「心地よい」を探る

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みなさん、こんにちは。

前回まで、強みノートと自己分析ノートを書くことによって自分の強みを見つけ、診断士関連のニーズの分類をしていきました。

確かに、「ニーズがあります。そこは自分の強みを活かせます」というものならキャリア(仕事)の路線として有利に働きます。しかし、その仕事が自分自身にとってつまらない、興味がない、我慢を強いられるものならどうですか?

数日で済む仕事ならやってもいいかもしれません。今後の糧になるものとか、ここで恩を売っておけば見返りがあるというものでもやっていいかもしれません。しかし、我慢や苦痛が何年も続くような仕事なら、ちょっと躊躇しますよね。これは自分にとって心地いいものではないからです

今回はそういうものについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像は松山を走る伊予鉄の車両です。この車両は僕の地元の銚子電鉄にも譲渡されているもので、実家のような心地よさがあるということで、こちらの車両の写真をサムネ画像として選びました。

銚子電鉄です。手前の車両は伊予鉄から譲渡された車両です

「心地よくない」を探る

「心地よい」といきなり言われてもよくわからないですよね。

そこで、自己分析ノート(別の「自己探索ノート」にもあります)には、自分にとって心地よいもの、心地よくないものを書いているワークがあります。
もちろんこれは他人に見せるものではないので、正直に書いてOKです。今の上司や先輩などを想像して反面教師のような形で書いてみてもOKです。

そしね、僕の分析結果は以下のようになりました。

《場面》
・パワハラ、モラハラなどで怒られているとき
・興味のない話をされているとき

《人》
・ネガティブな人
・悲壮感があり楽しそうではない人
・上から目線の傲慢な人
・身内ノリで蚊帳の外にさせる人

場面と人で分けてみました。それぞれ上に挙げた要素ほど心地よくないものです。

例えば僕は、いくら稼げる仕事だったとしても、メンバーの中にパワハラ・モラハラ体質の人がいるような仕事なら嫌です
また、グチグチと文句を言ってメンバーのモチベーションを下げるような人も嫌ですし、上から目線でダメ出しばかりする人も嫌です
こういう人がいると僕は一気に心地悪くなります。
これが四国合宿で書いた自己分析ノートの結果でした。はい、正直に述べました。

確かに活躍する診断士には「ポジティブ、楽しい、謙虚」の三大態度があるほうがいいですが、これを3つとも満たしている人はなかなかいません。1つでも満たしていると有利で、2つ満たしていると診断士としての活躍は相当有利になります。
逆の「ネガティブ、悲壮、傲慢」はまずいです。1つならまだ何とかなりますが、2つ満たしていると診断士としての活躍はしにくくなります。今回、「心地よくない」に挙げたのはこちらの側の

「心地よい」を探る

いきなり今回のテーマである「心地よい」は何ですか、と聞かれたら答えが思い浮かばないかもしれませんが、「心地よくない」がわかればあとは簡単です。基本的にはさっきの「心地よくない」の逆が「心地よい」になります。

《場面》
・新幹線の中、普段乗らないものに乗っているとき
・ほめられているとき
・興味のある話をしているとき
・自分が話の中心になっているとき

《人》
・ポジティブな人
・元気で楽しそうにしている人
・謙虚な人
・他人のことを気遣える人

先ほどの「心地よくない」にはなかったオリジナルの要素としては、最初の電車のやつですよね。
僕のことをご存知の方なら、僕が新幹線に乗ると体力が全回復することはご存知かと思います。僕にとって新幹線は「動くベホマ」です

他にも普段乗らない電車やバスに乗るのもいいですね。例えばこのキャリア分析のために行った四国合宿そのものが四国の特急列車3日間乗り放題だったので、心地良かったですし、良い気分転換(メンタルの回復)にもなりました。乗りまくっていても全く疲れませんでした。

非日常はメンタル回復につながります

自分の「心地よい」の傾向

では、先ほどの「心地よい」の内容から、僕が心地よいと思う傾向を分析した内容がこちらになります。これも上の要素ほど大きなものになっています。

・ポジティブ、楽しい、謙虚
・ほめる、ほめられる
・興味がある、ワクワクする
・自分が必要とされている

オマケとして、「非日常」もあるかもしれません。言い方を変えると、毎日同じことを繰り返すような仕事には向いていないことになります。

結局は「ポジティブ、楽しい、謙虚」の三大態度なんですよね。
特に「ポジティブ」で「楽しい」ことだと思います。
ほめ達であることも考えても、僕はポジティブで楽しい雰囲気を作り、ほめたり感謝の言葉を言ったりする人やコミュニティが好きなのだと思います。

また、興味があるかどうかも大きいと思います。僕は興味がないものは見向きもしない(見向いたとしても嫌な雰囲気が顔に出てしまう)性格なので、興味がないものに無理やり挑むのは取引相手や関係者にも失礼になってしまうと思います

2軸で考えることはビジネスモデルや製品戦略の設定にも役立ちます。
僕の場合は「楽しい・楽しくない」と「興味がある・興味がない」の2軸ですが、もちろん「楽しい×興味がある」のエリアがベストであり、僕のビジネスモデルや製品戦略の基本になります

僕はエンターテイナー?

この「ポジティブ、楽しい」について、診断士が行うコンサルティングなどの仕事を「知的なエンターテイメント」と捉えてみるといいと言われたことがあります。つまり、普通の仕事にエンターテイメント性を付加するのです。

僕はエンターテイナーです!

そうすると、普段の生活やメンタルから変わっていきます
エンターテイナーなのですから、街行く人にイライラしていたら意味ないですよね。観光地にたくさんいる外国人に対しても、「オー、イエスイエスイエス!」というように楽しく捉えてみてはいかがでしょう

「心地よい働き方」を探る

では、ここまでの内容から僕にとっての「心地よい働き方」を見ていきましょう。これが僕のキャリア路線の指針になります。

・パワハラ、モラハラをする人はNG。ほめる人は大歓迎
・ポジティブで楽しくて興味がある(ワクワクする)もの
・非日常が味わえるとやる気UP

仕事については「ポジティブで楽しく、興味がある(ワクワクする)もの」ならOKということです。
そして、前を向いている人やコミュニティと付き合ったほうがいいこともわかりました。
これらが自分にとっての無理のない生き方にもつながっていると思います。

今回は自分にとって心地よいこと、心地よくないことを見ていきました。
「ポジティブで楽しく、興味があるものならOKって、なんて自分勝手な奴だ」と思われたかもしれません。
そこで、ここまで分析した強みから出したキャリアの路線の内容が、「ポジティブで楽しく、興味があるもの」に当てはまるかどうかについて、後日の記事で改めて見ていきます。
今回もありがとうございました。