気仙沼訪問記①

診断士活動(イベント等)/

みなさん、こんにちは。

今回は僕が気仙沼に行ってきた模様を報告します。

それでは、よろしくお願いします。

関西から参加

気仙沼バルのメンバーはほとんどが関東近郊の方です。関西から行く人はあまりいません。毎年1人か2人くらいだそうです。

僕も京都から参加しますが、京都から気仙沼は950kmあります(大阪からだとちょうど1000kmです)。
行き方としては、まずは仙台駅まで行く必要があります。夜行バス(フォレスト号)か飛行機が妥当でしょう。もちろん新幹線乗り継ぎで仙台どころか一ノ関まで行き、関東の方のように大船渡線に乗り換えて気仙沼まで行く方法もありますが、金額的にかなりかかるため、夜行バスか飛行機が妥当だと思います。

仙台からは前回もお伝えしたように以下の3ルートがあります。

・東北新幹線で一ノ関→大船渡線
・在来線で小牛田→前谷地→気仙沼BRT
・仙台から気仙沼行き、宮古行き、釜石行きの高速バス

僕は京都から仙台まで夜行バスで行き、仙台からは在来線で小牛田乗り換えで前谷地まで行き、そこからは「気仙沼BRT」に乗って行きました

気仙沼BRT乗車

気仙沼BRTは、前谷地駅から乗ったのは僕1人でした。最初は「この路線、大丈夫か?」と思いましたが、気仙沼が近づくにつれて乗客も増えていきました。

途中、南三陸町を通りました。高台に住宅や病院、役場、警察署・消防署などが移転していました。
明らかに高台や山を切り拓いて町にしたことがわかるようになっていて、建物や道路はすべて最近作った雰囲気が出ており、ここが被災地であるということがわかりました。

南気仙沼あたりから気仙沼の市街地に入りました。ここでもBRTのルート(海の近く)にある工場や住宅などは最近作った雰囲気があり、被災地の実感がわきます。
不動の沢や東新城のように海から離れたところまで行くと昔からの家もあります。

京都を21:10に出て、気仙沼に到着したのは翌日の12:10でした。ちょうど15時間でしたね。距離にして950km、鉄オタからしたら「近場」ですね(笑)大したことありません。

仙台から気仙沼は東北新幹線で一ノ関乗り換えで大船渡線で行く人が多いみたいで、そちらで行くともう少し早く到着できます。

わからないならまずは観光案内所へ

テレビ東京のローカル路線バスの旅でもお馴染みですよね。その土地のことでわからなければ観光案内所です。気仙沼バルの案内冊子もありますし、気仙沼に関する様々なパンフレット・チラシが置いてあります。ついでに路線バス(BRT含む)のことも教えてくれます。

観光案内所は気仙沼駅前、内湾の「気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ」、海の市にあります
内湾の「気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ」の観光案内所は地区ごとのオススメが書かれたマップがあります。また、上の階が地元のラジオ局(ラヂオ気仙沼)になっています。
海の市では気仙沼を舞台にしたドラマや映画の資料などが展示されています。

あと、穴場が気仙沼市役所です。こちらにも観光パンフレットがあり、観光課の人に聞けば観光案内所代わりになります。また、気仙沼のすべての公共交通機関の時刻表が印刷された冊子を配布しています。

「内湾入口」とも言われている気仙沼市役所(明らかに何かのショッピング施設の跡地)

すべて見てきました

今回の気仙沼訪問では、気仙沼バル参加店をすべて見てきました

徒歩もしくはBRTのみの使用だったので、時間はかかりましたが、1日目に鹿折地区の3店舗以外はすべて行き、2日目も午前中に鹿折地区の3店舗に行ってきました
回ること自体は意外とラクです。店も近接しているところが多く、40近くある参加店は意外とすんなり行けます

栄えているところは?

気仙沼駅から内湾入口(気仙沼市役所)あたりまでは、昔ながらの繁華街で、今はそれほど栄えていません。
車の通行量もそんなになく、歩いている人もほとんど見かけません(下見をした日が平日ということもありますが)。
一方で内湾にある「気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ」あたりからみしおね横丁までは、新しくオシャレな建物やスポット的なところということで、そこそこ人がいます。

坂道とかは?

気仙沼バル案内の37番、鹿折地区にある和食きらずのみ、坂道があります。行きは上り坂、帰りは下り坂です。「マップ外」と出ているとおり、鹿折地区の他の2店と離れていて、歩いて15〜20分かかります。
他のエリアはすべて坂道はなく平坦です。

具体的には、この図の赤で囲った部分が坂道のあるエリア(山)です。

田谷・田中

行きにくいと言われている田谷・田中地区ですが、僕の感覚としてはそんなに行きにくい印象はありませんでした
田谷・田中地区までは、みしおね横丁から徒歩20分ほど、南気仙沼駅からだと徒歩10分ほどです。みしおね横丁や南気仙沼駅から路線バスも出ています(本数は1時間に1〜2本程度です)。
BRTの気仙沼市立病院駅、南気仙沼駅、不動の沢駅から歩いていくこともできます。それぞれ10分ほどです。

田谷・田中地区は飲食店がかなり多く、郊外にある市街地というイメージです。ゲオやコナカ、少し歩けばココスやイオンもあり、郊外型のロードサイド店舗や全国展開のチェーンが集まっています。

イメージとしては、気仙沼駅付近が昭和の頃からの古い繁華街なのに対し、南気仙沼駅付近や田谷・田中地区は最近の繁華街という感じですね。

路線バスの本数は?

