みなさん、こんにちは。
ここまで、中小企業診断士としての視点でプロ野球について見ていくことを述べてきました。
経営、技術、ITの視点で見るようになると、一般の野球ファンとは別次元からプロ野球を見ていけるようになります。
元高校球児や野球経験者だと、そこらへんの飲み屋で贔屓球団の愚痴をこぼしているファンとは違う見方をしていますよね。野球経験者だからこそわかることもあります。ですが、それは技術面のみです。
ところが、診断士なら技術面の他に経営やITの面からも見ていけます。そのため、明らかに一般のファンとは異なる次元にいけます。
今回はそちらについて見ていきます。
今回は、都会の雑踏を忘れるような田舎にいく牟岐線の普通列車です。
別のところから見ているイメージ
「一般のファンとは異なる次元」というのは、タテの意識全開で「お前ら素人はこうだけど、俺みたいにできる人は違う」というものではありません。あくまで一般の人がいるフィールドを「フィールドA」とするなら、「フィールドBのから見るイメージです。ヨコの意識です。
大企業の社長や活躍している実業家はファンどうしのいざこざの中にいるイメージはありませんよね。以前も述べましたとおり、こういう人は自分だけで管理可能なことに時間と手間を費やしていて、仮にプロ野球を見る際でも「フィールドB」から見ています。
例えて言うなら一般席とVIPルームのような違いです。同じ野球の試合を見ていることは変わりないですが、一般席の観客は試合経過や結果を気にする一方で、VIPルームの人はそんなことは気にしていませんよね。VIPルームと言うとタテの意識のように聞こえるなら、マスコミや選手の家族などの関係者席でもいいです。
一般のファンと話が噛み合わなくなる
一般のファンと異なるフィールドにいれば、一般のファンとは話が合わなくなります。
技術はともかく、経営やITのことを一般のファンに説明しても「はぁ、何言ってんだ?」となってしまいます。こちら側としても、一般のファンと話が噛み合わないからイライラしてきます。
例えば負けたとき、ポジティブなことばかり言っていると見苦しく思えてくるファンもいれば、ネガティブな愚痴や不平不満ばかり言ってイライラしてくるようなファンもいます。こういうファンとは価値観が合わないと感じるようになったら、先ほどの「フィールドA」から離れてVIPや関係者がいる「フィールドB」から見ていくちょうどいい機会です。これを機に、フィールドBから見ていくことで、中小企業診断士としての見方ができてくると思います。
争いのあるフィールドから離れる
一般のファンがいるフィールドAですが、ここでは必ず争いがあります。
阪神ファンが巨人ファンを嫌うとか、FAで他球団の選手を豊富な資金によって獲得したときに「金満球団」とか「強奪」と批判されることなどですね。
また、これは例えば政治や経済の思想などでも同じです。ファンや支持者どうしでの争いが必ずあります。
政治でもある政党の演説の際に他の政党の支持者が拡声器やマイクなどを使って妨害活動をしているシーンもよく動画で流れています。
このような「ファン・支持者」と「アンチ」による争いは醜いものです。しかし、フィールドAではそれが頻繁に起きています。
争いがあるところには、勝ちもあれば負けもあります。どこかが勝てば、別のどこかが負けるということです。そして、負けたところは必ず大小さまざまな争いがあります。一方で、勝ったところでも負けたところのファンが争いを吹きかけにきます(煽りコメントなどです)。
以前の「なぜバカにするの?」の記事でも述べましたとおり、他球団ファンをバカにする、煽るファンは多いです。心理学的にも起きて当たり前です。
「そんなファンどうし、相手に敬意をもちましょう」なんて綺麗事を言っても、全員がそれで改心するわけではありません。学園ドラマではないので、悪い生徒が改心するということはありません。言い方は悪いですが、発想が小学生レベルのファンは直るわけがありません。
また、ファンによってポジティブ思考、ネガティブ思考など価値観や意見は様々あります。同じ球団のファンどうしなのに価値観や意見はバラバラで、多様性がありすぎています。そのため、揉め事も頻繁に起こります。
同じ負けたときでも、ポジティブなことばかり言っていて見苦しく思うこともありますし、じゃあネガティブなことばかり言っていると愚痴や不平不満ばかりでイライラする。これではファンどうしが揉めるのも当たり前です。
人間は、自分の主義主張と反することをされると不快になります。これは自己同一性が働いているからです。自分自身に直接の攻撃がされたわけではないけど、自分が支持しているものが負けたり批判されたりすることで間接的に自分が攻撃されたように思えてしまうのです。
また、自分の主義主張と反する人がいるだけで不快にもなります。先ほどの妨害活動をするアンチの動画が典型例ですね。その政党の支持者ならもちろん不快に思いますし、そうでない人でもこのような妨害活動の動画は見ていて気持ちのいいものではありません。
争いのあるフィールドではダブスタも
フィールドAではダブルスタンダードも激しいです。
例えば勝った試合では「名采配」と監督をほめるのに、負けると「監督のせいで負けた」と言うファンっていますよね。こういうダブルスタンダードは信用をなくします。
他にも例えば政治のニュースで内閣支持率が出ますよね。各新聞社が毎月発表しているものです。
政権が気に入らない勢力から見ると、内閣支持率が高かったら「世論調査のやり方がおかしい。今どき高齢者しか世論調査には応じないから信用できない」と言い、内閣支持率が低かったら「世論が反映されている」と言います。
このような矛盾するダブルスタンダードの言動があると周囲の人から信用されません。
今回は一般のファンどうしのいざこざから離れることについて見ていきました。
ぜひ、フィールドBから中小企業診断士としての見方によってプロ野球を見ていただけたらと思います。
今回もありがとうございました。