みなさん、こんにちは。
今回はここまでのことができるようになることで得られる「精神的・時間的余裕」について見ていきます。
ちょうどサムネ画像のようなイメージですね。トラブルが生じても心の広さ、器の大きさを示し、コーヒーを飲みながら相手を優雅に待つ。そんな対応ができるようになると診断士として圧倒的に有利になります。
それでは、今回もよろしくお願いします。
駅で八つ当たりをしている人
例えばあなたが乗っている(乗ろうとしている)電車が人身事故などで大きく遅れていたとしましょう。
このときに、「これまでのスキルが身についていて精神的・時間的余裕がある人」と、それがない人では対応の仕方が大きく異なります。
多くの人は黙って電車が目的地に着くのを待ちます。そして目的地に着いても何事もなく改札を出ます。しかし、中には車掌や駅員に八つ当たりをしている人もいますよね。そういう車掌や駅員に問い詰めているような人が「精神的・時間的余裕がない人」の代表例です。
不快なことが起きてイライラしてしまう人は、精神的・時間的余裕がないことが多いです。例えば電車が遅れたときに駅員に八つ当たりしている人は精神的もしくは時間的に余裕がないから八つ当たりをしてしまうのです。逆に言えば、不快なことが起きてもイライラしないなら、精神的にも時間的にも余裕があることになります。この状態を目指していきましょう!
「八つ当たり」と言えば、以前も「八つ当たりをするのはNG」というのを見ましたよね。もちろんこれは診断士として必要な三大態度のうちの「謙虚」に関わることだからですが、結局は今回の「精神的・時間的余裕」につながっていることも理由にあります。
精神的・時間的余裕をもつためには
さて、そのように電車が遅れていたときでも精神的・時間的余裕をもった対応をできるようにするにはどうすればいいでしょうか?
実は、答えは「ここまでで出てきたスキルができるようになること」です。「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度、相手への敬意などができるようになると、おそらくですが心が軽くなる感覚が出てきます。そうなると、不快なことが起きても余裕をもった対応ができるようになり、それが「精神的・時間的余裕」や、次に見ていく「自己肯定感」につながっていきます。
ここまでのメンタルのスキルが使えるようになれば、不快なことが起きたときでも精神的・時間的余裕をもった対応ができるようになります。
大抵の方は精神的・時間的余裕がありません。そのため、精神的・時間的余裕があると圧倒的に優位に立てます。三大態度とともにこの精神的・時間的余裕を強く意識してみましょう。
「想定済み」にする
精神的・時間的余裕をもちやすくするためのスキルとして、「1日2~3回は不快なことが起こる」と想定済みにしておくことがあります。
不快なことが起きても2回や3回くらいなら「想定済み・織り込み済み」とすることで、心の余裕・待つ余裕をもちやすくなり、柔軟な対応や器の大きな対応ができるようになります。そうなれば不快なことをしてきた相手を許せるようになります。
例えば、電車が人身事故で止まることを事前に想定に入れておくと、ある程度は落ち着いた対応ができるようになります。精神的にも動揺しませんし、時間的にも(復旧までの時間は必要ですが)他の作業をすることで仕事への影響を最小限に止められます。
一方、そのような想定を全くせずに電車に乗り、人身事故に遭ってしまったらどうでしょう?おそらくパニックになりますよね。「会社に遅れてしまう、取引相手を待たせてしまう」などと思って慌ててしまいます。こうなると精神的余裕はありません。また、焦っているので時間的余裕もありません。
先ほどの「車掌や駅員に八つ当たりしている人」というのは、事前に想定をしていない中で人身事故に遭ってしまい、精神的・時間的余裕がないからこそ当たってしまっているのです。

①仕事で上司に怒られること、②仕事で連絡のミスがあること、③昼食の店が混んでいること。このあたりを毎日想定済みにしておいてもいいかもしれませんね
さて、今回は精神的・時間的余裕について見ていきました。繰り返しますが、ここまでのスキルを身につけることにより、三大態度(+相手への敬意など)に加えてこの精神的・時間的余裕がある対応ができると、診断士として大きな差別化につながります。
今回もありがとうございました。