「ミスターバス旅」の太川陽介が気にしそうなものですが(笑)、気仙沼は路線バスがそこそこあります。
BRTは元々は鉄道だった路線の代行手段の役割があるため、朝から夜まで運行しています。本数は気仙沼線系統が1時間に1〜2本、大船渡線系統が1時間に1本あります。

それ以外の純粋な路線バスも何系統かあります。
気仙沼駅前からだと系統や本数が少ないですが、歩いて10分くらいいった三日町からは系統や本数が増えます。内湾入口(気仙沼市役所)の次にある三日町から気仙沼駅や東新城に行く系統と、田谷・田中方面に行く系統が半分ずつあるイメージです。

都会のみなさん、田舎ではこれが「本数が多い」です

気仙沼の路線バス(BRTを除く)

気仙沼の路線バスには以下のものがあります。

・市内循環バス
気仙沼駅↔︎内湾↔︎港町↔︎海の市↔︎田谷・田中↔︎東新城↔︎気仙沼駅
1時間に1本

・御崎線
鹿折↔︎内湾入口↔︎田谷・田中↔︎南気仙沼駅
2時間に1本

・大沢線
鹿折↔︎内湾入口↔︎田谷・田中
1日3本(土休日は2本)

・鹿折金山線
鹿折↔︎内湾入口↔︎気仙沼駅↔︎東新城↔︎田谷・田中
2時間に1本

・松岩線
南気仙沼駅↔︎海の市↔︎内湾↔︎田谷・田中
1時間に1本

・新月線
内湾入口↔︎気仙沼駅
3時間に1本

・九条線
南気仙沼駅↔︎海の市↔︎内湾
1日3本(土休日は2本)

・大島線
田谷・田中↔︎東新城↔︎気仙沼駅↔︎内湾入口↔︎鹿折
2時間に1本

・三陸線
田谷・田中↔︎内湾↔︎海の市
平日のみ3本

市内循環バスがオススメ

BRTはJR東日本、一般の路線バスは宮城交通(ミヤコーバス)が運営していますが、気仙沼ハイタクが運営する気仙沼の市内循環バスがあって、これが意外とオススメです。
「気仙沼駅→内湾→港町→魚市場・海の市・みしおね横丁→田谷・田中→東新城→気仙沼駅」の順に鹿折以外のすべての地区を回ってくれます(逆方向もあります)。車両は一般的な路線バスではなくマイクロバスのようです。


これなら行きにくいとされている田谷・田中地区にも行きやすいです。また、拠点が東新城にあるため、BRT以外では行きにくい東新城にも行ってくれます。

鹿折地区からの移動

そんな市内循環バスが行かないのが鹿折地区です。
鹿折地区から内湾までなら何とか歩けますが、その他の地区に行くには歩いてでは厳しいです。

最も遠くにあるきらず付近の景色

特に、中心地区である港町・魚市場、海の市、みしおね横丁へ直接移動することは難しいです
そのため、鹿折から直接移動する場合はタクシー使用をオススメします

なお、鹿折から内湾まで歩き、そこから路線バスに乗れば系統や本数があるので行きやすくなります。

タクシーはつかまりやすい?

気仙沼バル当日はタクシーでの移動を考えている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、タクシーは気仙沼駅前にはいますが街中でつかまえるのはほぼ無理です

気仙沼バルの案内にタクシーの電話番号があるので、街中からならその番号にかけて来てもらうのが一番いいかと思います。

暑い?蒸し蒸しする?

京都や名古屋を基準にしてしまいますが、さすがに京都や名古屋ほどの暑さ、湿度はありませんでした。海がそばにあるため、比較的穏やかな気温・湿度です。

しかし、晴れていて日差しがあるとかなり暑いです。湿度はなくても直射日光で暑くなり、汗だくになります
日焼けをしたくない(するとまずい)人は日焼け止めを使ったほうがいいかと思います。

スマホの充電ができる店は?

基本的には狭い店や昔からの店が多いため、コンセントが使える店はなかなかありません。
しかし、気仙沼バルの案内でいう11番のアンカーコーヒーのように、カフェ系やバー系の店は充電できると思います。

バッテリーがヤバかったので、本当に助かりました

ただ、バル当日は実行委員(スタッフ)が長居をするのはよろしくないので、他のお客さんで混んできたら早めに充電を切り上げて店を出ましょう。

長居しちゃいけないの?

これは昼食・夕食で利用したときに体感したものです。

気仙沼の地元の人が利用している店が多いです。確かに気仙沼バルの案内でいう11番のアンカーコーヒーのような今時のオシャレカフェならそうではないですが、例えば2番の揚げたてコロッケ屋は地元の人が多く利用していて、地元の人のコミュニティ(居場所)にもなっています
そういう居場所に余所者の診断士メンバーが長居すると、空気が乱れると言いますか、本来の姿ではありませんよね
地元の人からすると余所者に邪魔されていると思ってしまい、不満やクレームにつながってしまいます

今回は気仙沼に行ってきた話から、気仙沼バルの歩み方につなげていきました。

次回もこの続きになります。
今回もありがとうございました。

著者

サトシ

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