みなさん、こんにちは。
今回から4回にかけて、前回見た積極性についてさらに詳しく見ていきます。
キャリア形成やブランド戦略においても積極性は重要になります。しかし、その積極性も間違えてしまうと問題が出てきます。
今回は1年目の方のあるある的な内容も出てきますので、よろしくお願いします。
1年目から差がつく
診断士になってよくあるのが、1年目に何も決めず、のんびりと過ごしてしまうことです。
これは非常にもったいないです。スタートシグナルが点灯しているのにスタートしないのと同じですから、後ろからスタートした人にどんどん抜かれてしまいますし、先頭グループからどんどん離されてしまいます。
僕は合格までに9年かかったので、その間にたくさんの合格者と、その合格者のその後の歩みを見てきました。その経験から言うと、活躍している人は1年目開始の時点で商工会議所や経営者とのつながりがある人か、そうでなくても1年目から活発的に動いている人です。 逆に1年目でのんびり過ごしている人は2年目以降も同様です。診断士合格が自己満足以外ほぼ無意味なものになってしまいます。

じゃあ1年目から活動的に動きます!
残念!それだけでは甘いです。
1年目から積極的に動いたとしても、受け身になっていてはまずいのです。しかし、そういう人が非常に多いです。
受け身になっている、周りに流されているのはNG
目的意識をもって自分から主体的に動くのではなく、先輩や他の診断士の様子を見て周囲の人に言われるがまま動いてしまう人がいます。確かに動いてはいますが、気づけば変な方向に行っていることがよくあります。ご自身に合わない方向性に動いても納得できないですよね。
やはり、「周囲に流される人、やらされている人」と「目的意識をもって能動的にやっている人」では大きな差がつきます。つまり、「よく動いているけど、誰かに言われたことをやっているだけ」ではなく、「よく動いていて、自分からやっている」こそが正しい積極性です。

例えば私が会社を辞めて独立しなさいと言ったら独立するの?
もしそれで独立するのなら危ないです
正しい積極性を見せる
診断士は積極性を見せないと何も起きません。待っていても仕事は来ません。活躍するためには自分から動かないといけません。協会などから勝手に「はい、あなたにこの案件をあげます」と仕事が来ることはありません。
僕はこれまでいくつか診断士としての仕事をしましたが、すべて「これをやりたい」と周囲に宣言して得た仕事か、募集案件が来て自分から応募して得た仕事です。
ボケーっと待っていて勝手に仕事が舞い込んでくることはありません。ボケーっとしていたら診断士がペーパー資格になってしまいます。
今の居心地が良いと思い現状で満足してしまったら、そこからは衰退していくだけです。「現状維持は衰退と同じ」と思っていただいてもいいです。
あるあるなのが、大企業勤務の方が今の給料などに満足してしまい、診断士として活動するモチベーションがわかないことです。もし、診断士として活動をしたいのなら、思い切って前に動いていきましょう。
自分から前に動いていかなければ成長はありません。自分から主体的・積極的に動いていけば、たとえ失敗しても経験値として蓄積され、成長につながります。どんどん積極性を出していきましょう!
例えば僕のようにブログやFacebookで毎日投稿するなんていかがですか?また、以下にあるように周囲の人に自分がやりたいことを宣言してみるのもいいですよ。これだけでも周囲の人に自分の存在が認知されやすくなりますので、仕事など声がかかりやすくなります。
自分から主体的・積極的に動いていくと言っても、目立ちたがりの出しゃばりにはならないように注意しましょう。こうなってしまうと周囲の人は離れていきます。診断士は他の人とのつながりから仕事をもらうことが多いため、目立ちたがりの出しゃばりと思われると大きなハンデを背負うことになります。
周囲にやりたいことを宣言してみる
Facebookでもいいですし、飲み会の場でもいいので、「僕はこれがやりたい」と周囲に宣言してみましょう。そして、募集案件が来たら(関連多角化の範囲内で)積極的に応募してみましょう。また、積極的に社外の人と会ってみましょう。ネットワークが広がるし、新たな視点を見つけたり刺激を受けたりしますよ。
副業禁止などで診断士としての活動ができない方も、診断士のコミュニティに入って人脈やネットワークを広げることはできると思います。それだけでもペーパー資格化は回避できます。

無関連多角化ではなく、関連多角化でいくことが正しい積極性です
予期不安
もしかすると、先が不安だから手を出しにくい方もいらっしゃると思います。
しかし、それは気にしないほうがいいです。
不安や心配事の96%は「予期不安」と言って実際には起こらない取り越し苦労のものになります。 不安や心配事が出てきたら「強気・ポジティブ・楽しい」の解釈で気にしない、受け流す、深追いしないようにしましょう。アリ地獄のように不安や心配事を膨らませてしまい、積極性を出せないのはもったいないです。
今回は能動的にいくことについて紹介いたしました。次回も「正しい積極性」のシリーズになります。
今回もありがとうございました。