みなさん、こんにちは。
以前、特に弱い球団のファンの方だとメンタルの振れ幅が大きくて大変だということについて述べていきました。
その中で「他球団ファンからはバカにされるし、ネットでもバカにされたような動画が出てくる」ということをお送りしました。
今回はこの理由について見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
今回のサムネ画像は、鉄道ファンからも「ボロ」とバカにされているキハ54系です。予讃線の松山より西側や予土線で走っています。
心理を調べるならチャットGPT
ということで、プロ野球の試合後に、負けたチームのファンをバカにするようなタイトルの動画やコメントを出す人の心理について、チャットGPTに調べてもらいました。
以下に代表的なものを紹介します。
優越感
まずイメージしやすいのは優越感ではないでしょうか。つまり、優越感を得たい・勝者側に乗って気持ちよくなりたいという心理です。
勝った側のファンや便乗している人が、「自分が勝ったわけでもないのに」負けた側を見下すことで、自分が優れているように感じたいという欲求があります。
特に、自分の現実に満足していない人ほど、こうした「他者を下げて自分を上げる」ことで優越感を得ようとする傾向があります。
自己同一性
自己同一性とは、心理学用語のアイデンティティを指し、「自分が何者であるか」という確固とした自己認識や、他者や社会から認められているという感覚です。
これはスポーツにおいて贔屓のチームの勝利を「自分の勝利」のように感じてしまうことも含まれています。
つまり、ファンにとってチームの勝敗は「感情を込めた応援の結果」であり、人格や人生の一部のように感じられることがあります。だからこそ、チームの敗北を「バカにされる=自分がバカにされた」ように感じるのです。
逆に、チームが勝利すると自分が称賛されているように思え、調子に乗ってしまうのです。
この自己同一性の世界から抜け出すことが、「中小企業診断士としての見方」です。
自己同一性は、「個人的アイデンティティ」と「社会的アイデンティティ」の2つがあります。前者は自分個人としての特性、性格、価値観などで、後者は自分が属する社会集団に基づく自我(例:性別、国籍、趣味、ファンであること など)です。
プロ野球ファンとしての自己認識は、後者の社会的アイデンティティと深く関係します。
承認欲求や再生数狙い
煽り行為でイメージしやすいのはこれかもしれません。
人間には「承認されたい」という心理や「注目を集めたい」という心理があります。
特にYouTubeなどで動画タイトルを煽っている人は、アクセス数やコメント数を稼ぎたいという目的があります。そして、強い言葉や挑発的な内容は炎上しやすく、拡散されやすい傾向があります。
なお、「怒らせてナンボ」という考え方で、炎上マーケティングを使っているケースもあります。わざと相手ファンを煽ることで炎上させ、動画の再生数を稼ぐやり方です。
ライバル意識・敵対心
これは良い言い方をすると、「対立構造を楽しんでいる」とも言えるものです。
特にプロ野球では、特定の球団同士には歴史的なライバル関係や因縁があることが多いです。例えば「巨人 vs 阪神」「ソフトバンク vs ロッテ」など、地域・歴史・人気などの背景から生まれる敵対感情があります。
そして、それにのっとって相手チームやファンを煽る人もいます。また、チームを応援することがアイデンティティの一部になっており、敵を叩くことで団結感や自己肯定感を強めることもあります。
ストレス発散・八つ当たり
これもイメージしやすいかもしれません。実生活でストレスを抱えている人が、ネット上で他人を叩くことでストレスを発散しようとすることもあります。つまり、自分の不満や怒りを、負けたチームやそのファンにぶつけているというわけです。
特に、匿名性があるネット(ニュース記事のコメントや動画)だからこそ言いやすい側面があります。
単なるノリ・悪ふざけ
実はこれが一番多く、一番厄介です。発想が小学生です。
つまり、相手をバカにする、相手を否定するなどの深い意味はなく、ネット特有の「ネタ」としてやっている場合もあります。
例えば「〇〇ざまぁw」「いつもの雑魚敗北w」など、定型句としてネタ的に使われることもあります。
ただし、受け手には本気の侮辱に感じられるので、トラブルの原因になりやすいです。
実際、弱い球団のファンはこの煽り行為にメンタルを疲弊させられている人も多いです
実際の例
実際の例も見ていきましょう。
例えばプロ野球で贔屓チームが優勝をしたり、重要な試合で勝ったりすると、自己同一性がポジティブな方向で刺激され、どんちゃん騒ぎしているファンとか、何も考えずに喜びの気持ちをそのままSNSに投稿しているファンが多くなります。
酷いときには他球団(相手球団)のことやそのファンをバカにしたような投稿をしてくることもあります。ネットの記事やスレ、動画はこういうのがとても多いですね。
例えば広島カープに対して「燃ゆ」とか「ツラい」とかタイトルにつけたスレを取り上げてる他球団ファンがいますが、これってどちらも広島カープに関わるネガティブなフレーズであり、広島カープのファンをバカにしてることになります。
中日ドラゴンズに対しても「チュニドラ」とか「味噌」とか言っている人がいますが、これも中日ドラゴンズのファンをバカにしています。
こういうのをネタだとか冗談だとか言う人もいますが、そんなの相手球団のファンからしたら言い訳にはなりません。その場のノリとか、つい勢いで、なども言い訳になりません。
「あいつらも俺たちのことをバカにしているからやってもいい」とか「そういうのを含めてプロ野球だろ」というのも言い訳になりません。前者は小学生の考え方ですし、後者も相手のことを踏まえていない自己中心的な考え方です。
今回は他球団のファンをバカにする心理について見ていきました。
今回もありがとうございました。