みなさん、こんにちは。
今回は、前回見たような目の前の1席を譲り合っている2人組も含め、隣の席の人、目の前や横に立っている人すべてを含んだ「見知らぬ人」の価値を発見するやり方をご紹介します。
それでは、今回もよろしくお願いします。
最初から「ほめる」と決める
まずは態度の面からです。ここができていないと、今回(と次回)の記事の内容はすべてできません。
人間の脳はネガティビティバイアスがあり、放っておくと嫌なところばかり見えてきてネガティブな解釈ばかりになってしまいます。
そのため、ポジティブに見ていくように意識して矯正していく必要があります。
ほめ達でも扱うのですが、目の前の人、隣にいる人、近くにいる人を最初から「ほめる」と決めてかかる、ほめフレーズを1つ出すと決めてかかることが有効です。
まずほめフレーズを出してみましょう。そうするとほめた理由が必ず後からやってきます。「まずほめよ。後はそれから考えよ」です
どんな人にも価値はあります。ほめる点を見つけられないことは絶対にありません。
どんなにウザい、鬱陶しい人に対しても、「この人にはどんな素晴らしいところがあるのかな?」と、価値の宝探しをするようにワクワクしながら相手を見ていけば、ポジティブで楽しい雰囲気が出てきます。そうなれば相手の良いところをどんどん見つけ出すことができます。
それに、これをやることはほめ達としての価値発見の練習にもなります。経験値が稼げてほめ達としてのレベルもどんどん上がります。
「マイナスをしていない」も価値
それから、これはほめ達として高次学習になる内容です。
この内容が今回と次回の記事の核になるものです。
診断士の財務や事例Ⅳに、意思決定会計がありましたね。ここで「差額原価」というのを習いました。
これは「収入=CIF」、「支出=COF」でしたが、「支出の回避=CIF」でしたよね。差額原価であり、機会原価でもありました。
この考え方をほめることにも応用します。
つまり、「プラス」は価値なのはもちろんですが、追加で「マイナスをしていない」も立派な価値(意思決定で言うCIF)になります。
これに気づくようになると、ほめ達として新たなフィールドが出てきたようになります。まるで中ボスを倒して新たなフィールドへの扉が開いたような感覚になります。
今までは「プラス」しか価値だと思っていなかったものが、「マイナスがない」も価値になることで、周りの人やモノ、出来事に対する「価値」の基準がかなり下がります。
他の人に貢献するのも価値
価値は何もその人自身だけにあるものではありません。
「他の人の役に立っている」や「他の人の不快を回避している」も立派な価値になります。
前者はプラスの価値、後者は「マイナスをしていない」としての価値になります。
例えばトイレ掃除の人。これは利用客が気持ちよくトイレを使うことができるので、立派な価値、つまりほめるポイントになります。
「チッ。掃除中かよ。邪魔だな」などと思わず、「他の人の役に立っている、他の人の不快(臭い、汚いなど)をなくしている」という意味で、心の中だけでいいのでほめてみてはいかがでしょう?
野球だってそうですよね。ヒットやホームランだけが勝利に貢献するわけではありません。ファインプレーで投手の失点を防ぐことや、送りバントでランナーを先の塁に進めること、少し走路を変えてゲッツー崩しをすることもチームの勝利に貢献します。
こういうプレーは確かに地味なものかもしれませんが、これがなければ勝てない試合もあります。「他の人に貢献すること」は立派な価値です。
実際に僕が体験した例
電車のクロスシート車(2×2のシート)で、すべて窓側に人が座っているとき、次に来た人は通路側に座ることになると思うのですが、こういうときはなぜか僕の隣に最初に人が座ることが多いのです。

「なんでいつも僕の隣に人が座るの?他の区画の通路側に人が座るまで荷物でブロックしようかな」と思いたくもなります。
このままではいけないと思い、僕は隣に人が座ったらその人の「価値」を見つけにいくようにしました。
あるとき、やはりこのような状況になったので、隣の人の価値を見つけにいきました。
そうすると、隣の人(日本人です)が資料を読んでいたのですが、読んでいたのが英語の論文でした。レントゲンの写真がたくさんあったので、医学論文だと思います。
それを見たときに、僕は「すごい」と思いました。
そうなると、隣の人への不快感はすっかり消えていました。
これは「プラス」としての価値の例ですね
また、当然ですがこの人は本に集中していて、例えばブツブツ独り言を言っているようなことはなかったですし、変な臭いをさせていることも、イヤホンの音漏れもありませんでした。
このような「迷惑行為をしていない」も「マイナスをしていない」で価値になります。
このように、車内の見知らぬ人に対しても「プラス」の面もしくは「マイナスをしていない」の面で「価値」を見つけると、ネガティブな思いが出てこなくなります。
ほめるポイント全体像
では、ここから具体的に見ず知らずの人のどういうところを見て「価値」を発見していくかをご紹介します。
見る対象は大きく分けて9つのカテゴリがあります。
①空間への影響
②動き方・振る舞い
③感情の扱い方
④注意の向け方
⑤時間の使い方
⑥ファッション、持ち物
⑦姿勢
⑧ねぎらい
⑨将来性
今回はここまでとします。
次回はこの①~⑨を具体的に見ていきます。
今回もありがとうございました。