無関連→関連多角化

診断士活動(コミュニティ)

みなさん、こんにちは。

今回は診断士1・2年目のキャリア路線の目安についてご紹介します。

それでは、今回もよろしくお願いします。

関連・無関連多角化のおさらい

関連多角化や無関連多角化は企業経営理論の戦略論で出てきましたので、概要だけ説明いたします。

関連多角化は、強みの多重利用ができ、シナジー効果が生じます。時間や労力といった経営資源の分散も避けられます。専門性も構築しやすく、高付加価値化、差別化や競争優位にもつながりやすいです。ただし、特定の路線だけを突っ走るのでリスクは軽減できません。

一方で無関連多角化は、複数の路線を歩むためリスクの分散は計れます。しかし、経営資源も分散してしまいますし、シナジー効果も生じません。専門性も構築しにくいので高付加価値化、差別化や競争優位にもつながりにくいです。

これが診断士としてのキャリア路線にも影響してきます。

1年目:ある程度は無関連多角化

ここからは実際に診断士1・2年目のキャリア路線の目安についてお送りしていきます。

1年目は、関連多角化でいけるのが理想なのですが、無関連多角化でもやむなしだと思います。つまり、あちこちに顔を出してもいいと思います。

1年目なら診断士の業界の雰囲気も風習もわかりませんし、自分が診断士として何をどうやっていけばいいかもわかりません。なので、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」ではありませんが、ある程度なら無関連多角化でいって、自分の興味のある分野を見つけてみてもいいと思います。

また、あちこち顔を出していればその分だけ人脈やネットワークは間違いなく広がります。1年目は人脈・ネットワーク作りが最大のポイントになりますので、無関連多角化のほうがそれを達成しやすいです
実際、僕もタキプロでは、普通の人は1〜2つの班しかやらないところ、ブログ班、勉強会班(大阪、名古屋、zoom)、セミナー班、メディア班(YouTube)など様々な班に関わっていたため、タキプロの中では最も人脈・ネットワークを確保することができたと思います。一発合格道場を含めると、北海道から九州まで診断士の人脈・ネットワークを確保することができました

無関連多角化の注意点

ただし、無関連多角化と言っても「ある程度なら」ですやりすぎると時間や労力を使いすぎて本業やプライベートに悪影響を及ぼしますし、自分にとって明らかに興味がないものにまで参加する必要はありません。「これはつまらないな」と思ったら躊躇なく抜けていいです。

無関連多角化は時間や労力などの経営資源も分散させます。本業やプライベートの時間が取られるほど無関連多角化をしていたら身がもちません

僕の知り合いの診断士で、週5回診断士の研究会やイベント(+その後に懇親会)に参加しているという方がいますが、どう考えても乱発させすぎですし、懇親会のしすぎでいわゆる「ビール腹」になってしまっています。独身か結婚しているかは聞いていませんが、結婚しているなら家庭を犠牲にしていますし、独身でも健康や時間を犠牲にしています。

僕が受験生の頃、予備校の講師が雑談で「合格したら1年目はとにかく1つでも多くのコミュニティやイベントに参加してください。受験生相手に合格自慢しているのはもったいないです」と言っていました。
それはきっとこの無関連多角化のことを言っていたのでしょうが、それは本業やプライベートに悪影響を及ぼすくらいやれという意味ではないと思います。

1年目後半から2年目:キャリア分析

1年目後半から2年目にかけてキャリア分析をしていき、(これは3年目以降でもいいですが必要なら)その足がかりになる資格や免許を取っていきます
特に2年目はキャリア路線を見出すことが最大のポイントになってきます
ここを疎かにすると、「代わりはいくらでもいる」診断士になってしまいますので、診断士として活躍できる可能性が急激に少なくなります

僕も2年目の8月に「四国キャリア分析合宿」をして、いくつかのキャリアの路線を見出しました
こちらに関しては以前の記事にたっぷり掲載していますので、そちらをご覧いただけたらと思います。
さらに、今では3つにまで絞りました。

・「診断士×ほめ達(認定講師)×ハラスメントアドバイザー」として、組織コンサル
・中小企業経営政策の講師として、白書のビジネス
・交通系診断士として、まちづくりや地域支援

ここで注目していただきたいのが、ほめ達認定講師ハラスメントアドバイザーです。前者は2年目後半に取得しました(ほめ達認定講師を取得するための養成講座については、5月にたっぷりご紹介します)。後者は3年目前半には取得したいと思っています。このように、進んでいくキャリアの足がかりになる資格や免許を取っていきます。

2年目:関連多角化

2年目は、徐々に関連多角化にシフトしていきます

イメージは、付き合っていくコミュニティ徐々に整理していく感じです。5Sでもありますよね。キャリア路線に必要なものだけ残し、不要なものは切り離します。

僕も1年目はいくつ掛け持ちしたかわからないほどでした。「ん?この連絡はあのコミュニティのやつで、こっちの連絡はどっちのだっけ?」のように、混乱することもありました。
それを2年目も引き継ぐのももったいないですよね。なぜなら、1年目はまだ診断士の業界の雰囲気も風習もわかりませんし、自分が診断士として何をどうやっていけばいいかもわからないからです。しかし、1年間やってみて、これらもつかめてきたと思いますので、そろそろいらないものは抜けていきましょう

僕なら先ほども出したように

・「診断士×ほめ達(認定講師)×ハラスメントアドバイザー」として、組織コンサル
・中小企業経営政策の講師として、白書のビジネス
・交通系診断士として、まちづくりや地域支援

ということなので、ほめ達、ハラスメント系、中小企業経営政策系、講師系、交通系、まちづくり系、地域支援系以外のものは抜けていきました。例えば管理会計の研究会に所属していましたが、こちらは1年目の途中で抜けました。また、新人歓迎の人脈確保目的のコミュニティも2年目から3年目に切り替わるタイミングで抜けました。

一発合格道場、タキプロのような受験生支援コミュニティは期間が1年だけです。2年目以降は強制的に抜けることになります。
また、基本的には新人向けの人脈確保コミュニティも期間は1年だけですので、こちらも1年経過したら強制的に抜けることになります。

もちろん、抜けたコミュニティで得た経験は実際の経験、実績として残りますので、それを関連多角化のコミュニティやキャリアの路線でアピールしてそこで仕事を取ることもできます。また、そのコミュニティで得た人脈やネットワークは今後も活かすことができます
けんか別れではないので、人脈やネットワーク、仕事にはぜひ繋げていただけたらと思います。

逆に、キャリアの路線に合っているものなら新たなコミュニティに入るのもOKです。2年目以降は削減方向だけにいくとは限りません。

今回は診断士1・2年目の歩み方の目安についてお送りしました。

今回もありがとうございました。