みなさん、こんにちは。
前回は昭和の価値観をいまだに適用している人は部下や後輩に安心感や心理的安全性を抱かせず、ハラスメントの危険性が高いことについて述べていきました。
今回はどうすれば安心感や心理的安全性を確保できるかについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
ほめることがポイント
「信頼は日頃の行いから」と言いますよね。日頃の行いが悪い人は信頼されません。これは別に悪いことではなく、ダメ出しやネガティブな発言なども該当します。
そして、信頼は安心感や心理的安全性から来ています。
そのため、相手に安心感や心理的安全性を抱かせるには、日頃の行いを良くすればいいのです。それが「ほめる」です。
はい、ほめ達ですね。これはほめ言葉を言うこと以外にも、相手の話をきちんと聴くこと、挨拶や感謝、ねぎらいの言葉をかけることも含まれます。また、明るくポジティブで楽しい雰囲気で接することで、安心安全な場を作ることも含まれます。
ほめ達は単にほめることだけでなく、その前提として安心感や心理的安全性を確保できる接し方を心がけています
例えばこんなことしていますか?
「お前はほめ達ばかりでもうしつこいな」と思われるかもしれませんが、今の世代の部下や後輩を指導するなら昭和のゴリゴリの価値観では通用しません。今の世代の部下や後輩は怒られることよりもほめてもらうことを望んでいて、それは最新の研究でも明らかになっています。
では、そういう昭和の価値観のままの上司や先輩の方にお聞きします。
指示をした仕事(作業)をやってくれたとして、
できているところをほめていますか?
結果だけでなく、プロセスをほめていますか?
「今日もありがとう」などと言ってあげていますか?
たとえダメ出しの余地があったとしても、やってくれたことにまずは感謝できていますか?
できていなくても、成長していることをほめていますか?
挨拶、感謝、ねぎらい、相手の話を聴くことなども「ほめる」です
これらのことができていれば、部下や後輩は安心感や心理的安全性をもってくれるため、たとえダメ出しをしても部下や後輩はネガティブな受け止めをしません。むしろ前向きに修正に取り組んでくれるでしょう。
ところが、これらのことができている人は非常に少ないです。どうしてもダメ出しだけして、ほめること(感謝やねぎらいを含む)はしません。
このような状況なので、ほめることは超過需要になっていて、需要に対して供給量が少なすぎるのが実状です。
「ほめる」の比率を高める
できていない部分のダメ出しだけでなく、できている部分をほめないと、部下や後輩は安心感や心理的安全性を確保できません。
少なくとも、相手が「この人はよくほめてくれる」より「この人はダメ出しばかりする」の印象を強く持ってしまっていては、安心感や心理的安全性は確保できません。
と言うことは、解決策は見えてきましたね。
そうです。先ほどの逆で、相手が「この人はダメ出しばかりする」より「この人はよくほめてくれる」の印象を強く持ってくれるようにすればいいのです。
1回ダメ出しをするなら、9回はほめていれば、相手はダメ出しよりもほめている印象のほうが強くなります。そうすれば安心感や心理的安全性を確保でき、たとえダメ出しをされても心理的安全性は崩れないのです。
だからこそ、先ほど述べたように、日頃の行いが重要ということなのです。
人間はポジティブな出来事よりネガティブな出来事のほう、ほめられたことより怒られたほうが印象に残ります。
そのため、最低でも、「ダメ出し:ほめる=2:8」くらいでないと、「ダメ出しばかりする」という印象になってしまい、安心感や心理的安全性を構築することはできません。
ちなみに、「ダメ出しをしなければいいでしょ?」と考えて、ほめずにただの返事をしてもダメです。これだと「ほめる」は0なので、ダメ出しをしたらそれだけが印象に残ってしまい、「ダメ出しばかりする」という印象になってしまい、安心感や心理的安全性を確保することはできません。

今回はここまでにします。
次回も、上司や先輩が部下や後輩から安心感や心理的安全性を確保してもらえるための方法を見ていきます。
今回もありがとうございました。