置かれますし、ノリが合わないから自分から去っていきます。
上記のように大企業勤務の方で、診断士としての活動をしなくても平和に暮らせる方がそういうサークル的なコミュニティの大抵を占めている傾向にあるため、「診断士として活躍したい」と意気込んでいる方が参加しても違和感が出てしまいます。
合コンや遊びありきのテニスサークルに、テニスの技術を真面目に学ぼうとする学生が入るようなものです。
仕事にはつながらない
しかし、サークル的なコミュニティのメンバーには、人脈や診断士としての仕事のパイプがある人はなかなかいないのが実状です。
なぜなら、そういう人脈やパイプがある人は診断士としての活動に忙しく、このようなサークル的なコミュニティに顔を出している暇はないからです。
また、そういうサークル的なコミュニティのメンバーは行動がチャラい、学生ノリと思われてしまい、コミュニティ外部の人からは信用されません。以前も見ましたが、学生ノリは一般的な診断士の世界では信用されません。タメ口での会話やチャット投稿、「●●っち」のような呼び方は社会人としての自覚がないと思われてしまいます。
信用されないの?
確かに、普通のコミュニティでも飲み会はありますし、気の合う人どうしで野球観戦をしてきたというSNSの投稿も見かけます。
しかし、サークル的なコミュニティと普通のコミュニティでは投稿内容にも差があります。
サークル的なコミュニティは普段のコミュニティ内の活動からチャラいです。グループチャットもタメ口での会話やチャット投稿、「●●っち」のような呼び方、身内ノリや学生ノリが多いです。そのノリでSNSにも投稿をします。だから外部の人から見るとやることなすことすべてチャラい、遊んでいると思われてしまい、信用されないのです。
一方、普通のコミュニティは普段はしっかり活動をしています。タメ口での会話やチャット投稿、「●●っち」のような呼び方、身内ノリや学生ノリなどは一切ありません。そのため、野球観戦などのSNSの投稿を見ても外部の人は「たまにはこういうことをするのか」と思われるだけで、チャラい、遊んでいるとは思われず、周囲の人から信用されます。
SNSの投稿さえ気をつければ普段のコミュニティ内の活動はチャラくてもわからないのでは?
という意見もあるかもしれません。
しかし、こういうコミュニティ内の活動の噂は他の人から伝わってきます。また、なんだかんだでSNSの投稿からも普段の活動ぶりはわかります。
サークル的なコミュニティとの付き合い方
結論を言うと、診断士というよりも日々の仕事の疲れやストレスを癒すための居場所として使うなら、そのコミュニティに参加してもいいと思います。それも立派な診断士としての生き方です。
ただ、活躍する診断士になりたいなら、そういうコミュニティは抜けるか、いてもたまに行くくらい(もしくは診断士として軌道に乗るまで)にしておいたほうがいいと思います。
やはり、活躍している診断士はそのようなサークル的なコミュニティには参加していません。バカバカしいとは思っていなくても、「ここにいてはダメだ」と思ってしまうのです。真剣度が違うといいますか、ベクトルがサークル的なコミュニティには向いていません。
実際、僕もこれまで年収3000万円稼いでいる診断士や、いろいろな地域から呼ばれて移動しまくっている診断士(鉄道ファンの僕からすると羨ましい限りです)など、活躍している診断士を何人か見てきました。
そういう活躍している診断士でサークル的なコミュニティに入っている人はいません。
別にサークル的なコミュニティに参加している人は真剣ではないということはありません。中には真剣に診断士の活動をしようと思っている方もいます。しかし、活躍している診断士はもう1段階も2段階も真剣度が上です。
今回はサークル的なコミュニティについて見ていきました。
今回もありがとうございました。