みなさん、こんにちは。
今回は感謝のアンテナを鍛えるコツについて1つご提案いたします。
それでは、今回もよろしくお願いします。
コツとは
いきなり結論です。感謝のアンテナを鍛えるコツは、自分の身の回りの人の素晴らしい点を思い出すことです。
その人の素晴らしさを、実際に起きたポジティブなエピソード・出来事を含めて思い出してください。
できれば紙に書く(スマホのメモでもOK)、理想を言えばさらにそれを誰かに話すといいです。
ぜひ具体的なエピソード・出来事を思い出して、書いて、話してみてください
頭の中でその人のいいところを思い出すことも素晴らしいことなのですが、頭の中で考えていることというのは意外と混沌としています。それを紙やスマホのメモに書き出すと、その人のいいところが改めて整理されて見えてきます。
当たり前のことを思い出す
人間は「当たり前」のことだとなかなか感謝を感じられないものです。
みなさんの身近な人、例えば家族や会社の人にはなかなか感謝を感じられないものです。それは「いるのが当たり前」の人だからです。
そういう「いることが当たり前の人」だと、不満や足りないところばかり探してしまいます。
思い出すとしたら「あんな酷いことをされた。こんなこともされた。これは許せない」ということばかりではないですか?
先ほども述べましたとおり、身近な人についてのポジティブなエピソードや出来事を思い出してみてください。「あのとき、あんなことしてもらえたな。あれは嬉しかったな」という具体的なエピソードや出来事を探してみてください。
そういうポジティブなエピソードや出来事を思い出すと、その人に対する自分の表情や、かける声や声の調子が変わってきます。その結果、不思議なくらいその人との人間関係が良くなってきます。
実はあちこちにある
感謝の余地は、周りを見渡してみるとあちこちにあります。ものすごく身近なところに溢れています。本来なら誰もが見つけられて、相手に伝える(与える)ことができるものです。これがこまめにできる人は、それだけで魅力的な人になり、人としての器も大きくなりやすいです。
しかし、多くの人はそれを見過ごしています。当たり前すぎて気づいていません。当たり前だと思った瞬間に、感謝の余地は価値がなくなってしまいます。
だからこそ、感謝は多くの人が心の底では渇望しながら、圧倒的に流通量が少ないため、価値が高いものと言えます。
当たり前のことをほめられず、逆に当たり前ができないと怒鳴ったり威圧してきたりしたら、部下や後輩は萎縮してしまい、動きが硬くなってしまいます。言われたことも頭に入りませんし、消極的になってしまいますよね。
当たり前のこと、何も感じていないことにこそ、感謝やねぎらいの言葉をかける余地があります。
ほめられると承認欲求が満たされ、自己肯定感や自信がつき、積極的・前向き(意欲的)に取り組むようになりますが、これは当たり前のことや何も感じていないことに含まれていたりするのです。
当たり前や何も感じていないことこそ、ほめる。これでほめ達として差別化が図れます
知らない人にも有効
これは身の回りの人だけでなく、知らない人でも有効です。
例えば毎日のように荷物を運んでくれる運送会社の人や、毎日通勤や通学で当たり前のように利用している電車の運転士、車掌、駅員などの素晴らしい点を探して思い出すのもいいです。

最近は郵便の配達がすごく遅くなりました。速達やレターパックなら土日も配達してくれますが、普通郵便だと土日の配達はありません。
みなさんもAmazonで古本を注文したとき、なかなか届かなくてイライラしたことはないでしょうか?古本は基本的には日本郵便の普通郵便を使って配達するため、土日には届かないのです。
しかし、そんな郵便を届けてくれる郵便局員に対してポジティブな出来事を思い出してみてください。そうするとイライラから感謝に変わってきます。
当たり前のものだと感謝を感じない
先ほども述べましたが、人間は「当たり前」のことだとなかなか感謝を感じられないものです。
毎日当たり前のように荷物や郵便を運んでくれる運送会社や郵便局の人に感謝していますか?
毎日当たり前のように乗っている電車の運転士や車掌、駅員に感謝していますか?
していないと思います。それは「できているのが当たり前」だからです。
逆に、できていないときには不満が出てしまいます。
例えば荷物や郵便の配達が遅い、電車が遅れたときは文句を言うけど、定時に荷物や郵便が届いた、電車が着いたときには感謝なんかしませんよね。
でも、例えば年末年始で世間が休みのときにも、コンビニの食材の運送をしてくれる人、電車を運行してくれる運転士や車掌はいます。こういう人に感謝している人はいますでしょうか?
