腹が立つということは・・

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みなさん、こんにちは。

みなさんも仕事やプライベートの人間関係、電車の中やカフェの中での他の人の言動をみてイライラしたことがあると思います。

このブログでは、イライラしないために精神的・時間的余裕をもつことや、適当力・最善主義のこと、リフレーミングによるポジティブ変換のことを述べていきましたが、今回はそれとはまた別の考え方を見ていきます。

これもほめ達認定講師養成講座で習った内容になります。

それでは、今回もよろしくお願いします。

ネガティブなことには反応しやすい

人間には防衛本能によるネガティビティバイアスがあります。

ネガティビティバイアスとは、人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に強く注意を向け、記憶に残りやすいという心理的な傾向のことです。
危険を回避するための生存本能が関係していると考えられ、良い点よりも悪い点に目が行ったり、辛い記憶が鮮明に残ったりする現象として現れ、人事評価や人間関係など様々な場面で影響を与えます

このネガティビティバイアスがあるため、人間は他人の不快な言動には反応しやすくなっていて、イライラしやすくなっているわけです

そして、他人の不快な言動などでイライラしていると、ネガティブ思考のアリ地獄が作用し、余計にイライラする、被害妄想でネガティブな考えがどんどん進むなど、感情がコントロールできなくなります
そうするとネガティブな出来事をポジティブに変換するのが難しくなります

これを避けるには?

で、当然ですが、こういう事態は避けたいですよね。

でも、そう上手くはいかないんですよね
理屈ではわかっていても、実際に不快な言動があるとイライラしてしまう。腹が立ってしまう。そして上記のように感情のコントロールが難しくなる
このような経験、何回もしていませんでしょうか?

「あぁ、そうか。感情が厄介なのか。じゃあ感情をなくせばいいんだ」と思うかもしれませんが、こちらもそう上手くはいきません

感情にはものすごいエネルギーがあるので、感情を止めようとしてもうまくいきません。悟りを開いた僧侶や仙人でさえ感情のコントロールは難しいとされています。
断食をするとその後で通常の何倍も食欲が出てしまうのと同じで、感情を押し殺そうとすると感情は2倍返し、3倍返しで膨れ上がります

そのため、「感情を消す」の方向ではなく、「感情とうまく付き合っていく」の方向での対処が求められます
特にイライラしたときなんかは先ほどのネガティビティバイアスがあるため、余計にそうです。

具体的には、イライラしたときにこそ、「今、自分はすごく感情が動いている」と感情を自分がまず認めることが必要です
これができると、イライラしてもすぐに感情を元に戻す(落ち着いた心境に戻す)ことができます

精神的余裕のある人は、感情が動かない、あるいは感情のない人かというと、そうではありません。
精神的余裕のある人は、感情は動くけれど、様々な経験や知識がある分、他の人よりも感情から解き放されて元に戻るスピードが速い人です。
悟りを開いた僧侶や仙人は、感情が動かないのではなく、感情が動いても瞬時に戻っているのです。だから他の人からすると感情が動かない、感情がない人のように見えるのです。

自分の感情を知る、客観的に把握することができて、そこが徐々にトレーニングできてくると、メタ認知ができてきます

「あ、俺今めちゃめちゃ腹が立っている」、「私、こんなことをされたら、こんなふうに腹が立つんだ」などと客観的に自分の感情を把握することができます。

また、感情を数値化するのもできるようになります
「今、10段階で8くらいまで怒っている」とか「12になった。針が振り切れて限界を超えた」などと把握できるようになれば、メタ認知がかなりのレベルになっています。

そうすると、心の整え方ができてきます
そして、落ち着いた心境で「その次のステップ」に進むことができます

もし自分の知り合いなら「じゃあ、どういう伝え方をすればいいのか」というふうに考えることができます。
また、電車の中やカフェの中にいる見知らぬ人なら、「じゃあ、どういう対応をすればいいのか」というふうに考えることができます

こうすることで、「イライラする」で止まっているのではなく、次にステップを進ませることができます

逆にこの事実を知らないと、「イライラする」で止まってしまいます。
ストレスがたまる人は「イライラする」で止まっているからです

これに気づくと、イライラする、腹が立つという気持ちについても、一段高いところから見ることができます

それについて、この後見ていきます。

腹が立つ=その人に向き合っている

ここで発想を変えてみましょう。
イライラする、腹が立つという気持ちがあるということは、「相手にちゃんと向き合っている」ということです

例えば仕事でミスをする部下、電車の中で迷惑行為をしている人などにイライラするとしたら、その相手に向き合っているのです。

「相手を意識している」というとネガティブな意味合いになってしまいますが、「相手にちゃんと向き合っている」だとポジティブに聞こえないでしょうか?

「ちゃんと向き合っている」と捉えることで、先ほど述べたように「じゃあ次のステップとして何ができるか」を意識できるようになります
つまり、知り合いならどう伝えるか、見ず知らずの人ならどう振る舞うかを考えることで、精神的余裕のある行動が取れるようになり、不快なこと(イライラすること、腹が立つこと)に対して落ち着いて処理できるようになります

これはよく勘違いされることなのですが、ほめ達は絶対に否定しないわけではありません
例えば、これを放っておくと周りに著しい損害を与えるような場合、大きなトラブルや事故につながる場合、明らかに失礼なことをした場合、倫理上まずい行動をした場合などには、否定することもあります。
また、相手を調子に乗らせないためにあえてネガティブなことを言うこともあります。すべて肯定のイエスマンのような者ではありません。

《今日のほめフレーズ》
●●さんに頼んで(任せて)よかったです!

今回は、イライラしたときに関する、意外な見方について見ていきました。

このような内容を知っているか知らないかで、心の整い方がかなり違ってきます
今回の記事でそのことに気づいていただく、そういうことを知っていただくことができたら幸いです。

今回もありがとうございました。