みなさん、こんにちは。
前回は相手の勤務先企業の情報をあれこれ詮索することについて見ていきました。
今回はプライベートの情報も含めて見ていきます。ということで、一部は前回の内容と被っています。
それでは、よろしくお願いします。
プライベートの情報
前回、詮索をしてくるとしたら勤務先企業のこととプライベートのことと述べました。前回は前者を見ていきましたが、今回は後者について見ていきます。
相手の同意なしに相手の個人情報や勤務先の詳細を勝手に調べる行為は、明確にプライバシーの侵害に当たります。
プライベートの情報で言うなら、家の場所や恋人・家族の有無について勝手に調べたらアウトというのはイメージがつきやすいですよね。
確かに公的機関や採用時の背景確認の場合のように、正当な理由があれば本人の同意を得て詮索することが認められているケースもあります。しかし、そうではない限り一般人が他人の個人情報や勤務先を詮索することは常識を逸脱しています。
別れさせ屋や復縁業者などがSNSの情報などを詮索することがありますが、あれは「その手のプロ」だからできることです。当然ですが、法律に違反しないギリギリのラインがわかっています。素人が軽々しくそれを行うとそのラインを越えて法律違反行為をしてしまいます。
名刺交換をしたからといって、相手に個人情報や勤務先の詳細をしつこく聞かれる筋合いはありません。
特にイベントなどでの名刺交換は、挨拶やネットワーキングの一環であり、信頼関係が築かれていない段階で踏み込んだ質問をされるのは不快に感じて当然です。
営業・勧誘目的の可能性も
前回の説明では省いたのですが、勤務先企業やプライベートのことをしつこく聞いてきたりあれこれ詮索してきたりするのは、営業目的、勧誘、または個人的に不適切な関心を持っている可能性もあります。
いわゆる「怪しいビジネス」に誘われることだってあります。
こういう営業目的・勧誘目的だとわかったときこそ、無理に関わる必要はありません。ご自身の安心・安全を第一に考えましょう。
特に同業者、取引先の場合は営業・勧誘目的の可能性が高くなります。そりゃそうですよね。相手の仕事の勝手がわかっていますし、営業や勧誘をすれば普通の人よりも成功しやすいですから。
不安や恐怖につながる
前回の記事からもわかるように、このような詮索は気持ち悪いです。
これは相手の立場に立ってみたら問題のあることだとわかると思います。
仕事やプライベートのことについて、こちらの同意なしで他人があれこれ詮索しているとしたら、相手が不快感・恐怖感を抱くのは自然な反応です。相手は不安で眠れないほどの精神的ストレスを感じていることもあります。誰でも自分のことを勝手に詮索されていたら怖くて落ち着きません。
この時点で一線を越えていますので、当然ですがその詮索している人との信頼関係は崩壊します。

なぜ不安・恐怖を感じるのか?
ここからは、相手の立場に立っても詮索されることの恐怖にピンと来ない人に向けた説明です。
詮索されるとなぜ怖くなるのでしょうか?
詮索されるというのは、こう感じさせる行為です。
見られている気がする
勝手に知られている、知らないうちに把握されている
何をされるかわからない
情報をどう使われるか怖い
つまり、安心できるはずの自分の“安全領域”を壊されている感覚です。
それが不安や恐怖につながり、場合によっては眠れない、メールなどの着信が怖くなるなどにつながります。

同意なしの詮索は法的に問題が生じる
ここからはまとめ的な内容です。
例えばイベントで知り合った人が、相手の同意なしに勤務先のことをあれこれ詮索してきた場合、状況によってはストーカー行為・プライバシー侵害・ハラスメントにも該当します。
また、本人が「連絡は勤務先ではなく私個人のメールにお願いします」と言っているにも関わらず無理やり勤務先に連絡をした場合、それは明らかなプライバシー侵害ですし、勤務先とのトラブルにもつながるため、一気に信用がなくなります。
そもそも、イベントなどで相手が名刺を渡したからといって、「仕事やプライベートを確認されること」まで同意しているわけではありません。本人の許可なしに詮索をしたり会社に連絡したりすることは、プライバシー侵害や個人情報保護の観点から不適切となります。
もしかすると、相手の詮索をするのは勤務をしているのか疑っている場合や、取引をしたいから勤務先を詮索している場合もあるかもしれません。
本当に勤務しているか疑っている、どうしても勤務先企業の情報を得たいなどの理由で詮索したいなら、信用調査会社や探偵に依頼すればいい話です。
しかしそれをやると逆に信用を一気に失います。そんなところに調査されて気持ちの良い人などいません。
悪意がなくてもアウト!
善意とか興味本位なら問題がないと主張される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このような詮索は本人に悪意がなかったとしても、相手を不快に感じさせた時点でアウトです。
「善意です、興味があって」は言い訳になりません。たとえ礼儀正しい謙虚な人だろうが、それをやったらアウトです。
相手がどんなつもりであっても、相手が嫌だと感じたなら、それは問題行為になります。

今回は相手が勝手に詮索してくることについて、プライベートのことや不安・恐怖に感じることも含めて見ていきました。
今回もありがとうございました。