みなさん、こんにちは。
今回もヨコの意識で見るトレーニングの続きです。
今回は前回よりも難易度が増しています。
前回も述べたように、中小企業診断士になった段階で徐々にタテの意識を減らし、ヨコの意識を増やしていく必要があります。具体的には、すべての人を尊重し、労をねぎらい、「仲間」と思えるようにすることが必要です。
それでは、今回もよろしくお願いします。
③街中にいる変な価値観の人、どうしようもない人
さて、次は変な価値観の人と言うか、どうしようもない人です。
みなさんも街中で駅員に八つ当たりしている人や、家庭ゴミを堂々と駅のゴミ箱に捨てるような人、ギャンブル依存で昼間から酒を飲んでいるような人を見たことがあると思います。
こういう「自分の価値観とは大きく異なるどうしようもない人」は一定数います。
こういう人はどうしても世間から「底辺だ」とか「どうしようもないクズだ」とか思われやすいですが、これはタテの解釈です。三大態度を満たしたいならそういう解釈はNGです。
僕もプロ野球の試合を内野席で観戦していて、ヤクザのような野次を飛ばしていた観客や、周りが静かに見ている中で球場全体に聞こえるくらいの大声で意味不明な発言(応援なのか野次なのかわからない発言)をしていた観客を目にしたことがあります。大きな旗で後ろの人の視界を奪っていた客もいました。もちろん、これらの観客については他の観客は迷惑そうでした。中には途中で警備員に知らせている人もいました。
そういう観客がいると、周囲は明らかに不快感を抱きます(警備員に1〜2度注意されていました)。僕も試合を見たいのにその観客が気になってしまいました。
必ずこういう変な価値観の人、どうしようもない人が一定数います。
では、こういう人にに対しては、どのように思えばいいでしょうか?
まずは思考を停止して離れる、でしたね。離れられないなら耳栓をする、大音量で音楽を流す、目を閉じるなどできればいいのですが、変な価値観の人やどうしようもない人の不快な行為だとそれはしにくいです。それなら思考を停止するスキルを使って「聞いていないモード」になりましょう。どうしようもない人の発言を右から左に抜けさせます。抜け殻のようになっていればいいのです。それによってその場を凌ぎましょう。
そしてメンタルが落ち着くまで待つ。
あとは普通の見知らぬ人と同じです。
メンタルが落ち着いたら、背景の事情を考慮する。変な価値観の人やどうしようもない人は、ここが普通の人より酷くなっていることが多いです。
そうすると感謝できる余地が見つかってくる。
そうしたら相手の労をねぎらう。
そして、相手に敬意をもつ。
それができたら、ポジティブ・楽しい・強気の解釈、適当力のどれかを使っていく。
そうするとメンタルも解釈も落ち着いてくる。
そうすることで相手の言動や価値観を尊重できる。
これで相手を「仲間」と思える。
④価値観や意見が大きく異なる人
最後はこれです。野球でいうと阪神ファンが巨人ファンを「仲間」と思うようなものですね。
僕なら鉄道ファンなので、新幹線やリニアの建設に反対している人とは価値観や意見が大きく異なることになります。
あとは政治信条が代表的です。与党の支持者と野党の支持者はいつも敵対しています。選挙のときには妨害のプラカードをもって敵陣の演説会に来る場合もあります。
残念ながら、アニメやマンガ、学園ドラマではないので、反対派が改心することはありません。また、憲法で保証されているため、「反対派は全員逮捕だ」ということもできません。
結論から言うと、こういう方は「ある面では仲間だけど、別の面では仲間ではない」と捉えればOKです。例えば阪神ファンと巨人ファンは、プロ野球のことなら仲間になるのは無理でも、例えば仕事のことや他の趣味のことでは仲間になることもできます。阪神ファンの方なら「巨人ファンは存在からすべて受け入れられない」ではなく、受け入れられる面もあるはずです。
ただし、仲間ではない別の面について「敵」とは思わないようにしましょう。
あとは普通の見知らぬ人と同じです。ただし、対象が「仲間になれる面」に限られていることがポイントです。
メンタルが落ち着いたら、背景の事情を考慮する。
そうすると感謝できる余地が見つかってくる。
そうしたら相手の労をねぎらう。
そして、相手に敬意をもつ。
それができたら、ポジティブ・楽しい・強気の解釈、適当力のどれかを使っていく。
そうするとメンタルも解釈も落ち着いてくる。
そうすることで相手の言動や価値観を尊重できる。
これで相手を「仲間」と思える。
いかがでしたでしょうか?今回はちょっと難しいですよね。でもこれができるようになると、人間としての魅力が一気に向上します。
また、どうしようもない人に対しても「仲間」と思うことはできてくると思います。
ぜひ、今回提示した流れを何回かやってみてください。
今回もありがとうございました。