見知らぬ人の価値発見宝探し②

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みなさん、こんにちは。

前回は電車の中にいる見知らぬ人の「価値」を見つけるための方法を見ていきました。

前回は総論的なものでしたが、今回は具体的な中身を見ていきます。

「マイナスをしていない」や「他人への貢献」も価値、ほめるポイントであることを意識していただければと思います。

それでは、今回もよろしくお願いします。

①空間への影響

「していないこと」を価値にします。前回見た「マイナスをしていない」ですね。
これは最優先に見つけられることで、最強の見方ですし、慣れるとかなり心が安定します。

例えばその人が「場を荒らしていない」ことは立派な「マイナスをしていない」で、それ自体を価値にします

中にはうるさい人や酔っ払い、カスハラをする人みたいに、場を荒らす人もいますからね。そういうことをしていないだけで「価値」です
例えば、割り込まない、体を無理に押し込まない、舌打ち・ため息をしない、うるさくない、苛立ちを表に出していない、文句を言わない、乱暴な動きをしない、立ち位置が邪魔になっていない、音・臭い・視線で不快感を出していない、乗り降りする客の流れを止めていないなども、「マイナスをしていない」として価値になります

「この人、空間を壊してない」。これも立派なほめ言葉です。これは混雑時ほど効きます

このように、「マイナス(迷惑なこと)をしていない」は立派な価値です。実は電車の中で見つかる価値はこれが一番多いのですが、一番見落とされがちです。

また、「問題を起こさない能力」と変換すればプラスの価値にもなります
「何も問題を起こしていない」は、混雑空間では立派な社会的スキルです
だからこそ、心の中の一言、「この人、ちゃんと我慢できてる」とほめてみましょう。

人は全員、「公共空間の一員」という役割を担っています。ルールを守っている、事故を起こしていない、周囲と衝突していない。これだけで「この人は今日の役割をちゃんと果たしている」と評価できます。

②動き方・振る舞い

小さな動作に注目し、「配慮」に価値を見出していきます

例えば降りる人を先に通す、体の向きを変えてスペースを作る、ドア付近で自然に動く、混雑時にリュックを前に抱える、スマホの音・画面に配慮している、足を縮めて席を詰めている、ドア付近で人の流れを見て乗り降りする客の邪魔にならないように床に置いた荷物をずらすなどです。

大きな親切ではなく、「小さな親切」でいいのです「他の乗客のストレスを減らしている、摩擦を減らしている」も「マイナスをしていない」や「他の人に貢献している」になるため、立派にほめるポイントです

「他の人のストレスや摩擦を減らしている」も立派な価値です

そもそも、混雑した電車の中は自由度がほぼゼロです。その中で、体を少し引いて立っている、荷物の位置を調整している、ドア前でも邪魔にならない立ち方をしていることができるのは、「この条件での最善手」を選んでいるという見方ができます。
つまり、「制限された自由の中での最適解」を見つけているのです。

このような混雑の中では、できることはたかが知れています

③感情の扱い方(内面を想像しすぎない範囲で)

表に出ている事実だけ拾います。例えば他の乗客の顔を見て、「穏やかな顔をしている」とか、「不機嫌そうで余裕がないのかもしれないけど他人に当たっていない」など、価値が見つかります

「表情をコントロールできている、感情を管理できている」も立派な価値です

④注意の向け方

例えばスマホや車内の広告など、他の乗客の視線に注目します

あの人は何に意識を向けているか」を見てみると、例えば「スマホを周囲に配慮して使っている、広告や案内表示をちゃんと見ている、周囲の動きを把握している」などの価値が見えてきます

⑤時間の使い方

これはその人が何の行動をしているかに注目します

ただし、「有意義かどうか」は判断しないことがコツです。どんなにくだらないこと、無駄っぽいことでも「今はこれが必要な時間なんだろう」と考えます。

例えば
・休んでいる → 「回復に使ってる」
・何もしていない → 「頭を休めてる」
・スマホを見ている → 「情報収集」
・景色を見てぼーっとしている → 「切り替えの時間」

このようなことが見えてくれば、「それに時間を有意義に使えている=価値」となります。

別に、見ず知らずの人に好感を持たなくてもいいのです。そうしないと価値が見つからないということではありません。
「マイナスをしていない」がわかれば、それは立派に「価値」となります。「空間を成立させている」だけでも社会的に十分な行動をしている事実として価値になります

⑥ファッション、持ち物

ファッションや持ち物に価値を見出すこともできます。

例えば服装や鞄、スマホ、本などがあります。前回出した医学論文を読んでいる人の例はこれですね。

「そんな本を読んでいるなんて、すごく頭の良い人そうですね」、「そのバッグ、使いやすそうですね」、「その靴、歩きやすそうですね」などです。

「センスいいですね」などとセンスをほめることもできます

⑦姿勢

例えば背筋がピンの伸びて立っている、座っているのはすごいですよね。大抵の人はだらーんと立っている、座っていることが多いですから。

また、背筋が伸びている人は上品な雰囲気、しっかりしている、落ち着いているなどの印象にもつながり、安心感も得やすいです。
これは立派な価値になりますよね。

⑧ねぎらい

ここからはどちらかと言うと迷惑をかけていて「空間を成立させていない人」に向けたものになります。こういう人にも価値はあります

まずはいつも言っている「労をねぎらう」ですね。

迷惑行為をするとしたら、背景に何か事情がある可能性が高いです。上司や客に怒られた、仕事でミスをした、リストラにあったなどがあるからこそ、承認してほしくてわざと悪いこと、マナー違反のことをしていると考えることもできます

こういう背景の事情を考慮し、労をねぎらうことも「価値=ほめるポイント」になります

⑨将来性

労をねぎらうこともできないくらい酷い人に対しては、最後の手段としてこれです。

「価値」は現在進行形のものだけではありません。過去の栄光でもいいです。しかし、こういう人には過去の栄光がないこともあります。
逆に、確実にあるのが「将来性」です明日にはどうなっているかは誰にもわかりません。もしかしたら、この酷い人が明日社長になるかもしれません。運命の出会いをしてとんでもない金持ちになるかもしれません
「一寸先は闇」ではなく、「一寸先は強烈な光」です。このような将来性をほめればいいのです。

例えば「この人は将来的に社長になるオーラがある」とか「金持ちと出会いそうな予感がする」でもいいのです。

どうしても特定の迷惑客にイラっとしてきたら、「この車両は100人近く乗っているのに、この人以外の人はトラブルを起こしていない」など、視点を人から全体に切り替えるといいです。
そう考えると、特定の個人への怒りが薄まります。

オマケ:テンプレ集

心の中の「ほめフレーズ」のテンプレもご紹介します。短く、評価しすぎないのがポイントです。

「ちゃんとしている」
「静かで助かる」
「無難に過ごしている」
「場を壊していない」
「この人数でここまで秩序が保たれてるのはすごい」
「今日はみんな頑張ってる」

今回は電車の中での見ず知らずの人に対する価値発見を見ていきました。

前回と今回の内容で、また僕の中で高次学習が起こりました。

今回もありがとうございました。