みなさん。こんにちは。
今回は診断士として「付き合ったほうがいい人・コミュニティ」の特徴をご紹介します。
あ、もちろん「付き合ったほうがいい」というのは恋愛の意味じゃないですからね(笑)
と言っても、今までの僕のブログで紹介してきたスキル(特に診断士に必要な三大態度+相手への敬意など)を理解していただいている方ならもうピンと来るかと思います。
それでは、今回もよろしくお願いします。
付き合ったほうがいい人・コミュニティ
そうですよね。診断士として付き合ったほうがいい人は、「ポジティブ・楽しい・謙虚」の三大態度を見てしている人です。
何度も見ているとおり、活躍している診断士は基本的にポジティブ思考、楽しんでいる感がある人が多いです。ポジティブで診断士生活を楽しんでいる人、謙虚な人は「感じが良い」と捉えられ、人が集まってきます。
と言っても、「謙虚」は身につけるハードルが高いため、「ポジティブ・楽しい」を身につけているなら謙虚さは並の方でもOKです(言い方を変えると、謙虚さがない人は付き合ったほうがいい人にはなりません)。
そのため、独立開業や副業などで診断士として活躍したいなら、ポジティブで楽しい感じを出していく必要があります。そして、ポジティブで楽しい感じを出している方と付き合いましょう。
研究会やイベントなどのコミュニティでも同様です。「ポジティブ・楽しい」雰囲気のあるコミュニティなら付き合ったほうがいいコミュニティになります。
僕の参加基準
僕は関西・名古屋やネット系など様々なコミュニティに加入していますが、参加するための条件を決めています。
「ポジティブで楽しく」のベクトルに合わないコミュニティは、加入してもすぐに抜けています。ネガティブな雰囲気があるコミュニティや楽しそうではないコミュニティは抜けています。また、この後見ていきますが、参入障壁が高いコミュニティ、支配者とそのイエスマンのコミュニティも、それだとわかったらすぐに抜けています。
良いコミュニティの条件
先ほども見たように、付き合ったほうがいいコミュニティは「ポジティブ・楽しい」雰囲気のあるコミュニティです。
では、この「ポジティブ・楽しい」雰囲気が出ているコミュニティの条件とは何でしょうか?
それは、「心理的安全性が確保されていること」です。これが「ポジティブ・楽しい」の前提であり、付き合ったほうがいいコミュニティの条件になります。
もちろん、これは人でも同様です。つまり、付き合ったほうがいい人は心理的安全性が確保されていることが条件になります。心理的安全性が確保できている人なら、ほぼ「ポジティブ・楽しい」雰囲気があります。逆に否定や批判をしてくる人は心理的安全性が確保できませんが、こういう人は「ポジティブ・楽しい」を満たしませんよね。
ただし、「心理的安全性が確保されていることが特徴です」と言っているコミュニティに限って、以下にあるように特定のメンバーどうしで固まってしまい、派閥のようなものができてしまうケースがあります。こうなるとコミュニティの外にいる人はもちろん、コミュニティの中だけど派閥に入っていない人も(実質的に)排除することになってしまいます。これは「ポジティブ・楽しい」雰囲気とは異なります。
付き合わないほうがいいコミュニティ
みなさんも人脈・ネットワーク構築や案件の獲得目的で研究会や勉強会などのコミュニティに加入する(している)と思います。しかし、先ほども見たように、ネガティブな雰囲気があるコミュニティや楽しそうではないコミュニティは参加しないほうがいいです。当然、前提条件である心理的安全性はありません。また、以下のコミュニティも参加しないほうがいいです。それだとわかったらすぐに抜けたほうが診断士のキャリア的に無難です。
①特定のメンバーだけで組織文化的に参入障壁を作っていて新人が入りにくいコミュニティ
こういうコミュニティは、形式的には新人歓迎イベントがあっても、中身としては既存メンバー同士だけで話したり身内ノリ・キツい冗談ばかり言ったりして新人がアウェー感・疎外感を抱いてしまい、なかなか溶け込めません。
既存メンバーは「新人なら自分から先輩に話しかけてコミュニティに溶け込め」という意識の人ばかりで、新人に話しかけて輪の中に引き込んでくれるキューピット的な人がいません。だから新人が入っても居心地が悪くてすぐに抜け、気づけばいつまでも特定のメンバーのまま、というオチになります。
②絶対的な支配者とそのイエスマンしかいないコミュニティ