正月に実家でお餅やおせち料理を食べている間にも、荷物を運んだり電車を動かしたりしている人はいるのです。
だからこそ、そういう人にこそ感謝をする「べき」なのです。普段なら「べき」思考はNGとしていますが、これはあえて解禁します。
「当たり前」などない
この世の中に「当たり前」などないのです。そして、人間は普段だと当たり前のことへの感謝や、当たり前にいる人への感謝の気持ちをなかなかもたない。それに気づくようになると、感謝のアンテナがものすごく強化されます。
あなたにとっての「普通、当たり前、常識」は、普通でもないし、当たり前でもないし、常識でもないのです。
だからこそ、今回提示した「当たり前のこと」や「いることが当たり前の人」に対してポジティブなエピソードや出来事を意識的に探してみる必要があるのです。そしてそれがそのまま感謝できることにつながります。
普段当たり前の人に関して、「こんなことをしてもらったな。ありがたいな」ということを思い出してみてください。当たり前の人が自分にしてくれたポジティブなこと、「この人が自分にどんかことをしてくれたか」を思い出してみてください。
そうすると、意識の上になかったこと、忘れていたことが思い出されてきます。これをわかっていると、心の整え方もかなり違ってきますし、感謝の余地も見つかりやすくなります。
忘れていても思い出せる
人間の脳は怠け癖がある一方で、素晴らしく高性能です。普段なら意識の上に出てこないことや忘れているようなことでも、脳のデータベースにはきちんと入っています。
特にエピソード記憶(エピソードで覚えていること)は非常に長期間、記憶されます。
普段ならなかなか意識の上にはないこと、忘れているようなことかもしれません。
しかし、「良いことをしてもらったこと」を思い出してみると、「こんなことをしてもらったなぁ。ありがたいな」という具体的なエピソード、出来事が思い出されてきます。
普段は意識の上にないことかもしれませんが、改めて「思い出してみてください」と言われたら、「どんなことがあったかな」とエピソードで思い出してみると、忘れていたことが浮かび上がってきます。
情報システムで例えると、主記憶装置のRAMなら揮発性で電源を切ったら消えてしまいますが、補助記憶装置のROMなら不揮発性で電源を切っても消えませんよね。
普段の意識にあるものは主記憶装置なのでデータが消えています。しかし、脳の中には補助記憶装置があって、そこにはきちんとデータが残っています。そのため、命令を出して補助記憶装置からデータを主記憶装置に引っ張り出してきて、そこで意識の上に出すことができます。
価値ある存在がたくさん見つかる
何度も述べていますが、ポジティブなエピソードや出来事を思い出してみてください。運送や郵便の人、電車の運転士や車掌、駅員だけでなく、家族や会社の人(上司や先輩、同期の人、部下や後輩)に対しても、「そういえば前にこんなことをしてもらったな。あれはありがたかったな」というものを思い出してみてください。
こういうことを何人分も思い出してみると、自分の周りにダイヤの原石のような価値ある存在(=ほめることができること)がたくさんあることに気づきます。
そうすると、徐々に表情が仏様のような、本当に柔らかな良い表情になります。
口角や眉が上がっている人は「ポジティブで楽しい」雰囲気がありますが、これは自分の周りに価値ある存在がたくさんあることに気づいているからです
許せない人については教訓として活かす
もちろん、「こいつは絶対に許せない」とか「思い出すだけでトラウマが」というような人についてポジティブなエピソード・出来事を思い出す必要はありません。それをやるとメンタルの傷をえぐることになってしまいますので。
でも、その場合は教訓としてポジティブな価値を見出せばOKです。
僕はパワハラを受けたことが2回あります。そのせいでメンタルも崩しました。そのパワハラをした人に対して「こんなことをしてもらったな。ありがたかったな」というものはないことはありませんが、思い出したくないのが正直なところです。
でもそのおかげで「ブラック企業とはこういうもの」とか、ハラスメントに関する知識を得ることができて、診断士としての仕事にも活かせてますし、メンタルヘルスマネジメント検定・ハラスメントアドバイザーを取るきっかけになりました。
そういう意味では、感謝の気持ちはもてませんが、反面教師としての「価値」は見出せたと思っています。

《今日のほめフレーズ》
これは●●さんにこそぜひお任せしたい
今回は感謝のアンテナを鍛えるコツについてお送りしました。
ぜひ、ポジティブなエピソードや出来事を探して思い出してみてください。
今回もありがとうございました。