みなさん、こんにちは。
僕は「地元トーク力」という、相手の地元を聞いたらその地元の話をすることができる特技(強み)をもっています。もちろん過去の勤務地でも出張先でも旅行先でもできます。
鉄オタなので、地理的な知識はそれなりにあります。また、診断士になる前も、診断士になってからも日本全国いろんなところに行っていますので、どこの地方の話でもできます。仮にものすごく小さな町で、誰も知らないようなところだとしても、その町ドンピシャの話はできなくても相手の地元の都道府県庁所在地や中規模以上の街ならすべて行ったことがあるので話せます。
鉄道ファンは交通事情だけでなく、都市事情にも詳しいですよ
もしかすると、僕が比較的早く相手の安心感や心理的安全性を確保できるのは、この地元トーク力が「ほめていること」になっているのかもしれません。
今回はそちらについて見ていきます。
それでは、今回もよろしくお願いします。
誰でも故郷には愛着がある
人間なら誰もが自分の出身地に対して大きな思い入れを抱いています。故郷の話をするとほとんどの人が喜びます。
仮に子供のときにロクな思い出がなかったとしても、何かしらのトラウマがあったとしても、故郷をほめられると悪い気はしません。
僕もよく、「ここ出身なんです」と言われたら「あの、駅前にあれがあって、最近こんなのができているトコですよね」と言うと、「なんで知ってるんですか?」と驚かれます。
これは驚いているのに加えて、地元の話が通じて(共通言語になって)嬉しいという思いもあります。
そしてこれは、相手にとっては自分をほめられたように思うのです。
相手自身ではなくても、相手の地元をほめることで相手は自分がほめられたように嬉しくなります。
心理学的にも、人間は自分自身に対してではなく、「自分に関連するもの」に対して誇りを抱いていることがわかっています。「栄光欲」というものです。
関連性が薄くても、少なからず関連しているだけでも、それがほめられるとあたかも自分がほめられたように感じます。

同様の趣旨で、経歴をほめることもできます。相手の(元)所属をほめる、とも言えます。
例えば、東大卒のことや超一流企業に勤めていることを自慢するような人っていますよね。
そんな人をほめるとき、その人自身ではなくても、東大やその超一流企業のことをほめればいいのです。
心理的な根拠
地元トークがほめることになり、距離を縮める心理的理由を見ていきます。
これにはいくつかのものがあります。
①「自分のルーツ」を肯定された感覚になる
地元やよく行く場所は、その人の育った環境、思い出、価値観と結びついています。
そこを聞かれて、しかも話が通じると、「この人、ちゃんと自分に関心を持ってくれている」という感覚が生まれやすいです。
これは承認欲求の健全な満足に直結します。
②共通点効果が働く
先ほどチラッと出た「共通言語」です。
「○○出身なんですね。駅の近くにあるあれって良いですよね」などと言うと、「同じ世界を知っている仲間」という認識が生まれます。
実際に住んでいなくても、行ったことがある、名前や雰囲気を知っている、地元ネタが通じるだけで心理的には「内側の人」扱いになります。だから他の人よりも安心感や心理的安全性の確保が一気に進むのです。
③安全な自己開示を引き出せる
安心感や心理的安全性が確保できたら次はこれですよね。
ちょっとしたものなら本音も話しやすくなり、これに共感してくれるとさらに安心感や心理的安全性が確固たるものになります。
「相手に少し話した → 相手も知っている → 安心 → もっと話す → 共感 → 超安心」という流れで距離を縮めます。僕はこの入口を自然に作れているということのようです。
相手の話が長くなる、「それでさ」や「そういえば」と派生するようになると、上記のような心理的効果は確実に起きています。これは心理的距離が縮んだ証拠です。
なぜこれは「強み」になるのか
差別化を図れているからです。
多くの人は、初対面の相手には、無難な天気、仕事の肩書き、表面的な雑談、今回のイベントに関する感想などで止まります。
しかし、僕は「その人の背景に触れつつ、安全な話題で近づく」ということをやっています。
これはコンサルティングだけでなく、営業やファシリテーションでも強い武器とされています。

《今日のほめフレーズ》
信念があって自分がブレませんよね
今回は僕の地元トークがほめることになることと、なぜ有効なのかについて見ていきました。
地元トークは相手をほめることになり、心理的距離を縮めるのに非常に有効です。共通点ができますし、安心感や心理的安全性を早くもたらします。
ぜひ、使ってみてください。
今回もありがとうございました。