みなさん、こんにちは。
前々回の記事では自己アピールについてお送りしましたが、そこでキャッチコピーのことについて触れました。
今回はそれに関連するものとして、屋号を考えていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
今回のサムネ画像は、サンライズ瀬戸の側面についているロゴにしてみました。このようなカッコいいロゴをつけられるような屋号にしたいですね。
屋号とは
屋号とは、個人事業主やフリーランスが事業を行う際に使用する名称です。会社で言う会社名に相当し、店舗名や事務所名、または事業の名称として使われます。
屋号を付けることで、事業の認知度を高め、顧客への信頼性を向上させることができます。また、名刺や請求書、領収書などの書類に屋号を記載することで、事業をより明確にすることができます。
なお、屋号と商号は別のものです。屋号は個人事業主が事業で使用する名称で、商号は法人が登記する名称です。一方で商号は法的拘束力があり、登録が必要です。屋号は商号のような法的拘束力はありません。
例えば、「ファーストリテイリング」は商号ですが、そこが経営している「ユニクロ」は屋号です。
屋号のメリット
屋号には以下のようなメリットや効果があります。
事業内容が伝わる
事業内容や業種が屋号から推測でき、顧客に分かりやすく伝わります。例えば「コンサルティング」と入れれば、具体的な専門分野はわからないとしてと、コンサルティングをやることはわかりますよね。
信用が高まる
屋号を持つことで、個人名で活動するよりもビジネスの信用度が高まり、クライアントとの円滑なやり取りにつながることがあります。
銀行で資金を借りるときも屋号があるのとないのとでは銀行側に与える信用が変わってきます。
ブランディングに繋がる
屋号がブランドとして機能し、顧客の記憶に定着しやすくなります。
この屋号まで含めてアピールができると、大きなアピールができます。
例えばこれは屋号ではありませんが、僕の「ほめちぎる診断士」だけでも多くの人にかなり認知していただけています（少なくとも名刺交換の際はほとんどの人がこれに触れますので）。そのため、一種のブランディングができていると考えています。
あえてここまでブランド、ブランディングのことについては触れてきませんでしたが、ここまでのキャリア分析の内容が実践できていればブランドはできています。あとはこの実践の質を上げることでブランドを強化していくだけです。
しかし、この屋号がありきありのものになってしまうと、認知してもらいにくくなります。また、変なものだとブランディングにも悪影響を及ぼします。それについてここから見ていきます。
屋号のパターン
個人事業主の屋号の例は、「[業種] + [店名/事務所名]」や「[商品名] + [店名/事務所名]」などのパターンが考えられます。
例えば、IT業なら「〇〇システム」や「さくらシステム開発」、飲食業なら「らーめん〇〇」や「青空パン工房」のように、事業内容が伝わる言葉を入れることがポイントです。
また、地域名を含んだ「△△下北沢」や、印象的な漢字を重ねた「宿宿」なども良いと言われています。
はい、ネットを調べただけですが（笑）
屋号の決め方と例
屋号は事業の名称であり、法人でいう「会社名」にあたります。事業内容を明確に伝えるために、以下のようなパターンを参考にしましょう。
事業内容を表す言葉を入れる
小売業・製造業:「〇〇商店」「〇〇本舗」「〇〇堂」「〇〇店」
例：高橋商店、〇〇屋本舗
IT・テクノロジー業:「〇〇システム」「〇〇テック」「〇〇ラボ」
例：さくらシステム開発、〇〇テックラボ
飲食業:「〇〇食堂」「〇〇寿司」「〇〇ベーカリー」
例：お食事処〇〇、青空パン工房
デザイン・クリエイティブ業:「〇〇デザイン事務所」「〇〇制作」
例：鈴木デザイン事務所
地域名やサービスの特徴を含める
「〇〇下北沢」のように地域名を入れると、活動エリアが明確になります。
「さくらシステム開発」のように、使用する技術やサービス名を加えると、より具体的な事業内容が伝わります。
