みなさん、こんにちは。
ここまで、強みやニーズ、やりたいことなどを考え、本当に事業としてできるのかを検証していきました。
その結果、多少の課題はあるものの、どれも事業化できそうなことになりました。
確認ですが、クロスSWOT分析の結果、以下のものがいいことがわかりました(今のままでもできる講師業や執筆は除いています)。そして、人の紹介(マッチング)以外のものは講師(セミナー・研修)やコンサルティングでいくことがいいとわかりました。
●中小企業の改善事例や白書解説
●ほめる系
●メンタルヘルス系
●交通系企業支援
●地域支援
●人の紹介(マッチング)
YouTuberや教材作成もありましたが、これは完全な思い付きなので、今回は省略します。
では、今回はそんな事業をやることになった僕の経営理念などを考えていきたいと思います。企業経営理論の最初の最初にやった内容です。
別にこれはキャリア分析限定の話ではありません。この記事を読んでくださっている方も、ご自身に時間があるときにでも企業のようにご自身なりの経営理念などを考えてみても面白いと思います。
それでは、今回もよろしくお願いします。
今回のサムネ画像は愛媛県を走る伊予鉄の新型車両にしてみました。新しい自分ということもありますし、伊予鉄と言えばオレンジというコーポレートカラーでのイメージ戦略がうまくいった会社でもあります。これも経営理念から機能別戦略までが1本の線でつながっているからこそできることです。
 
僕のコーポレートカラーは、青ですかね。「水」が名字に入っているのもありますし、「ブルーオーシャン」にもつなげたいので
経営理念
経営理念は「Why?」と表現することができ、「なぜ存在するのか?」を示すものです。
企業の「存在意義」や「価値観の核」とも言えるもので、環境変化が起きて戦略が変わっても、基本的には変えないものです。
また、社員やステークホルダーにとって、共通の価値観を持つ「軸」となるものです。
例えばパナソニックは「産業人たるの本分に徹し、社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与せんことを期す」を経営理念にしています。
ということで、僕は以下のものを経営理念にしてみました。
心からのお付き合いにより、日本全国の中小企業や個人に元気と勇気と希望を与え、地域や社会を盛り上げる
 
この「元気、勇気、希望」は、「活躍する診断士の三大態度」や「接して与える三大要素」のように、「サトシがもたらす三大境地」と定義できるかもしれませんね
(ちなみに、元ネタは「新桃太郎伝説」です)
自分の中でのターゲットの条件
経営理念に「中小企業や個人」とありますが、これには条件があります。つまり中小企業や個人ならどこでも仕事を引き受けるわけではありません。
「前向きな企業・個人や、前向きになろうとしている企業・個人であること」
が条件です。そしてそれがそのまま僕の中でのターゲットの条件になります。
つまり、後ろ向きな企業や、嫌々やろうとしている感がある個人などが相手の場合は仕事を断るということです。これは「客を選ぶ」ということでもあります。
なぜかと言うと、僕自身も相手の社長も自分を抑えてまで仕事をしたくないからです。僕自身は「ポジティブで楽しい」活動をしていきたいし、相手の社長もそのほうが嫌々やるとかではないのでいいと思います。
よく「中小企業診断士は独占業務がない」と言われますが、独占業務がないということは、「ポジティブで楽しい活動ができる」、「ポジティブで楽しい活動を選ぶことができる」ということです。それが中小企業診断士に与えられた権利であると思っています。
ミッション
ミッションは「Why?」と表現することができ、「なぜ存在するのか?」を示すものです。
企業(今回なら僕自身)が社会において果たすべき使命や存在意義を示すもので、「なぜ存在するのか」、「社会にどのような役割を果たすのか」という根源的な問いに答えるものです。
経営理念と比べると具体的で、経営理念を実現するために具体的に何をするかを示します。中長期的に果たすべき「使命」や「達成すべき目標」と言えるものです。
例えばトヨタなら「安全・安心で、より良いモビリティ社会の実現に貢献する」、ユニクロなら「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」をミッションにしています。
ということで、僕はこのようなものをミッションにしてみました。
Be a good partner(様々な人の良き伴走者となる)
これは僕が属していた「タキプロ」の15期(2024年度)の勉強会のスローガンだったものをパクった・・いや、オマージュしたものです。
ちなみに、ほめ達のミッションは「誰もが尊敬しあえる世界にする」です。
ビジョン
ビジョンは「What?」と表現することができ、「将来的にどのような姿を目指すのか、何を成し遂げるか」を示すものです。
企業(今回なら僕自身)が将来的に達成したい理想的な姿や、目指す未来像のことで、中長期的な目標や展望を示し、企業(僕自身)が向かうべき方向性を明確にします。
ミッションより具体的なもので、ミッションを実現したときに達成されるべき具体的な姿や状態を示すものです。
例えばトヨタなら「次の道を発明しよう」、ユニクロなら「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」をビジョンにしています。
ということで、僕はこのようなものをビジョンにしてみました。
「楽しい」を仕事に、旅を仕事に
「好きを仕事に、旅を仕事に」というものがJR東日本のアテンダント募集の広告にありましたので、それをパクリ・・いや、オマージュしてみました。
「楽しい」というのは、「ワクワクする、興味がある」のイメージも含んでいます。
ちなみに、ほめ達のビジョンは「価値を発見することで、豊かさと感謝があふれる毎日に」です。
スローガン(バリュー)
スローガン(バリュー)は「How?」と表現することができ、「どのようにやるか?」を示すものです。
組織で働く上での価値観・判断基準・行動指針と言えるもので、社員の行動や意思決定に統一感を持たせることや、採用や評価の軸になることも多いものです。
例えばリクルートでは「個の尊重、圧倒的当事者意識、社会への価値提供」をスローガン(バリュー)にしています。
ということで、僕はスローガン(バリュー)をこのようにしてみました。
ポジティブ、楽しい、謙虚→安心感、心理的安全性、信頼
矢印があるのが斬新ですよね(笑)
実は、ここのスローガンは先ほどのミッションだったものでした。しかし、今回改めて考えるに当たって、それをミッションにもっていき、スローガンは新たに設定し、僕のブログで散々出ている「活躍する診断士の三大態度」と「接して与える三大要素」をスローガンにしてみました。
あとは経営理念のところで見た、前向きな企業・個人や、前向きになろうとする企業・個人と付き合っていくことについても、スローガン(バリュー)に近いものと言えます。
ほめ達のバリュー
ちなみに、ほめ達では以下のものをバリューにしています。一部のみ掲載していますが、これはそのまま診断士の仕事にも使えそうです。
・安心安全な場を提供しよう
・応援し、応援される人になろう
・すべての人の可能性と成長を信じよう
・違い(多様性)を認め、価値に変換しよう
・欠点も個性
・まず自分のことから認めよう
・当たり前なことに感謝を見つけよう
・言葉の力を大切にしよう
・いまこの瞬間、半歩でも前に踏み出そう
また、グランドルールとして以下のものがあります。これも診断士の仕事につかえそうです。
・マイナス言葉は使わない
・違いを楽しむ
・失敗はない
・仲間を応援する
今回は経営理念、ミッション、ビジョン、スローガンを見ていきました。
これが次のドメインやビジネスモデルにつながっていきます。
それでは、今回もありがとうございました。