みなさん、こんにちは。
今回は「簡単に批判や文句を言いたくなったときにこそ、背景に事情があることを考えてみましょう」ということを見ていきます。
ネットでの掲示板やニュースのコメント欄にはいまだに匿名だと思って好き勝手書いている人がいますよね。今回の内容はそのイメージです。
それでは、今回もよろしくお願いします。
とあるニュース
ある野球の試合で、監督が第三捕手(正捕手と控えの捕手とは異なり万が一のために置いている選手なので普段出てくることはありません)をスタメンとして出したことがあります。
その試合の後に監督が、報道陣に対し第三捕手をスタメンに出した理由について、「たまには使おうと思ったから」と答えました。
もちろん、そのフレーズが新聞やネットのニュースにも出てきました。
ところが、そのニュース記事のコメント欄には「それは余計な一言だ」とか「選手に失礼だろ!」とか「そういう言い方はすべきではない」と文句を言うファンが続出したのです。
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しかし、そのファンは監督のすべてを知っていてその文句を言っているのでしょうか?
監督のように球団や選手との契約関係があっての、利害関係者としての発言でしょうか?
そうではないですよね。報道を見て「たまには使おうと思ったから」というフレーズだけ見て騒いでいて、背景の事情を考慮しようとしていないのです。
例えばこんな事情があるかもしれない
もしかしたら、監督は試合前にその第三捕手の選手に「今日は使うからな。期待しているぞ」とエールを送っているかもしれません。
また、「他の選手に刺激を与えるために、マスコミには『たまには使おうと思ったから』と答えるけどごめんな」と事前に謝っているかもしれません。
そのような事情があるかもしれないのに、断片的な情報だけ見てカッとなるのは残念ですよね。
批判や文句はラク
外野から批判する、文句を言うことは簡単です。
だからこそ、批判したくなった、文句を言いたくなったときこそ、背景にある事情を想像してみてはいかがでしょうか?
ネガティブな解釈に決めつけるのもラク
人間には「ネガティビティバイアス」というものがあります。他人からされたこと(他人がしていること)に対して、ポジティブな解釈よりもネガティブな解釈のほうが落ち着く心理があります。
何か自分の身に危害が及ぶリスクがあるからこそ、悪いほうに決めておけば安心できるという心理です。街中や電車の中などで見ず知らずの人がしたことをネガティブに解釈してしまうのは、その心理が働いているからです。
ネガティブな解釈をしてそれに決めつけることは簡単です。こちらもネガティブに決めつけたくなったときこそ、背景の事情を考慮してみましょう。
ポイントはその想像をポジティブなものにすることです。ほめ達はこのあたりのことは抜け目なくやっていきます。もちろんそれは実際の事情と合っていなくていいですし、強引でもいいです。
ポジティブな事情を考えることが無理なら、パーソナルスペースを広く確保できるところに避難です
こんなケースならどうする?
では練習問題です。
電車に乗っているシーンをイメージしてください。
特急のような2人掛けの席(クロスシート)で、あなたは窓側に座っています。

このとき、通路側に誰か座ってきました。
そしたら急に、通路側の人が自分の目の前を通り越して窓まで手を伸ばし、勝手にカーテンを閉めてしまいました。あなたはせっかく景色を見たいからカーテンを開けていたのに、「すいません、日差しが眩しいので閉めていいですか?」などと言われることもなく勝手に閉められてしまいました。
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さて、あなたはどう思いますか?
「おい、何勝手に閉めてんだよ!」と相手に文句を言いますか?
それはトラブルになるかもしれないですし、危ないですよね。
なので大抵の人は呆気に取られつつ、黙っています。せいぜい舌打ちするくらいですよね。
そして「うわ、なんで勝手に閉めるかなぁ」などと文句たらたらなことを思います。
しかし、ここでポジティブな方向で背景の事情を考慮してみましょう。
まず、相手に悪気はありません。相手はあなたを困らせよう、イラつかせようと思ってその行為をしているわけではありません。これはもう理解できると思います。
週刊誌やタブロイド紙、偏向報道をする新聞やテレビ番組のように、事情などなくむしろ悪意で相手を陥れることありきの場合もあります。
次に、何でもいいので強引にポジティブな見方をしてみましょう。実際の相手の事情と合っている必要はありません。
もしかしたら、その人は日光アレルギーなのかもしれません。疲れていて眠いからこそ、眩しくなるのが嫌なのかもしれません。直前にイライラすることがあって考え事をしたいのかもしれません。
このように、ポジティブな方向で背景の事情を考えてみましょう。
そうすると不快なことをされてもネガティブな解釈に固定されることは少なくなっていきます。

今回は背景の事情を考えることについて見ていきました。
ここができるようになると、一気に「ポジティブ、楽しい」態度と「相手への敬意など」のレベルが上がります。
今回もありがとうございました。