診断士界隈の機会(ニーズ)

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みなさん、こんにちは。

前回までは僕の強みをひたすら紹介し(一部の強みについては1本分の記事で紹介し)、今後のキャリアの路線に使えそうな強みをピックアップし、ある程度は路線が見えてきました。

しかし、それってニーズがなければ意味がないですよね
いくら「これができます」と言っても、求めている人や企業がいなければ宝の持ち腐れです

そこで、今回は診断士関連で見られるニーズについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像は、徳島から高松を走る特急うずしおです。徳島は関西とのつながりが強いところなので、関西への診断士のニーズも四国の他の県に比べると高いと言えます。

追い風になるものとそうでないもの

当然ですが、診断士はすべてのニーズに対応できるわけではありません。あれもこれも対応していたら身体がいくつあっても足りません。

また、得意不得意もあります。いくらITに関するニーズが高まっていても、例えば僕のようにITが苦手な人にとっては対応できるものではありません

さらに、強みと同じようにそのニーズに群がる人が多ければ競合が多いことになり、差別化は難しくなります。ITに関してはまさにそれで、ニーズは高まっているものの、ITが得意な人はたくさんいるので、そのまま対応しても競争が激しいレッドオーシャンです

そこで、まずは「僕が対応できるもの=僕にとって追い風のもの」と「僕が対応しにくいもの=僕にとって追い風ではないもの」に分けて、診断士関連のニーズを挙げていきます。

僕にとって追い風になる機会・ニーズ

やっている人が少なく、ブルーオーシャンにつながる機会のイメージです。

・診断士受験生の増加
・ほめてほしい人の増加
・ハラスメントの意識の拡大
・メンタルヘルスの重要性の拡大
・伴走支援の需要の増加
・中小企業の事例を多く知る診断士の不足
・交通系企業に対応できる診断士の不足
・地域活性化需要の拡大
・マッチング需要の増加

受験生の増加は受験関連の強みで対応できそうですよね。講師としてのわかりやすさも活かせます。

ほめてほしい人、ハラスメントの意識、メンタルヘルスの重要性も最近は増えていますよね。これらもほめ達のスキルやメンタルヘルスのスキルで対応できそうです。しかも僕はハラスメントの被害者でもあるので、被害者ではない人に比べると有利です。

伴走支援の需要増加もよく聞きます。これだけなら他に参入している人も多いのでレッドオーシャンですが、メンタルヘルスをきっかけにいけば僕のほうが対応しやすいと思います。

「交通系企業に対応できる診断士の不足」については、単なる鉄道ファンの診断士なら多いです。しかし、実際に鉄道会社や交通に関連する企業(駅弁屋やタクシー会社など)と仕事をしたことがある人は少ないですから、鉄道会社や駅ナカのお土産屋と仕事をしたことのある僕にとって有利です。

地域活性化についても、近年の地方の衰退を見ていたら需要が高まっていることがわかると思います。これも改善事例を研究している僕にとっては有利です。
地域活性化は「地域支援、地方創生」とも呼ばれています。具体的なニーズとしては、地域資源の活用、観光事業の立ち上げ支援、地域産業の育成が求められています。

マッチング需要については、よく「こんな人いないかな」と他の診断士や取引先の社長、従業員などから聞くことがあります。これについて、日本全国に人脈があり、定期連絡で関係性を維持している僕にとっては有利なものだと判断しています。

ちなみに、今回のサムネ画像は「特急うずしお」です。うずしおと言ったら徳島ですよね。そして、うずしおはブルーの海で渦を巻いているものです。このうずしおのようにブルーの渦に飛び込めば、ブルーオーシャンで安定した仕事ができると思います。

僕にとって追い風ではない機会・ニーズ

機会ではあるものの、やっている人が多くてレッドオーシャンにつながるもののイメージです。

・診断士の認知の増加
・診断士による支援範囲の拡大(窓口支援案件の拡大
・創業案件の増加
・事業承継案件の増加
・休廃業案件の増加
・事業再生案件の増加

これらは中小企業白書でもよく出てきている内容ですよね。メジャーである分、診断士への認知度は高くて参入してきている人が多いです。

例えば経営者の高齢化が進み後継者が不在の中小企業が急増しての事業承継支援、コロナ禍や物価高騰で経営悪化する企業が増加しての再生支援、スタートアップや副業起業の増加による創業支援、国や自治体の中小企業支援制度拡充による補助金や助成金の活用支援、業務効率化・生産性向上のためのIT活用が求められてことでのIT支援などです。
先ほど、IT系のニーズは高まっているけどそこは競争が激しいレッドオーシャンと述べましたが、ここに挙げたとおりです。

これらのニーズが高まっている理由としては、経済産業省や中小企業庁による「支援機関の強化」政策の一環、中小企業への支援が「専門性」を求められるようになったこと、地方銀行・信用金庫との連携ニーズの増加、他の士業(税理士・社労士など)との協業による「経営全体支援」が求められていることが挙げられます。

今回は診断士界隈のニーズについて、僕にとって有利なものとそうでないものに分けて見ていきました。

今回もありがとうございました。