みなさん、こんにちは。
今回は「正しい積極性」シリーズの2回目ということで、「キャパオーバーになってはいけない」について見ていきます。
「そりゃ当たり前だろう」と思うかもしれませんが、積極性も行き過ぎるとキャパオーバーになってしまい、心身を崩してしまうことになります。今回はこうならないための方法をお送りします。
それでは、よろしくお願いします。
何でも手をつけてキャパオーバーになるのはNG
「積極」と言っても、行き過ぎてはいけません。何でもかんでも言われたことを引き受けてしまうと、キャパオーバーになってしまいます。はい、1年目の僕が7月にそうなりかけました(笑)このときは本当に心身ともにやばくて、メンタルをぶっ壊しました(汗)
キャパオーバーになると体調だけでなくメンタルも弱るため、何か不快なことが起きると一気にメンタルを崩してしまいます。僕もメンタルが回復するまで3ヶ月くらいかかりました。
そうなると大きなロスになりますから、事前に予防策を知っておくだけでも大きなロスをしなくなる分だけ有利になります。
自分のキャパを把握しておく
前回の記事で、「募集案件が来たら積極的に応募してみましょう」と述べましたが、「関連多角化の範囲内で」という制約があったと思います。
ご自身のキャパを把握せず、何でもかんでも手をつけるのは危険です。途中でキャパオーバーになり、時間が足りなくなることや、体調やメンタルを崩すことになります。
診断士の仕事では納期遅延は絶対NGです。また、他のメンバーにも迷惑をかけることになります。そのため、ご自身なりのキャパを把握しておく必要があります。
例えば平日の夜と土日はすべてできるのか、日曜日しかダメなのか、はたまた平日ならいつでも使えるけど土日はダメなのか、ご自身なりに診断士の業務に使える時間を分析し、ご自身が診断士の業務として抱えられるキャパを把握しましょう。
また、こういうときは操業度が下がる(上がる)など、ご自身の傾向を把握しておくことも有効です。例えば僕なら4つ以上の仕事を掛け持ちすると操業度が下がります。なので、これを把握しておくと「仕事の掛け持ちは3つまで。3つやっているときは手を上げない」という意思決定ができます。これで上記のような心身を壊すことや納期遅延によって他のメンバーに迷惑をかけることがなくなります。

逆に、僕なら新幹線の乗車中は操業度が上がる?(笑)
徐々に加速していこう!
診断士試験に合格されて、診断士のキャリアをスタートさせたみなさん、いきなり全開で走っていませんか?そうなるとキャパオーバーになってしまいます。
マラソン大会でスタートした瞬間に全速力で走り出す、目立ちたがりの素人や芸人っていますよね。必ず途中でバテて他の選手にどんどん抜かれているはずです。
こうならないように、徐々にギアを上げていきましょう。
マニュアル車で言うと、1速からいきなり3速に入れるのではなく、「1速→2速→3速」という順に入れていく感じですね。最初は様子を見ながら1速で走り出し、慣れてきたら2速に入れて加速し、診断士の業務の要領がわかったところで3速に入れて一気に加速していきましょう。
僕は診断士のキャリアをスタートした直後は1速で走り出していました。しかし、7月に実務補習が入って体調とメンタルを崩し、一気にペースが落ちてしまいました。慣れてきて2速に入れたみなさんとは異なり、私は1速のまま目一杯引っ張り続けていました。そしてペースが戻るまでに3ヶ月かかりました。ペースが戻ってからは3速で加速できるようになりましたが、ペースが落ちている間のキャリアは非効率なものになりました。
スタートから全開でいくような人は「1速で目一杯引っ張って(2速を使わず)3速に入れる」ようなことをしています。だから途中でキャパオーバーを起こしてバテてしまい加速がもたつき、スムーズに加速している他の人に抜かれてしまうのです。診断士としてのキャリアは長いです。ご自身のキャパの範囲内で無理なく加速していきましょう!
今回は正しい積極性のうち、キャパオーバーになってしまわないようにすることを見ていきました。
1年目の僕のような大きなロスをしないようにしていきましょう(笑)

でもメンタルを壊したことも今となってはいい経験だったので、それはそれで良しとしています。「雨降って地固まる」ですよ
それでは、今回もありがとうございました。