みなさん、こんにちは。
今回はプロ野球の球団から学ぶ診断士のメンタルシリーズの第4弾です。
中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークス、阪神タイガースと来まして、今回は千葉ロッテマリーンズです。
それでは、今回もよろしくお願いします。
千葉ロッテマリーンズ
千葉ロッテマリーンズは千葉県に本拠地のあるパリーグの球団です。千葉県は僕の地元でもあるので、昔からチバテレビやbay-fmなど地元のマスコミには取り上げられてきました。
しかし、北海道日本ハムファイターズがハンカチ王子(斎藤佑樹)や清宮幸太郎など、マスコミ受けのする選手を獲得するようになってから全国区のマスコミからチヤホヤされていることを意識したのか、千葉ロッテマリーンズも一時期はマスコミ受けする選手を獲得していました。その際たる例が今回紹介する佐々木朗希選手(以下、敬称略)でした。
そんな佐々木朗希の地元は岩手県の三陸(陸前高田)で、高校は大船渡です。
そして、僕も7月の気仙沼バルに参加した際、時間があったので三陸鉄道の写真を撮影しに大船渡の市街地まで移動しました。
大船渡の街では佐々木朗希が地元の英雄扱いされていて、観光案内所には佐々木朗希の展示スペースもありました。

超特別待遇による勘違い
佐々木朗希と言えば至る所から超特別待遇をされていました。
高校生の頃から球速160kmを出してマスコミにヒーロー扱いされ、ドラフト1位でロッテに入団したものの、マスコミやファンから常に甘やかされ、球団も特別待遇でした。
体力がないという理由で登板間隔を他の投手より空けていましたし、苦手な球団との対戦には投げさせないような工夫もしていました。
そして、2022年に完全試合をしたことと、2023年のWBC(ワールドベースボールクラシック)での活躍により、さらに特別待遇に拍車がかかりました。ちょっと肩が痛い、肘に違和感があると言えば球団から「大丈夫大丈夫。ゆっくり休んでいいよ」と言われて長期休暇をもらえていました。こうなると、他の選手から不満も出ても当たり前だったでしょう。
また、2023年のWBCで海外の選手にも通用したものですから、本人も日本の野球をナメてかかるようになりました。
「自分は日本にはもう敵はいない、俺はメジャーに行くのが当然だ」と思うようになり、日本のプロ野球には登板する気はなく、毎年シーズンオフには球団にメジャー挑戦を直訴していました。
その結果、球団も面倒臭くなり、2024年のシーズンオフにメジャー移籍を容認しました。
そうして佐々木朗希は勘違い野郎なってしまい、本人のゴリ押しで2025年からメジャーへ行くことになりました。
メジャーでは特別待遇は通用しない
さて、メジャーの球団(ドジャース)に移籍した佐々木朗希ですが、メジャーでも春先は通用しました。それを取り上げた日本のマスコミからチヤホヤされていたため、また勘違いをしてしまいました。
しかし、すぐに対策をされて打たれ始めてしまい、そこからはまた「体力がないから登板間隔を空けてほしい」とか「肩が痛い、肘に違和感が」などと言い始めました。
当たり前ですが、メジャーでは日本人は「助っ人外国人」という扱いです。あの大谷、松井、イチローの各選手もメジャーではみんな「助っ人外国人」です。育成よりも結果が求められ、自国の選手より扱いが厳しくなるのは当然です。
登板間隔で特別扱いしてあげるとか、肩や肘がおかしいならにゆっくり休んでいいよとはなりません。結果を出せなければ1年でクビです。日本の球団にいたときのようなワガママや特別待遇は一切できません。
しかし、佐々木朗希はそのままチーム(ドジャース)でもワガママぶりを発揮し、マイナー行きを命じられてしまいました。要は面倒な選手で干されてしまったというわけです。
今回の記事で言いたいこと
ズバリ、うまくいっているからと言って調子に乗るな!です。
新人診断士や若い女性診断士ならいろいろな先輩から声をかけてもらいやすいですし、診断士として活躍すると周囲から頼りにされます。
こうなることで、佐々木朗希みたいに増長して謙虚さをなくしてしまってはいけないのです。
佐々木朗希のように、周囲から甘やかされてチヤホヤされていると、自分勝手なわがまま人間になり、あれこれと周囲に駄々をこねるようになって煙たがられてしまい、せっかくの素質を潰すことになります。
今回の佐々木朗希の例は診断士にとっても謙虚さを学べる良い教訓になります。周囲からチヤホヤされているときこそ、謙虚さをなくして自分勝手でわがままな性格にならないように強く意識していく必要があります。
診断士でよくある例
結構あるのが、ある程度活躍していて診断士の中で知名度のある人が、酒の席などで後輩診断士に対してドヤ顔で自分の活躍ぶりを自慢したり、「こういう奴はダメだ」と言ってしまったりすることです。
これをやってしまったら謙虚さがない証明になるため、周囲の人はどんどん離れていきます。それを補うため新人診断士相手にドヤ顔で自身の活躍ぶりを自慢し、さらに周囲の人から呆れられる(新人診断士はしばらくなら憧れをもってくれますが数年で離れます)という、負のスパイラルに入ります。
今回は千葉ロッテマリーンズ(にいた佐々木朗希選手)から学ぶ診断士としてのメンタルをお送りしました。
結局、プロ野球選手も診断士も謙虚さが重要、増長することはNGということです。
今回もありがとうございました。