みなさん、こんにちは。
今回からはキャリア分析についてみていきます。
まずはみなさん大好きな「強み」に関する内容です。
それでは、今回もよろしくお願いします。
強みを見つけよう!
診断士のキャリア分析やブランド確立のために最も重要なのが強み分析になります。これをやらないとどうやって診断士の活動をしていくかの指針や方向性が定まらないため、自分から動けません。また、間違った方向性に進んだり、キャパオーバーになったりしてしまいます。
僕のオススメですが、「強みノート」はかなり使えるツールだと思います。もちろん、ご自身なりに本やアプリなどで強み分析をされてもOKです。何を使ってもいいので、ご自身なりの強みを見つけてみましょう。
強み分析のコツ
「強みを見つけよう」と言われても、なかなか難しいですよね。中には「私には強みと呼べるものなんてありませんよ」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。
しかしご安心ください。誰にも必ず何かしらの強みはあります。そして、ご自身の強みを把握し、他人に対してスラスラと言える人は診断士として有利になります。

誰にも必ず何かしらの強みがあるからこそ、誰に対しても敬意を払うのです
強み分析のコツは、当たり前すぎること・些細なことでも強みとして認識することです。
また、リフレーミングによって言い方を変えることで強みにすることもできます。「繊細」なら「人の心境の変化にすぐ気づく」などですね。これは実際に企業でも行われています。例えば「建物の内装がボロい」を「昭和レトロ」と置き換えて売りにしている企業もあります。
さらに、他人からのフィードバックも有効です。強みやキャリアの分析についてはセミナーや勉強会が開かれていることが多いです。そういうものに参加し、他の人とグループになってお互いに書いた強みを見せ合いフィードバックをもらうのもいいですね。
それから、強みの真因まで分析すると自分の根底にある価値観やさらに大きな強みが見つかってきます。
サトシの強み
参考までに、僕の強みを公開いたします。強み分析の加減の参考にもなるかと思います。

些細なものでも、くだらないものでも、何でもOKです。強み分析をきちんとするとこれくらいの数の強みが出てきます。後で絞り込む作業をしますが、とりあえずこの段階では「数」を優先してどんどん出していきましょう。
相手に対して有益なものが真の強み
みなさんも薄々感じていらっしゃると思いますが、強みの中には「相手に対して有益なもの(価値提供できるもの)」もあれば、「相手に対して有益とは言えないもの(価値提供できないもの)」もあります。前者のものを強みとして活用すれば相手に利益や便益をもたらしますので、戦略的に意味のあることになりますが、後者のものを強みとして活用しても相手は喜びませんので戦略的には意味がないことになります。
例えば僕なら上記のように「印象に残りやすい」という強みがあります。しかし、これって他人の役に立つでしょうか?僕のことを認識しても、その相手からするとそれが役に立つわけではありません。
一方で、僕には「ほめ達」という強みがあります。そして、僕がその相手に対してほめることにより、相手はモチベーションを上げることができます。これならその相手の役に立っていますよね。
つまり、同じ「強み」でも、「ほめ達」は真の強みになりますが、「印象に残りやすい」は真の強みではないことになります。
ここで、後者のような真の強みではないものをそぎ落としていきましょう。
サトシの真の強み
僕の真の強みは、以下のようになります(①・②の番号は各系統の中でグループ分けしたものです)。
A.勉強・受験系:①診断士7科目の知識の質の高さ、②受験ノウハウ・経験+合格まで9年かかった苦労+診断士試験や様々な受験に関する知識やノウハウ
B.専門スキル系:①コーチングスキル(伴走支援スキル)+カウンセリングスキル、②中小企業白書横断的な知識+中小・小規模企業の事情把握+優良改善事例の知識、③鉄道や日本地理の知識・ノウハウ
C.コミュ力・メンタル系:①他の人とつなぎ合わせるキューピット力+新人メンバーの歓迎力、②双方向コミュ力(人と話す、人の話を聴く)+チームの盛り上げ役、良いムード、風通しの良さ+話しやすい雰囲気、親しみやすいオーラ、 感じの良さ(安心感・信頼・満足に繋がりやすい)+モチベーション向上(ほめ達、動く組織活性化)、③メンタル系(ポジティブ・強気・楽しい)
D.積極系:①日本全国に渡る人脈の広さ(ネットワーク力、取材の学校のネットワーク)、顔の広さ+発信力、②執筆などアウトプットのスピードの速さ
ここではCにあった「鉄道や日本地理の知識・ノウハウ」をBの専門スキル系にもってきています。こうすることで単なるオタク(鉄オタ)ではなく、「価値を提供できるもの」に変わります。
もちろんここでそぎ落としたものでも、「真の強みにはならないけど活用したほうがいいもの」もあります。例えば僕なら「フットワークの軽さ」は絶対に活用したほうがいいですよね。実際に多くの方から「フットワークの軽さ」について言われています(ほめられています)ので、これを活用しない手はないです。
ただ、この真の強みは1つずつでは弱いです。「1本の矢なら折れるけど3本の矢なら折れない」というように、真の強みを複数組み合わせることで差別化につなげていく必要があります。
そちらについては次回の記事に回したいと思います。
今回もありがとうございました。