なんでそんなに偉そうなの?

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みなさん、こんにちは。

今回は、先日行われました衆議院議員選挙から、謙虚さの重要性について見ていきます。
政治色はなるべく出さない投稿にしていますので、よろしくお願いします。

とあるベテラン議員と若手議員

ある小選挙区で、謙虚さの重要性がこれでもかとわかるような戦いが行われました。

具体的な選挙区や候補者名を挙げるのは避けますが、政治のニュースに関心のある方なら「あいつのことか」とすぐにわかると思います。

ある選挙区では、ベテラン議員と若手議員の戦いが繰り広げられていました。

ベテラン議員はその選挙区が地元で、何回も当選をしている人で、党内でも役職を与えられるような議員でした。
その一方で、若手議員はまだ当選が1回。何年か前にその選挙区に移住するようになりましたが、まだまだ実績を積んでいるわけではありません。田舎なので、いわゆる「よそ者」でした。

小選挙区は立候補している人の中から1人しか当選できません。比例復活もあるのですが、これは小選挙区で負けた場合の保険のようなもので、かなり接戦にならないと復活当選できません。

普通に対決すれば、ベテラン議員が勝つのは目に見えていました。若手議員はほとんど新人のようなものですから、普通にやれば相手にすらなりません

しかし、この若手議員は数年前にこの地域に移住してから、予定が合わないとき以外は毎日朝に地元の駅や交差点などで辻立ち(地元の有権者に挨拶をすること)をしていました
対するベテラン議員は、党の役職としての仕事があるので、ほとんど地元に帰ることはありませんでした

選挙期間スタート

このような状態で衆議院議員選挙の選挙期間がスタートしました。
案の定、選挙期間スタート時の情勢調査では、ベテラン議員が若手議員を大きく引き離していました。具体的には7:3くらいの差でした

しかし、若手議員はほぼ毎日有権者に挨拶をする、一方でベテラン議員はほとんど地元に帰らない。この取り組みの影響がじわりじわりと出てきました

最初はベテラン議員と若手議員の差が7:3だったのが、選挙期間を数日経過した段階で6:4になってきたのです

どんどんボロが出る

6:4ではまだまだベテラン議員のほうが有利です。
しかし、このベテラン議員は選挙や地元の有権者に対して驕りがありました。「どうせ通る。地元の有権者は俺に投票する」というような思いがあったと思います

まず、自分が選挙の応援演説で全国を回っているアピールとして、休憩中の車の中での映像を動画として公開しました
その動画には足を組んでクリームパンを食べているシーンがありました。
これにより、ネットは炎上。選挙を戦う政治家とは思えない態度に、SNSはこのベテラン議員を批判する投稿が相次ぎました

次に、応援演説でポケットに手を入れながら話しているシーンが動画や写真で公開されてしまいました
今回の衆議院議員選挙は真冬に行われたため、寒かったのだと思います。しかし、ポケットに手を入れて演説をする姿はさらにネットの炎上、SNSでの批判を大きなものにしました

そんな炎上やSNSでの批判が続いたため、このベテラン議員はとある応援演説で逆ギレしてしまい、「バカヤロー」と言ってしまったのです。有権者を「バカヤロー」呼ばわりしたことで、さすがに一部のマスコミも報道するようになりました。マスコミに報道されたことにより、ネットを見ない高齢者にもベテラン議員の不祥事が知れ渡ることになりました。もちろんネットの世界はものすごい炎上騒ぎになりました

この頃には、情勢調査でもベテラン議員と若手議員の差はなくなっていました(5:5になっていました)

さすがにまずいと思ったのか、ベテラン議員は本来なら選挙期間中は地元には戻らない予定でしたが、選挙期間のラスト2日で急遽地元に戻って有権者にアピールを始めたのです

しかし、そこでもまた騒ぎが。なんと、このピンチを受けて「私に投票しないならどうぞ勝手にしてください。その代わり、世の中どうなっても知りませんよ」などと恫喝したのです

これがトドメの一撃でした。選挙期間ラスト2日で、若手議員が完全にベテラン議員を追い抜いてしまいました

若手議員は毎日地元で有権者ひとりひとりにアピール。もちろん党の重鎮からの応援演説も受けながらでしたが、ひとりひとりに毎日アピールしている姿に、有権者は次第に心を惹かれていきました

一方でベテラン議員は、議員らしくない大きな態度と「バカヤロー」、「どうなっても知らねーぞ」の恫喝。
完全に地元の有権者を敵に回してしまいました

投票日の2日前になってようやく有権者に「助けてください」と情に訴えてきましたが、時すでに遅し。熱心な支援者や組織票を入れる人以外、誰も振り向かなくなりました。

政治の世界では「助けてください」は落ちるフラグです。本来、有権者としっかり向き合っている人なら「助けてください」と言わないからです。

選挙の結果

迎えた選挙当日。この段階ではもう若手議員がベテラン議員をある程度リードした状態でした

そして夜8時、選挙が締め切られた瞬間に若手議員に当選確実(当確)が出たのです。接戦なら夜の10時くらいか、下手をすると日付を跨いでから当確が出ます。しかし、この選挙区の戦いは8時になった瞬間に終わってしまったのです

結果はダブルスコアでの大勝でした。若手議員が70%近くの得票を得ての圧勝でした
ベテラン議員は大敗だったため、比例復活も叶わずに落選となりました。

選挙後も炎上

ところが、このベテラン議員の炎上はまだ収まっていませんでした

なんと、落選後の会見で「有権者が悪い、SNSで悪く言った人のせい」などと言い始めたのです。
そして、SNSで自分のことを悪く言った人に対しては訴訟をチラつかせることまでしたのです。

もちろんこれも大炎上。最初から最後まで炎上続きのベテラン議員でした

診断士にも言える

今回のベテラン議員の例。これはまさに謙虚さがない政治家の典型ですよね。

ところが、診断士でもこのようなことがあります。
人の話を聞いているときにポケットに手を入れている、相手を見て話を聞かない、腕組みしながら聞いている、後輩相手だからとタメ口で話しているようなことってありませんか?

残念ながら、こういう診断士を何人か見ていきました。聞いている姿勢や態度が悪いと、上から目線や偉そうな雰囲気が出てしまいます

今回は衆議院議員選挙で炎上したベテラン議員から、謙虚さの重要性をお送りしました。

今回もありがとうございました。