絶対的な支配者(王様気分の人)が一人いて、その人が何でも決めてしまうか、決めるのはメンバーができても支配者の鶴の一声で変わってしまうコミュニティは危険です。
こういうコミュニティは、支配者に嫌われたら終わりだから、メンバーはみんな支配者の顔色を伺いながら過ごしてしまいます。だからイベントや飲み会などでメンバー間では楽しそうなことをしていても、それは表面上であって心から楽しめていないのです。
もちろん、こういうコミュニティにいても心からポジティブな気持ちにはなれませんし、他のメンバーへの敬意や感謝の気持ちを示しにくくなります。支配者のことが常に頭の片隅にあるせいで中途半端になってしまうのです。そのため、あなただけでなく、他のメンバーも心に引っ掛かりがあって居心地に違和感を抱いています。
でも支配者に恩がある、他の人も抜けていないから自分だけ抜けるのは気が引ける、他の人との関係性もある、このコミュニティを抜けると他にコミュニティがないから孤独になってしまう、現状維持バイアスがあるなどの理由でコミュニティを抜けられないのです。
こういうコミュニティで居心地が悪いと思ったら、すぐに抜けたほうがいいです。心から「ポジティブで楽しい」を実践したいなら、そういうコミュニティとは離れたほうがいいと思います。他のコミュニティで積極性を出して活躍したほうがはるかに有意義です。少なくとも僕はそうしています。
絶対的な支配者とその人のイエスマンだけのコミュニティ以外にも、王様気分の人、支配者気質の人、「俺の意見に従わない奴は気に食わない」という態度が見える人からは離れたほうがいいです。パワハラ・モラハラをされるのがオチなので。関係性を確保していてメリットはありません。そのコミュニティや人への義理よりも、あなたの診断士キャリアのほうが大切です。なので、あなたからとっとと離れてしまいましょう。
③体育会系のノリのコミュニティ
これは人によりますが、少なくとも僕は体育会系のノリのコミュニティだとわかったら抜けるようにしています。そういうのは嫌なので。大学のサークルのようなノリのコミュニティは、社会経験が長くなった僕には(他の人もでしょうが)ついていけません。
体育会系のノリも令和の若者には通用しません。最近は見なくなりましたが、暴力的なイジリや飲み会での一気飲み強要、ハラスメントが典型例ですね。このようなものは最近は厳しくなりましたから、それをやっている時点で他の人からは信用されなくなります。もちろん謙虚さなどありません。
ちなみに、診断士は非体育会系の人が多い印象ですね。体育会系の人もいますが、そういう人が飲み会などで体育会系のノリを出してしまうと拒否られて孤立する(体育会系のメンバーどうしで固まる)ことが多いです。
もちろん、体育会系でも世渡り上手の人なら飲み会では体育会系のノリを出さずに過ごします。活躍されている診断士は非体育会系の人が多いですし、仮に学生時代に体育会系の環境で育っていても診断士のコミュニティでは体育会系のノリや内輪ノリは出さないですね。
コミュニティにはキューピット役が必要
本当に居心地の良いコミュニティなら、新人を温かく迎えてくれます。
歓迎力があるメンバーがコミュニティにいて、その人が新規メンバーを馴染ませる担当になることで、参入障壁を低くしています。
また、リーダーはいてもリーダーが絶対的な権力者や支配者にはなっていません。リーダーはあくまで形式的なものであり、各メンバーに敬意をもち、各メンバーの意見や行動を尊重しています。誰かが何かやったら、満足できないものでもきちんと感謝の気持ちを伝え、内容に理解を示してくれます。
もちろんリーダーの他に先輩でも同じです。居心地の良いコミュニティなら、先輩は後輩を温かく迎えてくれますし、後輩への敬意をもっていて後輩の意見や行動を尊重しています。
ちなみに、僕はコミュニティに新人メンバーが入ってきたときに、新人メンバーに積極的に声をかけ、新人メンバーどうしをつないだり、既存メンバーに新人メンバーが話せるように促したりしています。そうして新人メンバーが安心してそのコミュニティに入ることのできる「キューピット」的な役割が得意です。こういう「キューピット」がいるコミュニティだと新人メンバーも継続してそのコミュニティに参加しやすくなります。そのため、私が新人メンバーのムードメーカーやキューピット役になりやすいです。

やはり新人メンバーに積極的に話しかけてくれる人は必要です
今回は付き合ったほうがいい人・コミュニティについて見ていきました。
今回もありがとうございました。