みなさん、こんにちは。

今回は積極性について見ていきます。

前回も見たように、乗り物好きの方や交通手段に詳しい方はフットワークが軽くなりやすく、フットワークが軽い人は積極性をもちやすいです。

しかし、もちろんですがそうでない人も積極性はもてます。

ですが、診断士で言う「積極性」はちょっと気をつけておくべきポイントがあります。

それでは、今回もよろしくお願いします。

第1段階:重い腰を上げられるようにする

「積極性」と言えば、多くの先輩が「とにかく行動」と言います。1に行動、2に行動、3も4も5も行動です

行動、行動、行動!

診断士として活躍したいなら、積極性は必要になります。これがあると「前を向いている人」と周囲に思ってもらいやすく、チャンスをもらいやすくなります。能力が足りなくても、自信がなくても、失敗してもいいから、積極的に参加してみることが重要です
具体的には、自分から動く、時間とお金は惜しまない、チャンスが来たら手を上げる、どんどん失敗する、あくなき向上心、このようなことが求められます。不安でもチャンスにはすぐ飛び乗りましょう

これができない人もいますので、まずは重い腰を上げられるようにしましょう。これができるようになることが第一段階です。

やったことがなくても大丈夫!

診断士の仕事と聞くと、「そんなもの、経験がないからいきなりはできないよ」とか「うまくやれる自信ないです」という意見が出てきそうですね。

しかし、そんなに難しく考える必要はありません。

基本的には先輩や他の人(前にやった人)のマネをすれば大丈夫です。また、診断士は大抵のものがマニュアル化されています。マニュアルに従えばできるようになっていることが多いです。マニュアルにないことやわからないことがあれば一人で何とかしようとせず他人に聞いたり途中で調べたりすれば問題ありません。私もそうしていますし、先輩からは怒られるどころかむしろ「そうやったほうがいい」と言われます。

診断士の仕事は、最終的に「わかっている」に帳尻を合わせることができればOKです。 消極的になる必要はありません。実力的に少しできないくらいのレベルのものなら、自信がなくても積極的にやってみましょう

失敗が怖いから躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。ですが、失敗をしても「失敗」として捉えるのではなく、柔軟に対応することで進化させて別に活用すればいいのです。失敗したらすべてを失うとか、リスクが大きいものでないなら、とにかく行動、即行動ですやってみてわかることも多いので、とりあえずやってみるのが重要です

いけそうなものがきたら、選択肢は「はい」か「イエス」か「喜んで」しかないですよ(笑)

積極性は「行動力」とも言えます。あくまで受け身・消極的ではなく能動的・積極的にいきましょう!

第2段階:間違った積極性は出さない

「積極性」と言っても、「やっていいもの」と「やってはまずいもの」があります。後者をやってしまうと、積極性の効果が半減してしまいます。それでは、「やってはまずい積極性」とは何でしょうか?

①目立ちたいだけの出しゃばりになること

積極と言っても「目立ちたいだけの出しゃばり」はNGです

みなさんの周りにもいませんか?会議やセミナーの際に空気を読まずに何でも発言して場の雰囲気を悪くしたり時間を延ばしたりする人や、何でも否定する人、自慢話や承認欲求丸出しの発言をする人って。

こういう人は相手への敬意などや謙虚さがなく、自分の言いたいことや都合・ペースが優先で、相手の事情や思いを配慮できない方です。だから会議やセミナーの際も他の人のことを考えずにやたらと前に出てきて自分の言いたいことだけを上から目線のドヤ顔でベラベラと言い、自分の承認欲求を満たすだけ満たしておいて周囲に迷惑をかけてしまい(時間が伸びる、質問できないなど)、嫌な印象をもたれてしまいます。

「オレが、オレが」と出しゃばってマウントを取りたがる人や承認欲求目的の自慢話を披露する人は、満足度や安心感・信頼、人脈や関係性強化にはつながりません。「失礼」と思われるので徐々に周囲の人が離れていくため、うまくいきません。診断士に必要な三大態度のうちの「謙虚さ」について、「並」ではなく「マイナス」なのでアウトです。

②無関連多角化をすること

診断士の世界で言う「積極」とは、「何でもかんでも手当たり次第に参加すること」ではありません。きちんと自分の強みを分析して自分が活躍できる軸を見つけ、必要に応じて関連多角化をしていきましょう

無関連多角化を行うと、リスクは分散されますが、経営資源も分散されます。診断士で言う経営資源とは、時間や労力のことです。あれもこれもやっていたら経営資源のキャパオーバーになってしまい、納期遅延やトラブルを引き起こしてしまうのはもちろん、メンタルを崩してしまいます

活躍している人は、無関連多角化の性質や自分のキャパをわかっています。そのため、貢献が中途半端になってしまう無関連な仕事(コミュニティやイベント)には参加しません。そして、関連多角化の範囲での仕事に絞っています。

例えば僕なら「講師・執筆・伴走支援」です。なので、ここで例えば「焼肉屋をやりませんか?」と誘われても無関連多角化になるので断ります。そんな案件など来ませんが(笑)

そして、関連多角化を含めたご自身の活躍できる範囲内で仕事などが来たら積極的に手を上げましょう。こういうのが「積極」です。そして、第1段階でも見たようにここで重い腰を上げられるか(=積極性を出せるか)どうかで診断士のキャリアに差がついていきます

関連多角化の範囲なら、仮に失敗しても実績とネットワークは作れます。なので、関連多角化の範囲内なら、言われたら引き受ける。断らない。「自信がないから無理」と思わない。多少の不備くらいなら大丈夫なので、自信をもってとりあえずやってみる。これが大事です。逆に断ると応援されなくなり、人脈やネットワークが少なくなります。

以上、今回は積極性について見ていきました。重い腰を上げられることが第1段階、目立ちたいだけの出しゃばりにならないことや無関連多角化をしないことが第2段階ということでした。

今回もありがとうございました。

著者

サトシ

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