印象的で記憶に残りやすい言葉を選ぶ
「にゃんぐっず専門ショップ〇〇」のように、親しみやすく分かりやすい言葉が効果的です。
「宿宿」のように、事業に関わる漢字を重ねてユニークな屋号を作ることもできます。
ではサトシの場合は？
さて、僕の場合、一発合格道場やタキプロはもちろん、受験生の頃から「サトシ」という名前で勉強会の参加やコメントの投稿などをしていました。なので、名前は「聡」の漢字ではなくカタカナの「サトシ」の方がいいように思えます。
また、診断士としての仕事でも「水村さん」とか「水村先生」と言われるので、名字の「水村」はそのままでもいいと思います。
よって、屋号にするなら「水村聡」ではなく、「水村サトシ」のほうがいいと思っています。政治家みたいですが（笑）
そして「ほめちぎる診断士」は、いきなり屋号として前面に押し出してしまうとふざけている、真剣ではないように思われてしまうので、こちらは封印します。
ただ、組織やマーケティング、交通系、地域支援が専門なのは何らかの形で反映したいですよね。
しかし、例えば「組織」とか「交通」とか「地域」を屋号に入れてしまうと、それに該当しない顧客、例えば普通の会社は抵抗感ができてしまいます。
それならシンプルに「サトシコンサルティング」にしたら？
はっ！それいいかもしれません。四国キャリア分析合宿で連れて帰った「みきゃん」からの声が聞こえました。
屋号は覚えやすさが第一ですからね。これならば響いてほしい人に響きやすいです。
覚えやすい屋号には、「短い、発音しやすい、事業内容が伝わる」ことが重要です。具体的には、ひらがなやシンプルなカタカナを使い、口頭で伝えても間違われにくい言葉を選ぶと良いと言われています。政治家が選挙の際にひらがなやカタカナの名前にするのは、覚えやすさを重視しているからです。
逆に複雑な横文字や専門用語、イメージと異なる名前は避けたほうがいいとされています。例えば飲食店なのに映像・デザイン系の会社を連想させるような名前だと、事業内容とかけ離れていて混乱を招きますよね。
診断士の場合、「○○コンサルティング」という屋号にする方が多いですが、その「○○」の部分を忘れてしまい、結局は当人の名前で検索するということはよくあります。
この「○○」にこだわってしまって、変にカッコつけた名前になっている割に、肝心な認知や差別化はされないということも結構あります
「みらいコンサルティング」や「そよかぜコンサルティング」のようなオシャレな屋号（この例はあくまで適当に思いついて挙げたもので特定の事務所を指しているものではありません）にすると、商標登録をしていないと同じような屋号をつけているところが多く差別化ができません。
また、フランス語やイタリア語のような屋号にすると、オシャレで他につけているところはないかもしれませんが、覚えにくいので認知や検索ができません。
あくまで個人でやるなら、「サトシコンサルティング」でもいいのかもしれません。
ちなみに、ネットで調べてみたら、「サトシコンサルティング」というのはヒットしませんでした。もちろん商標登録もされていませんでした。
屋号はシンプルに名前とサービスの内容だけにして、「ほめちぎる診断士」や、組織やマーケティング、交通系、地域支援が専門であることについては、名刺に書いてしまえばいいのです。
名前だけではもったいない
例えば今回のサムネ画像のようなオシャレなロゴも作れますね。そして屋号の名前も含めて（名前とロゴで１つずつ）商標登録してもいいと思います。商標登録は名前だけでなくロゴもできる。法務でやりましたね。
あと、「サトシ」はカタカナでも、「コンサルティング」は「CONSULTING」としたほうがカッコいいかもしれませんね。そうするとロゴもカッコよくできそうです。
今回は屋号について見ていきました。
もちろん「サトシコンサルティング」や「サトシCONSULTING」で決定というわけではありませんが、とりあえずイメージはつかめました。
今回もありがとうございました。