自分の正義感を他人に押しつけない

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みなさん、こんにちは。

今回も前回の「不機嫌なときの過ごし方」に沿った内容となります。

不機嫌なとき、ついやってしまうことの1つが「自分の正義感を相手に押し付けてしまうこと」です。
その押し付けが相手からすると不快になり、余計なトラブルにもつながってしまいます

今回はその内容と対策についてみていきます。

それでは、今回もよろしくお願いします。

正義感とは

そもそも、正義感とはどのようなものでしょうか?

正義感の意味を辞書で調べてみると、「不正を憎み、正義を尊ぶ気持ち」とあります。

そして、人間は誰しも「正義感」をもっています。しかし、人によって意見や価値観が異なることから、正義感も人によって異なります。そのため、ある人だと「問題ない」と判断することでも、別の人だと「問題だ」と判断することもあります

この正義感が問題になるのは、他人に自分の正義感を押しつけたときです。
正義感は人によって異なるため、自分では「問題だ」と捉えていても、相手は「問題ない」と捉えていることもあります。それを忘れて自分の正義感を押しつけてしまうと、余計なトラブルにつながります

例えば電車の中で席を詰めない人がいたとします。その人が詰めればもう1人座れるのに、、という状況ですね。たまに見かけますよね。

確かにあなたからすると、「席を詰めないのはいけない」という正義感があるかもしれません

しかし、相手からすると「詰めてくださいと言われない限りはゆとりをもって座りたいからあえて詰めないでいる」という価値観をもっているのかもしれません。そうなると、相手は相手なりの正義感をもっているけど自分の正義感とは内容が異なることになります。

以前も述べましたが、不快なことをしている人がいたとしても、その人は「周りの奴を困らせてやろう、相手を不快にさせてやろう」と思いながらやっているわけではなく、悪意はありません

その状況で「席を詰めろよ」と喧嘩腰に言って正義感を押しつけてしまうと、相手とトラブルになることもあります

特に不機嫌なときほど自分の正義感を他人に当ててしまうことが多いです

正義感押しつけの対策

では、このような正義感でのトラブルを避けるための対策はあるのでしょうか?

簡単なことです!「目の前の相手には指摘しないようにする」です。

あなたが上司や先輩として部下や後輩を指導する立場ではないのなら、相手に対して「これはまずいよなぁ」とか「こうしたほうがいいのになー」と思ったとしても、相手に言うのはやめましょう。ましてや喧嘩腰などもってのほかです

これはもちろん言葉だけでなく、LINEやFacebookメッセンジャーなどで個別メッセージを送る場合もNGです。特に文章で伝える場合は言葉で伝えるときよりも冷たい印象をもちやすいため、余計にトラブルにつながりやすくなります。

あなたのその発言で相手が傷つくこともあるのです(特にメンタルが弱い方やHSPの方だと顕著です)。以前も述べましたが、メンタルを傷つけた場合、傷つけられた側は鮮明に覚えていますが、傷つけた側は自分が相手のメンタルを傷つけたことなど自覚していません。

では、指摘しないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
具体的には2つの方法があります。

①捉え方を変える

相手に指摘して自分の正義感を押しつけてしまうのは、相手の言動に対し自分の価値観のフィルターを通して不快に思っているからです

不快に思ったから言ってしまうのであって、不快に思わなければいいのです。

つまり、不快なことをされたら「ポジティブ・楽しい・強気」の解釈を意識しましょう。そして背景にある事情を考え、感謝の気持ちと労をねぎらう気持ちを出していきます。そうすると、価値観や意見の違いについて受け入れること(尊重)ができるようになります

このスキルがないから、不快だと思った段階でイラついてしまい、指摘という形で自分の正義感を相手に押し付けてしまうのです。

②別の捌け口を用意する

例えば、絶対に反論や意見をしてこない人に対して愚痴をこぼしてみましょう。家族や信頼できる友人ですね。

また、紙に書く手もオススメです。スマホのメモ欄でもOKです。
ちなみに、僕も以前は正義感から他人に指摘してしまうことがありました。しかし、そういう思いはこのブログに書いて吐き捨てようと思いました。もちろんそのまま吐き捨てると問題になるため、課題の形式に変換しております。なので、このブログは診断士として活躍するための情報を伝えるだけでなく、僕の「吐き捨て場」にもなっているわけです(笑)
意外にそういうやり方、オススメですよ。

今回は正義感について見ていきました。

今回もありがとうございました。