プロ野球に関するSNSの投稿

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みなさん、こんにちは。

ここまで、プロ野球に関する内容を見てきていますが、前回はビジネスにおいてプロ野球の話はタブーであることについて見ていきました。

今回はSNSに関する内容を見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。

今回のサムネ画像は、電波が全く入らずSNS投稿などできないところを走る土讃線の普通列車です。琴平~土佐山田の区間は電波が全く入りません。

SNSの投稿をしない

前回のビジネスマナーのところでも述べましたね。政治や宗教でも言えることですが、プロ野球はファンどうしの争いがあるものです。そういうものについては、ビジネスにおいては話さないほうがいいものとされています。そのため、SNSに投稿することもやめておいたほうが無難です

「明らかにこの人はそのチームのファンで、それで飯を食っている」という人なら仕事なのでSNSに投稿したりYouTuberとして活動したりしてもわかりますが、そうでない人なら自分の贔屓球団がわかる投稿はしないほうが賢明です

なぜなら、それでアンチを作ってしまうからです。

もちろん「この人は関西在住だから、阪神ファンなのだろう」とわかるくらいの投稿ならOKです。「甲子園に試合を見に行ってきました」くらいなら大丈夫です
しかし、勝利や優勝を喜ぶ投稿は控えたほうがいいです。ご自身が阪神ファンだとして、「阪神勝ったぞー」とか「阪神優勝ばんざーい!」という投稿をすると、例えば巨人ファンの方は嫌がります。それによって「もうこの人と関わるのはやめよう」となってしまいます

阪神ファンどうしで仲良くするのはいいのですが、それは対面で会ったときや個別のメッセージでのやりとりにとどめておいたほうがいいです。
やはり、SNSで不特定多数に発信してしまうのはリスクがありすぎます。

SNS投稿でチャネルが限定される

診断士でも野球の贔屓球団に関するSNS投稿をする人がいますが、これをやるとその球団のある地域のみの活躍になってしまい、全国で活躍できる可能性が減ってしまいます

例えば先ほどの阪神ファンの例なら、阪神タイガースのことをSNSに投稿していると、巨人ファンの方が嫌がります。そうなると東京地区でのチャネルが弱くなってしまいます

全国にチャネルを確保したいなら、特定の贔屓球団の投稿は避けたほうが無難です

世渡り上手や一流の人はうまくやっている

いわゆる世渡り上手とか「一流」と呼ばれる人はこのあたりには抜け目がないです。

例えば2025年度は阪神タイガースがぶっちぎりの大差で優勝しましたが、優勝を喜ぶ投稿を思い切りしていた知り合いは1人しかいませんでした。
3人くらいは「阪神が優勝しました」くらいの控えめな投稿で、どの方も「この人は関西在住だから阪神ファンだろう」と推測できるような方でした。

なぜ投稿したらダメなの?

なぜ勝利や優勝を喜ぶ投稿は控えたほうがいいのでしょうか。それは勝っても負けても相手の悪印象やトラブルにつながるからです。

まず、勝利の喜び投稿によって敗北側ファンの気持ちを逆なでしてしまう危険性があります
以前にも見たようにプロ野球の応援には自己同一性があります。そのため、「自分の贔屓球団が勝った=相手の球団が負けた=相手をバカにした」となってしまうのです。被害妄想のように思えるかもしれませんが、試合内容によっては相手ファンへの侮辱になることもあります。例えば「煽るように喜ぶなよ…」という気持ちにさせてしまう可能性があります。

また、勝利の投稿がマウントや煽りと受け取られる可能性もあります。言い方によっては、「勝った方が偉い」というような上から目線に見える投稿になってしまうことがあります。特に「巨人ざまぁww」「やっぱうちが強いわ!」のような言い回しは、煽りや侮辱と見なされやすいです。

たとえ冗談やノリでも、他球団ファンにはキツく聞こえます

以前の「なぜバカにするの?」の記事でも述べましたとおり、他球団ファンをバカにする、煽るファンは多いです。心理学的にも起きて当たり前です。

じゃあ負けた試合なら投稿してもいいのかと言うと、それもNGです。

まず、負けた試合での投稿は愚痴や不平不満につながりやすく、「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度を満たしません

また、負けた試合の投稿はチーム・選手・他ファンへの誹謗中傷と見なされる可能性があります。自分では「ちょっと辛口な意見」程度のつもりでも、それが特定の選手やチームへの攻撃と受け取られることがあります。特に負けた試合後などは、感情的な投稿になりやすく、炎上のリスクが上がります。

もちろん、「勝利を喜ぶな」と言っているわけではありません。ただしSNSは公の場であり、色んな立場の人が見ているという意識を持つことが大切です。あなたのSNSでの何気ない発信が、相手を煽る投稿になっていることもあるのです

今回はSNS投稿について見ていきました。

今回もありがとうございました。