クロスSWOTを改めてやってみた

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みなさん、こんにちは。

今回は、ここまで出た内容についてクロスSWOT分析をしてみました。

クロスSWOT分析については以前もやりましたが、あのときはまだ強みの分析が曖昧だったことや、ブルーオーシャンやレッドオーシャンのことも見えていなかったことから、そこまで方向性が見えない抽象的なものになっていました
しかし、今回は強みの分析をかなり具体的にやりましたし、自分にとって追い風のものであるかどうかや心地よいものかどうかも考えました

そのため、この機にクロスSWOT分析をやり直してみました。
なお、以前のクロスSWOTはこちらの記事にあります。

それでは、今回もよろしくお願いします。

なお、今回のサムネ画像は車体に「X」のラインが入っているJR四国の2700系車両にしてみました。こちらは徳島~高松の特急うずしおと、岡山~高知の特急南風で使われています。

機会を分けた

本来ならクロスSWOTは2×2の4マスで考えるものですが、機会については前々回も見たように「追い風になるもの=ブルーオーシャンにつながるもの」と「追い風にならないもの=レッドオーシャンにつながるもの」があることから、機会を2つに分けて3×2の6マスで考えることにしました

強み

強みについては、今後のキャリアに活かせるものを厳選しました。

A.勉強・受験系
・講師ノウハウ(わかりやすさ)

B.専門スキル系
・ほめ達スキル
・メンタルヘルス
・交通系知識
・中小企業白書の横断的知識
・中小企業、小規模企業の傾向や優良改善事例の研究

C.コミュニケーション系
・地元トーク力
・キューピット力、歓迎しつなげる力
・モチベ向上、盛り上げ力、動く組織活性化
・こまめな挨拶、定期的な個別連絡
・双方向コミュ力(伴走支援スキル)

D.積極系
・フットワークの軽さ、積極行動力
・発信力
・アウトプットのスピードの速さ
・日本全国の人脈の広さ、ネットワーク力

特に「B.専門スキル系」に挙げたものは診断士としてのキャリアの路線につながるものということでしたね

機会

続いては機会を挙げていきますが、こちらは上記のとおり2つに分けています。

僕にとって追い風のもの

少なくとも診断士では実際にやっている人が少なく、ブルーオーシャンにつながる機会のイメージです。

・診断士受験生の増加
・ほめてほしい人の増加
・ハラスメントの意識の拡大
・メンタルヘルスの重要性の拡大
・伴走支援の需要の増加
・中小企業の事例を多く知る診断士の不足
・交通系企業に対応できる診断士の不足
・地域活性化需要の拡大
・マッチング需要の増加

僕にとって追い風ではないもの

機会ではあるものの、やっている人が多くてレッドオーシャンにつながるもののイメージです。

・診断士の認知の増加
・診断士による支援範囲の拡大(窓口支援案件の拡大
・創業案件の増加
・事業承継案件の増加
・休廃業案件の増加
・事業再生案件の増加

弱み

強みと機会を挙げたついでなので、弱みと脅威も見ていきます。

弱みは以下のものです。
・IT系
・製造業のノウハウ

脅威

脅威はこちらになります。主に競争に関することなので、機会で挙げたもののうちレッドオーシャンにつながるもの(追い風ではないもの)もこちらに近いものとなります。

・診断士以外の士業との競争
・補助金バブル崩壊
・コンサルへのイメージ悪化

クロスSWOT分析

では、ここからクロスSWOTをやっていきます。

S×O(ブルー)

・中小企業白書・事例の「研究」
・ほめる系
・メンタルヘルス
・交通系診断士
・地域コンサル
・人の紹介

基本的にはこれが僕が進むキャリアの路線と言えます。

S×O(レッド)

・受験相談
・公的支援
・補助金
・普通のコンサルティング
・講師(受験、ほめ達検定、ビズストーム)
・執筆(雑誌記事、コラム、その他有料コンテンツ)

ここにあるS×O(レッド)のものは「やらない」という意味ではありません。現に本業では「普通のコンサルティング」をしていますし、診断士としても、下の2つ(講師・執筆案件)もこれからもいただきたいと考えています。

S×T

会計・税務(税理士との競合になる)
知財(弁護士や弁理士との競合になる)

会計(管理会計を含む)は銀行勤務の方など得意としている診断士が多いです。税理士も含めたらドス黒いほどのレッドオーシャンです。
また、法律についても得意としている診断士はそこそこいて、弁護士や弁理士も含めたらレッドオーシャンです。

W×O

創業、再生、承継案件

これらについてもコーチングと同じくらい進出している(興味をもっている)診断士が多いため、レッドオーシャンです。

W×T

IT系、製造系

ここはそもそも経歴がないの捨てています。また、診断士の科目としても情報と運営(生産管理部分や2次の事例Ⅲ)は苦手なので、ここは外部の専門家に任せます。

つまり僕のキャリア路線は・・

講師(受験、ほめ達検定、ビズストーム)、執筆もありますが、積極的にやるものとしては以下のものがいいことがわかりました。そして、人の紹介(マッチング)以外のものは講師(セミナー・研修)やコンサルティングでいくことがいいとわかりました。

中小企業の改善事例や白書解説
ほめる系
メンタルヘルス系
交通系企業支援
地域支援
人の紹介(マッチング)

これらのことについては次回以降でそれぞれ詳しく状況などを説明いたします。

あと、これはまだ構想段階ではありますが、YouTuberや新人診断士向け教材製作も案にはあります

僕が今回のキャリア分析で出した事業はすべて、「ポジティブで楽しいもの」です。
リストラ策や節税対策などの後ろ向きなテーマよりも、ほめる習慣づけや離職率低下などの前向きなテーマのほうがクライアントや受講者が喜んで参加したい、楽しめると思えるようになりますよね。
緊張させない、退屈させない、難しくない、ネガティブな気分にさせないことが、満足度を高めるポイントです。

参考までに、以前書きましたキャリア路線の記事も載せておきます。こちらの記事にある内容より今回出した内容のほうがはるかに具体的であることがわかると思います。

今回はクロスSWOT分析を改めてやってみました。

これでキャリアの路線が提示できましたね。赤字のものです。

今回もありがとうございました。